ソーダストリームを2年以上使ってみた感想と使用感をレビューする

自宅で炭酸水が作れる「炭酸水メーカー」なるものを購入してから、早2年以上が経過しました。ソーダストリームを購入してからというもの、これまでの炭酸水ライフが激変したことは言うまでもありません。

まず、好きな時に好きな量だけ好きな強度の炭酸水が作れるというのは、非常に画期的なことです。これは炭酸水が好きで愛飲している人には、ぜひ実感してほしいですね。

私が購入した炭酸水メーカーは『ソーダストリーム Genesis スターターキット』ですが、ここで改めて使用感をレビューしたいと思います。

もし「ソーダストリームの購入を検討している」という人がいたら、宜しければ参考にしてみてください。

※以下で「ソーダストリームの~」という場合は、Genesis スターターキットを指します。ソーダストリームには数種類のグレードが用意されているため、上位商品だと該当しない場合がある点については、ご了承ください。

目次

まだ箱買いで消耗してるの?

あ、先に言っておきますが、私も未だに箱買いはしています。珍しいフレーバーの商品だったり、たまには「〇〇が飲みたいな~」とかはあるので、なにも全てをソーダストリームで作っているわけではありません。

ただ、炭酸水ライフの幅を広げるという意味でも、炭酸水メーカーの利点を知らないのは「勿体ない!」の一言に尽きると思うんですよね。

特にお酒のソーダ割りを飲む人や、炭酸水を美容にも取り入れていきたいと考えている人には、文句無しにおすすめです。

あと「市販されている炭酸水よりも炭酸レベルの強いものが飲みたい」という人にも、絶対的におすすめします。

 

ソーダストリーム購入の経緯

きっかけはダイエット

そもそものキッカケは、ダイエットをするのに炭酸水が有効だと聞いたからです。満腹感が得られますし、ジュースを飲むより全然いいじゃないですか?

それで毎回スーパーで500mlの物を購入していたんですけど、ペットボトルゴミに悩まされるようになりまして・・・。

そこで調べてたら、リーズナブルな炭酸水メーカーが多数登場していることを知り、購入に踏み切りました。

参考好きなだけ食べても痩せられる!?知って得する炭酸水の極意

 

炭酸水メーカーの種類

私が購入した当初は「ソーダストリーム」「ツイスパソーダ」「ソーダスパークル」などが有名で、ソーダストリーム以外の2つは本体が10000円以下で安く買えるという状況でした。

ここでソーダストリームを購入する決め手となったのが、カートリッジの有無です。

ソーダストリームはガスシリンダー1本で炭酸水を作るのに対し、他の製品はカートリッジ1つで1回ずつ炭酸水を作るというものなので、せっかくペットボトルごみが減るのにカートリッジ分のゴミが出てしまうというのが、あまり気に入らなかったんですよね。

※先日、ガスシリンダーを購入しに行った際には、店頭にdrinkmateという炭酸水メーカーが置いてあり、こちらはなかなか良さそうでしたよ。現時点では、Amazonでの取り扱いは無さそうです。

 

 

ソーダストリームのメリット

ゴミが出ない

普通の水であれば2リットル単位で大量に購入できますし、ペットボトル自体も非常に柔らかいものが多い(いろはすみたいなやつ)ので、ゴミもそこまで気にならないという人も多いのではないでしょうか。

これが炭酸水ともなると、炭酸が抜けてしまう可能性なども考えて500ml単位になってしまったり、炭酸の強さに耐えられるだけのペットボトルになるので固くて潰れにくいということから、ペットボトルごみが大量に出てしまうという悩みが生まれてしまいます。

炭酸水メーカーで自作すると、このようなゴミ問題から一気に解放されるんですよ。今やゴミ袋にもお金がかかる時代ですし、色んな意味でエコなのでオススメです。

 

炭酸水の強度が調整可能

市販されている炭酸飲料には、強炭酸と謳っていても「どこが強炭酸なのかわからない」という商品がありませんか?

具体的な商品名を挙げることはしませんが、個人的に「これで強炭酸と記述するのは詐欺じゃないか?」と思うものも幾つか存在しています。

自分の好みとしっかりマッチしている銘柄が存在している人であればいいですが、中には「市販されている炭酸水よりも強炭酸のものが飲みたい!」という人もいることでしょう。そんな時に炭酸水メーカーであれば、自分の好み通りの強さで炭酸水を作ることが可能です。

口の中でパチパチほとばしるレベルのものを作ることも可能ですし(限度はあります)、そのさじ加減も自分次第なので、その日の気分に合わせて作れるというのが大きな魅力ですね。

 

好みの炭酸水を更に強くすることも可能

ソーダストリームはジュースに炭酸を加えることはできませんが、上記のようなフレーバーのみの炭酸水であれば、問題なく炭酸を足すことが可能です。

ウィルキンソンのオレンジフレーバーは個人的に大好きな炭酸水の1つで、こいつを更に強炭酸へと進化させて飲むのが大好きなんですよ。ウィルキンソンはただでさえ炭酸が強いんですけど、更に炭酸を追加することで完成する「ほとばしる刺激」がたまりません。

レモンフレーバーなどでも「もうちょっと炭酸が強ければなぁ・・・」と思う商品ってありませんか?それらも自分の思い通りに調整できるようになりますよ。

参考【最新】知らなきゃ損!!オススメの炭酸水(フレーバー付)ランキング

 

電気が不要

ソーダストリームに限らないことですが、基本的に炭酸水メーカーは電源を必要としていません(ソーダストリームはガスシリンダーを使用、ツイスパソーダはカートリッジを使用)。

私は炭酸水メーカーをキッチン周りに置いているのですが、ここに電気配線を持ってこなくていいという部分は地味に嬉しいです。

コンセントプラグなんかが水回りにあると漏電の危険性などもありますし、例え乾電池であってもあまり気持ちのいいものではありませんよね。

 

ソーダストリームのデメリット

炭酸の注入口(白い棒)がむきだし

本機は専用ペットボトルを回しながらねじ込んでセットし、赤丸で囲んだ部分から炭酸ガスを注入することで、炭酸水が作られるという仕組みです。

ねじ込む部分もそうですが、白い部分の先端は炭酸水に触れることになりますから、衛生面は非常に気になるんですよね。「これ、なんとかならなかったのかなぁ~」って、つくづく思いました。

例えば、別メーカーのdrinkmateから販売されている炭酸水メーカーの場合は、ノズル部分の丸洗いが可能なので、衛生的には安心できると思います。ノズル部分だけの別売りもしているようで、年数が経ったらそこだけ交換するということも可能です。

ちなみに私の場合は、安全面の信頼ができるアルコール(パストリーゼがオススメ)で除菌することを習慣化しています。例えノズル部分が洗えたとしても除菌はしていたので、そこまで大きなデメリットではありませんが、できたら取り外しできた方が嬉しかったですね。

 

本体下部の手入れが難しい

どういう理屈でこのようにコースターっぽくなっているのかはわかりませんが、この銀色の部分がとにかく掃除しにくいです。外せるわけでもなければ、変にパタパタするのでハッキリ言って邪魔なんですよね。

実際、ペットボトルを装着している時は宙に浮いている状態になりますので、ここに何かを置くということはほとんどありません。置いているだけでホコリが溜まってしまうので、脱着可能にするか、何なら撤去しても問題ないと思うんですよ。

ちなみにこれはジェネシス特有のものみたいなので、上位グレードの商品は形状が違いますから、この手の悩みは無いものと思われます。手作りのカバーを掛けてもいいでしょう。

個人的にもそこまで大きな不満ではありませんが、メリットばっかり書くと何だか胡散臭いのでなんとかデメリットを捻り出したというカタチですので、あまり気にしないでください(笑)

 

ガスシリンダーの購入が面倒

ガスシリンダーは、基本的に物々交換で新しいものを購入することになります。私は近所のケーズデンキにて購入していますが、毎回「名前・住所・電話番号」を書かされるんですけど、これが地味に手間です。

そんなに頻繁に購入するものではありませんが、バイトの店員さんなんかだと慣れていないのか、逆にこちらから「なぜ古いガスシリンダーを持ち込んでいるのか」等の説明をしたこともありました。

ちなみに古いガスシリンダーを渡さずに新しい物を購入することもできますが、下取りというシステムになっているため、古い物を持って行った方が断然価格が安くなります。

 

ジュースに炭酸を足すことは不可

(動画はfate loreley様 「ソーダストリームで100%ジュースに炭酸を加えるとこうなる」というイイ例です)

ソーダストリームでできるのは「水に炭酸を足す」「炭酸水に炭酸を足す」などの行為のみで、市販されているジュースに炭酸を足したりする行為はできません(無糖のフレーバー付きのものであれば大丈夫でした)。

例えば「買ったコーラの炭酸が抜けてきたから足したい」というような使い方をしたい場合は、ツイスパソーダの方がいいでしょう。

 

ランニングコストに関する注意事項

メーカーでは「炭酸水500mlあたり〇〇円で作れます!」という謳い文句で大々的にアピールしていますが、実際にはアテになりません。というのも、どの程度の炭酸水を作るかによって大きく変わってくるからです。

微炭酸を作る人とはじけるレベルの強炭酸を作る人が、同じランニングコストなわけないですよね?なので、メーカーが言う「1杯〇〇円」は参考程度にしておきましょう。

ちなみに私の場合は、ガスシリンダー1本で60L作れるという公式発表に対し、約半分の30L程度の炭酸水しか作れませんでした。しかし、市販されている炭酸水のどれよりも強いものを作っていたので、特に不満は感じていません。

ランニングコストについては、ソーダストリームを購入した時に書いた記事で計算していますので、気になるという方はチェックしてみてください。

参考ソーダストリーム Genesis スターターキットで Let’s 自作炭酸水!

 

オススメ使用法

安上がりオリジナルジュースの作成

かき氷のシロップを炭酸水で割って、オリジナルのジュースを作ることもできます。これが小さい子供に大人気!!(ウチには子供はいませんが)

お酒のソーダ割りを飲むという人はもちろん、例えばカルピスなんかもソーダにできますし、やる気になればポカリだってソーダにできます。色々と試せるので、使い勝手が良くて楽しめますよ。

一応、ソーダストリーム特有のシロップも売られているので、それであれば本物さながらの美味しいジュースが堪能できます。お試しサイズの詰め合わせ的な商品もあるので、これでお好みの味を見つけてから大きいものを買うと良いでしょう。

 

飲む以外の恩恵もフルに活用しよう

炭酸水は飲む以外にも洗顔や洗髪に使うことで、ただの水よりも数々の嬉しい効果が見込めます。ヘッドスパなんてものが流行っているくらいですし、その効果は絶大です。

美容に気を遣っている女性はもちろん「最近、髪の毛に元気がなくなってきたような気がする」という男性の方も、1度炭酸水でのシャンプーをお試しください。

爽快感もさることながら、その驚くべき効果に感動してしまうことでしょう。トニックシャンプーが好きな方や脂っこい食べ物が大好きだという方、汗っかきの方には特にオススメです。

 

ソーダストリームを購入する前に知っておこう!

多くを望まないなら下位グレードでも問題なし

ソーダストリームを購入したいと考える人の中には「あれこれ種類がありすぎて、結局何を買えばいいのかわからない」という方も少なくないと思います。一口にソーダストリームとは言っても、実はピンキリなんですよね。

単純に何が違うのかと言ったら、ちょっとした機能の違いとデザインです。やっぱりグレードが高い物は洗練されたデザインになっていますし、痒い所に手が届くような機能が付いています。

後述していますが、大きく分けて3つのグレードの特徴をそれぞれご紹介していますので、購入の際は参考にしてみてください。

 

スターターキット&専用ボトルの同時購入のススメ

ちなみに初めて購入する場合は、ガスシリンダーやボトルも一緒に付いてくるスターターキットをオススメします。イチから自分で買い揃えるよりも安く済むはずです。

ガスシリンダーは予備用と交換用がありますが、基本的には古いものを返却して交換用を購入することになります。予備用は同じ商品なのに金額が1.5倍くらいしたような気がしますね。

人によってはガスシリンダーを2つ持っているという人も少なくないとは思いますが、個人的にはよほどのことが無い限りガスシリンダーは1本で十分だと思います。

ガスが切れてから新しいシリンダーを買うまでの間、どうしても我慢できないという人のみ、予備用のガスシリンダーを追加購入するといいでしょう。

ただし、スターターキットに付属してくる専用ボトルは1L仕様(画像左)だと思うので、同時に500mlのボトル(画像右)も購入した方が、利便性は遥かに増すと思います。

 

Genesis Deluxe

1番ベーシックなタイプ

定価:12000円(税抜き)

私が購入したものに最も近いのが、このタイプです。

上部のボタンを手動で複数回押して、炭酸ガスを注入するタイプですね。炭酸水を作るにあたって何度もボタンを押すことになりますが、私は2年以上使用しても今のところ破損等はしていません。

メーカーはスタイリッシュさを全面的にアピールしていますが、上位グレードの商品と比べると、見た目のチープ感は否めないでしょう。物は言いようというか、スタイリッシュと言うよりも1番シンプルなタイプです。

「最低限の機能があれば良い」「少しでも安い方が良い」という人は、こちらをどうぞ。

 

Source v3

LEDライトで炭酸の強弱がわかる

スナップ・ロック機能搭載

定価:19000円(税抜き)

ベーシックモデルよりも若干高くはなりますが、便利な付加機能が幾つか追加されています。

まず、炭酸ガスを注入するのにボタンは押しっぱなしでOKです。そして、その大まかな強度がLEDで可視化されています。

更にはスナップ・ロック機能が追加されているので、ペットボトルの着脱が簡単です。下位グレードのGenesis Deluxeでは、専用ボトルをクルクル回して装着するのに対し、スナップ・ロック機能があればワンタッチで着脱可能です。

「多少高くても、下位グレードを購入していたら誰もが感じる不満点を改善してくれている方が良い」という人は、こちらをどうぞ。

 

Source Power

ボタン1つで好みの強さの炭酸水が生成できる

スナップ・ロック機能搭載

定価:29000円(税抜き)

有名なデザイナーの方がデザインを手がけたようで、高級感のあるデザインとして売り出されています。確かに見た目はカッコイイです。安っぽさもありません。

炭酸の注入方法についても、下位グレードから「複数回プッシュ」→「ボタン押しっぱなし」と経て、ここにきてワンプッシュとなりました。ボタン1つで好みの強度の炭酸水に仕上げてくれます。

「長い目で考えたら先行投資は一切気にならない」「面倒だから1番イイやつがいいなー」という人は、こちらをどうぞ。

 

個人的には「Source v3」が一押し

個人的にオススメしたいのは、中間グレードのSource v3です。理由としては、何度もプッシュしなくていいのと、スナップ・ロック機能の搭載ですね。

実際に炭酸水を作る時は、炭酸ガスが入り過ぎないように付きっきりになると思うので、上記グレードの指先ひとつで作ってくれるという部分にそこまでの魅力を感じませんでした。

加えて、下位グレードの商品を使用していて「ここがこうだったらなぁ~」という基本的な不満が解消されているので、Source v3が1番コスパが良いんじゃないかと思います。

※公式ページを見ると、他にもCrystalやSource deluxeというグレードがあるようですが、店頭に無くて説明が受けられなかったのと、パンフレットにも掲載されていなかったことから、ここでは割愛します。

 

最後に

炭酸水は通販でまとめて買うのも1つですが、それ以外の選択肢も持つことで、とても充実した炭酸水ライフを送れるようになります。

実際に購入してから2年以上が経過していますが、未だに壊れることなく現役バリバリで使えているので、十分に元は取れたかなぁと思いますね。

市販されていないレベルの強炭酸を味わってしまったら、もはや通常の炭酸水では満足できなくなってしまいますよ。その爽快感は言い表せないくらいの心地良い刺激ですので、炭酸好きの方は是非とも体感してみてください。

 

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