私は果物が大好きなんですけど、スーパーなどで購入する果物には当たり外れが多くて、あまり積極的に買うことができません。「美味しそうだな」「食べたいな」と思っても、柑橘系の果物は特に1個で売ってることってないんですよね。
1個ならハズレを引いても我慢できますが、果汁感がゼロの果物を複数個も掴まされた日には涙も愚痴も止まらなくなってしまうと思うんです。
そんな私が最近初めて食べた果物に「セミノール」という柑橘系果物があるんですけど、これがまぁ美味しいんです。果汁感がたっぷりで、直感的に思ったのは「これならいくらハズレでもモッサリ果物にはならないんじゃないか!?」と思ったほど。
というわけで今回は、1度食べたら一気に魅了されてしまった「セミノール」についてご紹介します。
セミノールとは?
- アメリカのフロリダ州で生まれ、1955年に来日
- 3月~4月にかけて収穫されるが、そのままだと酸味が強いため、少し保管して5月頃から出荷されることが多い
- 日本での主な生産地は大分県、和歌山県、三重県と、ままでミカンと一緒
ダンシータンゼリンという果物とダンカングレープフルーツという果物が交配されてできたのが、今回ご紹介するセミノールです。「セミノール博士が作ったのかな?」と思ったら、どうやら湖の名前に由来しているとのことでした。
見た目的にも非常にミカンやオレンジ等に近い柑橘類の果物なのですが、正直言ってマンダリンオレンジやらミネラオレンジやらとのハッキリとした区別が付くかどうかは微妙で、セミノールの親でもあるダンシータンゼリンの画像をググってみると、セミノールが出てくるという始末…。
今回購入したのは楽天の池田鹿蔵みかん農園
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今回購入したのは、楽天で果物を検索すると出てくる「池田鹿蔵みかん農園」です。和歌山県有田郡で100年続いているみかん農園だそうで、有機肥料を使ってなるべく農薬を使わずに栽培する栽培法をウリにしています。
年間を通してその時期ならではの柑橘類を販売していて、私は今年の冬にみかんを購入したのですが、他のショップと比べて非常にリーズナブルで驚きました。ちなみにその時は2回目のリピートをしようとしたら既に売り切れてしまっていたため、泣く泣く諦めたという経緯があります。
防腐剤やワックスなどを使用していないことから、お世辞にも見た目が良いとは言い難いですが、中身は文句無しに一級品。ショップレビューの評価も高く、信頼できる果物農園ではないかと思いますね。
セミノールを食べてみる
購入までの経緯
私は何を買うにも楽天カードを使用しているのですが、それのポイントが知らず知らずの間に結構貯まっていることが多くて、一定以上のポイントが貯まったときに「普段は買わないような面白そうなものを買う」という楽しみがあるんです。
そこで最近特にハマっているのが果物で、2年ほど前からしょっちゅう買い物をしていますが、ハズレを引いたことがないんですよ(1回だけ大玉のみかんを買って失敗したことはありますけど…)。
通販サイトで買うと「スーパーには並べることができない見た目がアレな商品」が比較的安く出品されているんですね。で、訳あり商品とは言いながらもスーパーで購入するのよりは全然高いわけです。
最初は「全然訳あり価格じゃないじゃないか!」と思う部分もあったんですけど、1回食べてみたら納得しました。たぶん「これで見た目が良ければすっげー高く売れるんだろうなぁ」と思わせてくれるような品質の高さを感じています。
というわけで、今回はセミノールオレンジという希少な果物(と思っていた)を購入してみたというわけです。
生涯初のセミノールとのご対面
私がセミノールを注文したのはゴールデンウィーク明けですが、その時は「さつき八朔」「甘夏」「セミノールオレンジ」の3つが販売されていて、時期が終わりかかっていたさつき八朔はちょっとハズレを引く可能性が高いんじゃないかということで敬遠。
甘夏は割とスーパーでよく見る印象なので、別にここで買うこともないかということで敬遠。消去法でセミノールオレンジを注文しました。
果物を通販で買ったことがある人ならお分かりになるかと思いますが、配送時期が選べるんですよね。今回は真っ先に「最短で!」ということで注文したら、翌日には発送しましたというメールがあり、3日後には届きました。レスポンス早すぎ。
見た目が完全に小さいオレンジ
今回注文したのは5kgのセミノールです。送られてきた段ボールには所狭しと詰め込まれたセミノールちゃんたちがいました。見た目的には大玉みかんのようですが、黄色というよりは赤みが強く、1番近いのはオレンジかなぁという印象です。
しかしオレンジほどは外皮も堅くなく、やろうと思えば素手でも簡単に剥けそうな感触ですね。ちなみに水分含有量が非常に高いので、ミカンのような食べ方をすると果汁がこぼれてしまう事態に発展しかねないので、個人的には包丁で切って食べるのをオススメします。
5kgのセミノールは全29個
小学生の軟式野球ボールと同じくらいか、それより少し小さいサイズのセミノールが全29個です。ちなみに同封されていたプリントには…。
- 「3%余分に多く入れてるよー」
- 「傷んでいた商品が多かった場合は、連絡くれたら傷んでた分を送るよー」
- 「もし次にまた注文してくれる時に『前回〇〇個傷んでた』って書いてくれたら、+αにして送るよー」
という、消費者にとって嬉しい文言が記載されていました。
一応…一応ね。「3%余分に入れてるよー」って言われたら、そんなの言われたら調べるじゃないですか?そこまで言うなら、29個で梱包をやめた理由がわかるような気がして。
だってそのプリントを読む前は「あと1個で30個なんだから、1個くらいオマケしてくれてもいいじゃんかー」って思いましたからね。何個かオマケしてもらった結果の29個だったんなら、それまた話が変わってくるじゃないですか?私の考えが卑しいってことになるじゃないですか?だから一応ね、一応調べてみましたよ。
ちょっと私の所有しているこの体重計がどのような計測方法になっているのかわかりませんが、四捨五入(小数点第二位)と仮定して計算してみましょう。
左が箱に入っている状態で実測5.6kg(最大で5649g)、右が段ボールだけの状態で実測0.5kg(最小で450g)ですから、鹿蔵陣営にとって最も都合の良い数字と考えると、今回のセミノール量は5649g-450g=5199gで、5000gの3%は150gなので条件を満たしているということになります。
ちなみに5199gで全29個ですから、1個あたりの重さは約179gになり、鹿蔵陣営としては「本来だったら28個のところを29個にしてやってんだよ!」的な案件ですね。「クレクレ言ってんじゃねーよ!」案件です(ちなみに鹿蔵さんはそんな悪口は決して言いません)。
痛みは個人的には全く問題なし!
冬にみかんを購入した時は60個~70個くらい入ってて、食べれないほど傷んでいたのは0個だったんですけど、少し気になるのが2個くらいあったと記憶してます。
ところが今回は全然気になりませんでした。まぁみかんに比べて外皮も厚くて丈夫なので、傷みにくい種類の果物であることは間違いないでしょう。
でもこうやってみると確かに「スーパーでは見ない感じの外観だなぁ」と思うのと同時に、それに慣れちゃってる私を含めた日本人ってつくづく怖いなぁと思ったり思わなかったり。
鹿蔵オススメの切り方で実食!
見た目で分かるほどの水分含有率がとにかく凄くて、ものすごくジューシーです。果肉感はないですが「お肉が舌の上でとろける」というような感覚のフルーツバージョンって言うんでしょうか。食べるフルーツジュースみたいな感じ。
面倒くさいのが嫌いな私としては「種さえなければなぁ…」と思ってしまう部分はあれど、ほとばしる果汁感が楽しめる果物で、1~2個は簡単にたいらげてしまう魅力がありますね。
肝心の味については、他の購入者のレビューで「酸味が強い」と聞いていたので覚悟していましたが、酸っぱいのがあまり得意でない私でも「全然普通じゃん」と思える酸味で、体感的には甘み7:酸味3くらいの感じでした。
水分量がとにかく凄いので、仮にハズレを引いたとしてもモッサリしたようなものはないのではないかと思います(リンゴのモッサリしたやつとかだと全然美味しくないですからね)。
ジュースにしても絶対に美味しいですよ。グレープフルーツとかよりも断然簡単に絞れるので、小さいお子さんや女性でも半分に切って絞ることで自然な100%ジュースが堪能できるのではないかと思います。
最後に
私はセミノールという果物をこれまで見たことがなく、それこそ「幻の柑橘類」くらいに思ってたんですけど、これを食べた翌日にスーパーで普通に売ってたっていうね(笑)
でもまぁ楽天ポイントで実質無料で堪能できた果物と考えたら、超が付くほど大満足でした。楽天カード、持ってない人は作った方いいですよ。年会費無料だし、本当に貯まりやすい。
ちなみに池田鹿蔵みかん農園では、今回ご紹介したセミノールを始め、年中何かしらの柑橘類を販売しています。なるべく農薬を使わないで栽培しているので、小さいお子さんでも安心して食べられるのがウリです。興味があったらなんか買ってみてください。
【池田鹿蔵みかん農園】
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