「ルテイン」などの目に良いとされている栄養の話

最近、仕事ではパソコン作業、休憩時間はスマホ三昧と・・・四六時中に渡って目を酷使しています。そのせいか、依然と比べてショボショボしてきたというか「ドライアイ」にも似た症状を痛感するようになりました。本来であれば目を休ませることが理想なのですが、そうも言ってられないライフワークに悩んでいます。

そこで、これまで肌の健康を気遣ってビタミンなどのサプリメントを摂取することはあっても「目のためのケア」に着手していないことに気が付きました。仕事中に「ちょっと疲れたな」と思ったら、レンジで加熱した蒸しタオルを目にあてがう程度で、目に良いとされている栄養が何なのかさえ見当がつかないという状況です。

というわけで、今回は「目にイイとされている栄養が何なのか」について調べてみようと思います。

目次

かかりつけのお医者さんに聞いてみた

先日、幸か不幸か『ものもらい』になった私。「これはチャンス!」ということで、直接お医者さんに質問してみました。

すごく喋りたがりのイイお医者さんで、色んな事を教えてくれたんですけど、眼精疲労に良いとされているのは「ビタミン類」「ルテイン」「アントシアニン」などが有名とのことでした。

ビタミンくらいは聞いたことがあるものの、その他については全く聞いたことがなかったので、これを機に調べましたよ。それでは教えてもらった栄養素について、1つ1つ掘り下げていきたいと思います。

 

ビタミン類

ビタミンA

よく野菜ジュースなどで名前を聞くことが多い「β-カロテン」が、体内で分解されて生成される栄養素です。

【多く含まれる食べ物】

  • 肝油乳製品(バター、牛乳、チーズ、卵など)
  • 緑黄色野菜(ほうれん草、春菊、小松菜、人参など)
  • レバー

【欠乏症】

  • 夜盲症(鳥目)
  • 乾燥眼炎(ドライアイ)

 

ビタミンB群

ビタミンB群は「8種類のビタミンの総称」を言いますが、それぞれが協力関係にあるため一括りにされています。ここでは摂取量が少ないと疲れ目を引き起こすとされている『ビタミンB2』に注目して進めていきます。

【多く含まれる食べ物】

  • レバー
  • うなぎ
  • 納豆

【欠乏症】

  • 疲れ目や目の充血(ビタミンB2)

 

ビタミンC

柑橘系の果物に多く含まれ、肌のハリなどにも関係していることから非常にメジャーな栄養素の1つ。熱で壊れてしまうため、野菜などから摂取する場合は調理方法に関して注意が必要です。

【多く含まれる食べ物】

  • 柑橘類(ゆず、レモン)
  • 果物類(柿、キウイ)
  • 緑黄色野菜(ピーマン、ブロッコリー)

【欠乏症】

  • 壊血病
  • 老化

 

ルテイン

「目の疲れに!」と謳っているサプリメントの多くが、大々的に含有量をアピールしているのが『ルテイン』で、ブルーライトに対する抗酸化作用を持っているという意味では、眼精疲労に最も効果のある栄養素と言えるかもしれません。

【多く含まれる食べ物】

  • 緑黄色野菜(ケール、ほうれん草)
  • 卵黄

【欠乏症】

  • 眼精疲労

 

アントシアニン

ブルーベリー系の植物に多く含まれている栄養素で、抗酸化作用を持っているとされています。

【多く含まれる食べ物】

  • ブルーベリー
  • カシス
  • ナス

【欠乏症】

  • 特になし(中には「水晶体のゆがみを誘発する」などの情報もありましたが、基本的には予防効果こそあっても、欠乏症は無さそうです)

 

万能な栄養は無い

目にとって良い働きをしてくれる栄養は色々と種類がありましたが、基本的には緑黄色野菜や卵などの栄養価の高い食材から摂取できるものが多かったように思えます。

同時に眼精疲労に対してだけでなく、様々な疾患に対しても「これさえ摂取しておけば大丈夫!」という万能な栄養は存在しないと言っていいでしょう。やはりバランス良い食事を心がけるのが1番の近道のようです。

その中で「体内で生成できない栄養素」でもあり、特に抗酸化作用を持っている「ルテイン」「アントシアニン」あたりをサプリメントで摂取してあげるといいのかなぁというところです。

一説には「ブルーベリーが目に良いというのはデマだ!」という意見もあったりして、ネット上の情報を調べるだけでは「どれが本当の情報かわからない」と言わざるをえませんが、少なくとも抗酸化作用は認められているようなので、効果がないということはないでしょう。

 

最後に

ここ数年~十数年の間に、私たちの生活は大きく変化しました。もし「目を守るための栄養」があるのだとすれば、その消費量・必要量は遥かに高くなったはずです。もし目の疾患を患ってしまうと、仕事はもちろん私生活においても多大な影響を受けてしまうと言っても過言ではありません。

手遅れになってから慌てるよりも、できる対策はなるべく取っておきたいものです。その1つ目は「休憩中に蒸しタオルを目にあてがう」とか「目に良いとされているサプリメントを摂取してみる」とか、そういう単純なものでもいいのではないでしょうか。

特にスマホなどを触る時間が多いという人は「ルテイン」「アントシアニン」を摂ってみることをオススメします。

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