言いたいことはタイトルでほとんど言いましたが、国内通販大手の楽天市場ってあるじゃないですか?野球球団とか持ってる。
個人的には楽天で買い物をし始めたのがここ5年くらいの間で、ブログをやって得たお小遣いが楽天ポイントで支払われるので、そのポイントを消費するために買い物をしてるって感じです。
だからぶっちゃけ「楽天が報酬を現金で払ってくれたら、楽天で買い物なんかしてない」という感情があるわけですが、実質タダで買い物が出来るみたいな部分があって、それなりに重宝していました。
ただ、ちょっと前から楽天のシステムに関して思うことが多々あったので、ここらでちょっと発信していこうかなと思います。
楽天派?それともAmazon派?
度々、ネット界隈に挙がるこの話題。
語り尽くされてる部分で言えば、まるで「犬派?それとも猫派?」に近いくらいの二択なんじゃないかと思うんですが、まぁAmazonが犬・猫に例えられることは良いとして…。
楽天に犬・猫ほどの人気は無いんじゃないかと思うし、かと言って熱帯魚のような華やかさも、ハムスターのような愛嬌もない(「じゃあなんだよ」って思うかもしれないけど、具体的な例えは避けます)。
個人的には断然Amazon派なんですが、Amazonも税金関連の話題を出されたり、最近は某国のレビュー荒らしも目立ったりと、あまり評判は良くないと言われています。
そして、楽天派の人が言う「やっぱり国内企業を応援したい」という気持ちは痛いほど分かるので、楽天派の人を否定するつもりは一切ありません。ただ、普段はAmazon等を利用している私からすると、楽天は本当に使いにくい!本記事はそんなお話です。
個人的に楽天が好きじゃない理由
- 画面がごちゃごちゃしてて見にくい
- 送料が分かりにくい
- Amazonより商品価格が高い(ことが多い)
個人的に楽天で積極的に買い物をしない理由は、上記3点が大きな理由です。
Amazonと比較した時に、上回っている点が「楽天ポイントが貯まっていて、それを使用できる」というだけで、Amazonで楽天ポイントが使える(あるいは楽天ポイントが貯まっていない)のであれば、上記の理由から楽天は利用しないと思います。
例えば「接客は悪いけど、味は美味しいラーメン屋」と「サービスは良くて値段も安いけど、味は落ちるラーメン屋」なら、どっちもそれなりの意見が出ることでしょう。
でも「味もサービスも素晴らしい店」と「味もサービスもダメな店」なら比較にならないじゃないですか?Amazonが安くて美味い店とは言わないけど、私は楽天が酷すぎるように感じています。
画面がごちゃごちゃしてて見にくい
私はブログ収益の兼ね合いで楽天ポイントが少しずつ貯まっていくので、一定額が貯まったら一気に買い物をしています。よく購入するのはエナジードリンク等の「コンビニやスーパーなどで価格差があまり感じられないもの」です。
理由は後述していますが、ガジェットなんかだとAmazonの方が少し安くて、楽天は「払う金額は高いけど、それをポイント還元で誤魔化しつつ、トータル差し引きでもちょっと高い」くらいの結果に落ち着くことが多い気がしているので。
とにかく楽天はポイントだのクーポンだの分かりにくい!
近所のスーパーとかでも「0の付く日は…」とかやってるけど、「0の日だから○○に行こう!」じゃなくて「0のつかない日は高いから、そもそも普段から行くのをやめよう!」となる、私のような人間もいるからな!
そんなわけでエナジードリンクを検索して、目ぼしい商品を探します。
まぁモンスターだったりレッドブルだったり、固有名詞を入れることもありますが、大体は「ここで目に付いた商品に新しい出会いがあるかも!?」みたいな期待感が無いこともないので、検索はかなりアバウトです。
で、ここで例えば「モンスター24本セットよりも48本セットの方が、1本あたりの金額が安く抑えられる!」って気付いて、モンスター48本セットのページに飛んだとするじゃないですか?
するとこんな感じの画面に到達します。
Amazonだとシンプルな商品ページに飛ぶんですが、楽天はこんな感じで「広告だらけのショップページに飛ばされて、かなり下までスクロールして初めて商品情報が見られる」というパターンが多いような気がします。
「…あれ?モンスターエナジーを買おうとしてたんじゃなかったっけ?なんで野菜ジュース(あるいは炭酸水)やねん。」みたいなことばかりです。
少し下にスクロールしていくと、こんな感じのバナー広告がずらずらと。
自分でクリックした商品情報に関しては、申し訳なさそうに右側に表示されてるので、とりあえずこの時点で「あぁ、間違ったページを踏んだというわけではなさそうだ」と気付きます。
とは言え、インターネットでは「気付いたら知らないページに飛ばされていた」なんて悪質な広告も多いですし、一昔前のインターネット広告なんてこんな感じの『目がチカチカしてくるくらいのバナー広告』が本当に多かったので、個人的にはあまり良いイメージは持てません。
それに比べたら、このAmazonの商品ページの見やすいこと。これはAmazonが優秀と言うよりも、楽天が悪質というか「利用者の事を考えていないのではないか」と思います。
よく「楽天は主婦層に人気が高い」なんてことを聞いたりしますが、広告をベタベタ貼り付けるだけでネットリテラシーの低い人、あるいは購買欲の高い人があれこれ買ってしまうなんて時代は、とうに終わったような気がするんだけどなぁ(実際はまだまだ多いってことなんだろうか)。
送料が分かりにくい
で、所有している楽天ポイントの中に期間限定ポイントなるものがあったので、これを消費しようと思ってエナジードリンクを買おうと思ったわけですが…。
この記事を書いているのが2020年の7月で、ちょっと前に楽天が「表示価格を送料込みの値段にする」的な内輪もめをしていたのが記憶に新しいんですよね。
で、それで社長を中心とした楽天側とショップ側が揉めているみたいな話をニュースで見た記憶はあって、それで裁判に発展したような記憶もあります。ただ、その結果どうなったかっていう部分までは私の耳に入ってきていません。
上で用いたモンスター48本セットを例に挙げると、バナー広告やポップアップに辟易としながらも、ようやく到達した商品概要は上記のような感じ。
ただ、送料に関しては書いてあることが全然違う。バナー広告の方が大きすぎて、こじんまりしたところに送料無料の文字を見つけたかと思いきや、別の部分には別途送料という文字が散見されます。
ちなみにこれ、楽天TOPにてエナジードリンクを検索して並んだ検索ページにて、送料無料の文字があったからクリックしたわけで、そもそも送料が発生するのであれば開いていないページなんですけどね。
私は秋田県に住んでいて、たまーに「北東北は送料が発生します」という文字自体を見ることはあるので、それ自体に対しての嫌悪感みたいなものはないです。
そもそも送料なんて一律に出来るものじゃないと思ってます。最初から「あなたは秋田県で少し遠いところに住んでるから、山形の人よりもちょっと高い送料を払ってね」と言われる分には、別にそれで気分を害するということはありません。
ただし送料無料と言ってたくせに、後から手のひら返しで「一部の地域の方は…」と言われると、すっげー腹が立ちます。秋田県っつーか東北地方は一部の地域かよ。
なにその「本店の商品はすべて半額です(ただしイケメンに限る)」みたいなルールで、半額にもならないし、なんならイケメンでもないという烙印を押されるような仕打ちは。
で、確かに自分がこれまで購入してきた送料無料の商品を思い返しても、「北海道・沖縄・離島などは別途料金」という文言を見てきた記憶があります。
そして別料金が発生してしまう時点で、その商品が安く購入できるというケースはまず無くなってしまうので、せめてそれが分かりやすく案内されていれば、そのページでは商品を購入しないだけなんですが…。
- 商品TOPページにて送料無料と記載されていた商品ページ
- 気付いたら商品タイトルに「※北海道800円・東北400円の別途送料」という記載が加えられている
- 商品価格の下には「送料無料/秋田県への最安送料」の記載あり
- 赤枠に「東北地方400円」という別途送料の案内あり
まず送料無料という文言について、出品者の意向で配達業の人がタダ働きするなんてことはないので、「送料無料=出品者が送料を負担します」という意味だと思っています。
個人的には「水などの重い物を買った時の送料計算などが面倒なんで、送料込みの値段で比較検討したい」という思惑があって、最初から送料無料の枠で探したいのに、送料無料の枠に「一部送料発生します(それも秋田県に)」というケースは面倒すぎる。
これがシークレットブラウザだったり、初めて利用する端末からのアクセスとかなら仕方ないのかなぁとも思うわけですが、向こうも私が秋田県のユーザーだということを認識していて、こういうページを検索から除外しないというのは、単なる怠慢のような気がしないでもないです。
あとは一見目立つようにして赤枠に「別途送料が発生します」みたいに書いているものが、周りのバナーに溶け込むように仕向けられてるんじゃないかって気もしてます。
これは私が楽天に不信感を持ちすぎたせいでそうなっているような気がしないでもないんですが、ごちゃごちゃした広告の大きさに注意喚起が溶け込んでるし、なんならそれを計算してこういう商品ページ構成にしてるんじゃないかとさえ思いました。
ちなみに何が一番腹が立つかって、最初から送料込みで計算して真っ当な商売をしているショップよりも、こういう面倒な案内をしてくるショップの方が、送料を入れてもわずかに安くなることが多いという点。
少しでも安い物を買い求めていたはずなのに「こういう面倒な業者からは絶対に買わねぇ」という意地が生まれ、その裏で「でも隣に少し安い商品があるのに、割高だけどこっちから…という漢気も自分にはない」ということで、結局何も買わないっていうね。
ほら、Amazonでポチることになった(そして楽天ポイントは失効する)。
Amazonより商品価格が高い(ことが多い)
2020年7月10日現在、Amazonにてトップセラーになっているモンスターエナジー24本セットは4291円で、取扱手数料350円が別途発生します。
取扱手数料は商品が重いからなのかな?Amazonはプライム会員なら送料は基本的に無料で、それ以外なら2000円以上買えば送料が無料になるってルールじゃなかったかなぁと。
そして一部の大型商品等では、取扱手数料が発生したと記憶しています。
いずれにしても分かりやすく表記されていればOK。手数料が発生するなら、それ込みの価格表示をしてほしいというのが本音ですが、まぁこれくらいなら許容範囲です。
一方で楽天の販売価格はと言うと…。
2020年7月10日現在、楽天でのモンスターエナジー24本セットは3892円(税込み)で、東北への送料で780円が別途発生します。
楽天だと単にエナジードリンクと入れて検索すると、48本セット(2ケース)で販売しているページが上位に表示され、それをAmazonの24本セットと比較すると割引率に差が出て当然だと思ったので、楽天の24本売りの中で安そうなページを取り上げてみました。
なお、ポイント還元やら送料の有無の関係もあって、これが楽天最安かどうかは分かりません。
【モンスターエナジー24本セット】
- Amazon:4291円+350円=4641円
- 楽天:3892円+780円=4672円
ぶっちゃけ楽天の方は、送料が細分化されていて「関東や関西なら630円」っていう点を踏まえると、まぁ私が住んでいる東北は関東近郊よりも送料が高くついて当然という感はあります。
むしろ距離に応じた送料が発生するという点において、健全(本来のカタチ)と言ってもいいくらいです。
そして購入時に獲得できる楽天ポイント、クーポン利用などを入れれば、Amazonよりも楽天の方が安く購入できるということが分かりました。
しかし、商品ページに大きく記載されている価格の「4291円 vs 3892円」ほどの価格差はないし、個人的には「実際の価格差以上に、安く見えるように印象操作されているような気持ち悪さ」を感じてしまいます。
検索トップに48本(2ケース)がデフォルトのように並ぶ気持ち悪さもありますし。なんて言うんでしょう、「ユーザーを騙そうとして必死だな」って感じ(騙すって表現は語弊があるかもしれないけど)。
よく言えば「工夫」なんだろうけど、個人的には大手携帯キャリアの料金形態のような「分かりにくくして、結局ユーザーじゃなくて会社の利益を追求した結果こうなった」感みたいなものが見え隠れしているような気がしてなりません。
最後に
「こっちは送料無料、こっちは送料込みの価格で…」みたいに、同じプラットフォームであれこれやられると、比較検討がマジで面倒。
一見安い方に飛びついて、その後で「送料を考えたらこっちの方が安かった」なんていう後悔をしたくないんですよ。そうならないための比較作業があまりにも面倒だから「じゃあ買うの我慢すれば早いかな」「楽天で買うのはやめてAmazonで買うかな」ってなるんです。
その結果、エナジードリンクっていう販売価格にそこまで差のないであろう商品のピックアップに行き着いてますし。これが価格差のあるガジェットとかだと、楽天という選択肢はまずないなぁ。
別に送料無料にしてくれって言ってるわけじゃなくて、送料なんて発生して当然のものだと思ってるから、それ込みの金額で表示することを徹底(統一)してくれというのが一個人としての願いです。
あと過剰な広告、そしてデフォルトでチェックが入れられている購入ショップからのメール受信。これらは全て認めません。