私が十代の後半頃にメチャクチャ応援していたアーティストがいます。岸本早未さんという方で、歌って踊れるアーティストの方なんですけど、いつしか見かけなくなってしまったんですよね。公式サイトでも2008年頃から情報更新されておらず、かと言って正式に引退発表されたわけでもないという・・・。
先日、実家の部屋にある物を取りに行ったときに、岸本さんのCDが大量に出てきました。1曲出すごとに2枚(初回限定版がある場合は3枚)購入していたこともあって、かなりの量だったんです。
ふと懐かしさ余って色んな曲を聴いているうちに「岸本早未を語りたい!」となったので、今回は『岸本早未の好きな曲ランキング』を発表したいと思います。
- 10位 見えないストーリー
- 9位 カマワナイデ
- 8位 JUNP!NG↑GO☆LET’S GO⇒
- 7位 迷Q!? 迷宮 MAKE☆YOU
- 6位 素敵な夢みようね
- 5位 テレパシー
- 4位 SODA POP
- 3位 愛する君が傍にいれば
- 2位 Sweet Rider
- 1位 ユメリアル
- 最後に
10位 見えないストーリー
3枚目のシングルです。「探偵学園Q」という金田一少年の事件簿を描いた漫画家さんのアニメでED曲になりました。公のテレビ番組で生歌を披露したのも、確かこの曲が初めてだったと記憶しています。
私自身、彼女をデビュー当時から応援していたとは言いながらも、LIVEは大阪でしか行われていなかったりすることもあり、PV以外で動いている彼女を見たのは初めてだったんですよね。激しいダンスで息を切らしながら唄っていたのが記憶に新しいです(口パクじゃないのがすごい)。
9位 カマワナイデ
1stアルバムの2曲目で、元GARNET CROWのAZUKI七さんが作詞を担当しています。どちらかと言うと勝気のような雰囲気のある女性の心情を描いた曲ですね。岸本さんの曲にしては珍しい雰囲気の曲だと思います。
1stアルバムは1曲目にデビュー曲、そして2曲目にこの曲が収録されているので、当時「どんだけ飛ばすねん!」と思いました。すごくカッコイイ女性が演出されている曲だと言っていいでしょう。普通にシングルで出してても遜色ないクオリティです。
8位 JUNP!NG↑GO☆LET’S GO⇒
ノリノリのコチラの曲は8枚目のシングル曲で、なんとなく気付いてはいましたが、彼女の本性というか素顔というか、完全にギャル感が全面的に出てきたのがこの曲だったと記憶しています。薄々気付いてはいたんですけど、徐々にシフトしてきたせいなのか、あるいは気付かないようにしていたのか。
このあたりでデビュー当時の映像を見ると全く別人です(良くも悪くも)。デビュー当時は「清楚な雰囲気も持っている活発女子」って感じだったんですよ。このPVでは完全にギャルって感じですね。ちなみにこの曲以降は、完全にコッチ路線です。
7位 迷Q!? 迷宮 MAKE☆YOU
岸本さんのデビュー曲で、恐らく彼女の曲の中で1番有名な曲です。こちらも「探偵学園Q」のOP曲として採用されていて、デビュー曲ながら初登場15位までいきました(GIZAお馴染みの大野愛果×AZUKI七ブランド)。初々しさ溢れる彼女の表情が素敵です。
当時、GIZAでは「名探偵コナン」などともタイアップしていたので、「この曲がコナンで採用されていたら!」と嘆いたのが昨日のことのように思い出せます。スタイルもいいし可愛いし、楽曲にも恵まれているので、絶対に売れると思いましたよ。実際に毎曲オリコン100位には入っていたので、売れたか売れてないかで言ったら売れたんでしょうけど、私の中では「もっと売れても良かった逸材」だと思わせてくれる曲です。
6位 素敵な夢みようね
岸本さんの曲は毎回ダンスがカッコイイんですけど、この曲のPVはカッコ良すぎると思います。私はダンスに関する知識が一切ありませんが、この仕上がりはイイ意味でやばいと言っていいでしょう。可愛さとかよりもカッコ良さが全面的に出ている曲ですね。
安定の大野愛果×AZUKI七によって製作された楽曲ですので、歌もシックな大人の女性を演出するのにふさわしい楽曲となっています。キレッキレのダンスにも注目です。
5位 テレパシー
3枚目のシングル「みえないストーリー」のシングルに収録されている3曲目で、作詞は岸本さん本人、作曲が元GARNET CROWのギタリストである岡本仁志さんが担当したバラード曲です。たぶん「知る人ぞ知る曲」で、岸本さんのことを知っている人でもこの曲は知らないんじゃないかなぁと思います。
全力で音源を探しましたが、ここに掲載しても良さそうなものが見つけられませんでした。しかしYoutubeでアップしてくれている人がいたので、興味のある人は検索してみてください(LIVEバージョンなので、ちょっとアレですけど)。
4位 SODA POP
1stアルバムの5曲目で、当時この曲をメアドにしていたら、多くの岸本さんのファンから「お友達になりませんか?」という類のお誘いがありました。 「SODAと書いてサイダーと読む」という斬新な発想に驚いたのを覚えています。
通学中にこの曲ばっかり聴いてた時期もあり、私にとっては非常に思い入れのある曲です。収録されているアルバムのジャケットもカッコイイので、興味のある人はチェックしてみてください。個人的に「キレカワ(綺麗&可愛い)」の意味を知るのにピッタリなジャケ写だと思いますよ。
3位 愛する君が傍にいれば
GIZA屈指の大野愛果×AZUKI七のタッグで制作された、岸本さん自身にとっての2ndシングル曲です。一時期、歌番組『FUN』のエンディングテーマだったこともあるので、もしかすると聴いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
曲やPVは言うまでもなくカッコイイです。PVにはアメフトを思わせる演出が多用されていて、「今後はスポーツを取り入れてくるに違いない!」と思わせてくれました(実際にバスケ⇒アメフト⇒テニス⇒チアガールと推移していきます)。「岸本さんに興味を持ってもらうためには?」と考えた時に、真っ先に推したい曲です。
2位 Sweet Rider
11枚目のシングル『See you Darling』の3曲目で、岸本さん自身が作詞しています。少し物悲し気なバラード曲で、大好きな彼と別れた曲なんでしょうか。それとも当時付き合ってた彼と別れたテイで作詞した曲なんでしょうか。
いずれにしてもホンダの「SR400」をモジってのSweet Riderですから、当時ファンの間では色々な憶測を呼んだことと思います。全力で音源を探しましたが、ここに掲載できそうなものが無かったため、残念ですがこれにて。
1位 ユメリアル
7枚目のシングル曲です。これまではずっとAZUKI七さんが作詞していたのに、この曲以降は岸本さん本人が作詞するようになりました。
個人的には「なんかあったのか!?」と勘繰らずにはいられなかったんですけど、とりあえず彼女本人は非常に素直な作詞をするので、これはこれでアリだなぁと。
作曲したのが後藤康二さんという方で、ZYYGというバンドのギタリストだった人です。スラムダンクの2回目のOP『絶対に誰も』が有名ですよね。そんな人が作曲して岸本さん自身が作詞するわけですから、ここでデビュー曲を超えるヒットを飛ばすだろうと疑わなかったんですけど・・・。正直、もっと売れてもいい曲だと思っています。
曲としてはポップで、彼女らしさを全面的に感じられる曲です。興味のある方はぜひ聴いてみてください。
最後に
彼女自身は急にアーティストとしての活動をしなくなってしまったので、未だに公式サイトにおいても「事実上の引退」という形式が取られています。
もし引退LIVEのようなものがあれば確実に足を運んでいたと思うので、少し消化不良になってしまっている感はありますが、間違いなく私の青春時代の1ページです。
今聴いても心に響く曲が多かったです。興味の湧いた人がいたら、ぜひ聴いてみてください。