「スマホを持って、ぼうけんにでかけよう」がキャッチコピーの大注目アプリ「ドラクエウォーク」がリリースされましたね。
Twitter等を見ていてもタイムラインでドラクエウォーク関連のツイートが結構流れてくるので、多くの人は楽しめているんじゃないかと思います。
そんな私も、ちょっと出遅れた感はありましたが、本日ドラクエウォークを初体験しました。…が、1時間くらい遊んで、アンインストールすることに。
今回は「私がドラクエウォークを始めて1時間でアンインストールした理由」について書いていきたいと思います。
ドラクエウォークを楽しんでいる人を否定するものではありません。
私がドラクエウォークをアンインストールした理由
- 目的地がアプリ主導で、一般の民家などが指定されることがある
- 歩いた歩数に応じてどうこうというシステムじゃない為、常にスマホを開きながら歩かないといけない
- モバイルバッテリーが必須
私は主に上記の3点が理由で、ドラクエウォークをアンインストールしました。
私がドラクエウォークに興味を持ったのは、「運動不足の自覚があって、毎朝(あるいは毎晩)の30分~1時間くらいをウォーキングなり軽いランニングなりをしていて、単に歩いたり走ったりするよりも『目的意識が芽生えるのでは?』と思ったから」です。
継続することが重要だとは分かりつつも、軽く雨が降っていたり、朝も寝ていたかったり、仕事で疲れて帰ってきたりなんかすると、何かと理由を付けてサボる兆候があるので、ドラクエウォークにハマればサボる理由を探すのを辞めるんじゃないかと。
しかし、私のような目的(メインはあくまで散歩などの身体を動かすこと)という場合だと、本アプリは相性が悪いんじゃないかと感じました。以下で詳しく説明していきます。
目的地がアプリ主導で、一般の民家などが指定されることがある
ドラクエウォークは「複数提示される目的地の中から好きな場所を選び、そこに向かう」というゲーム性です。この時、どこが目的地になるかはランダムだと思われます。
自分の現在地からの距離と照らし合わせながら考えられるので、自分の家周辺であれば「大体、あの辺だろうな」という予測は付きますが、正確な目的地は一般の人の家だったりするんですよね。
まぁ目的地周辺に行けばクリア扱いになるので、わざわざ見知らぬ人の家の玄関まで行く必要はないのですが、私が住んでいる田舎だと袋小路が多くて、「ここの道に入ったら、〇〇さんの家に用があるのでは?」と勘繰られてしまうようなシチュエーションが結構あります。
…そんな場面で、もし何か事件でも発生しようもんなら、私は立派な「不審者」となるでしょう。
Twitterだったか忘れましたけど、九州の某暴力団事務所が目的地に指定されたという例もあったようなので、この辺りのトラブルについても気を付けて欲しいと思います。
常にスマホを開きながら歩かないといけない
最近はマナーが取り沙汰されるようになってきて、誰でも簡単に撮影、SNSに投稿というコンボができるようになりました。
危険運転なんてお話になりませんが、警察の方でも「ながら運転の取り締まりを強化する」と言っていますし、それは車だけじゃなしに自転車や歩行者も注意しなければならない問題です。
そんな中、散歩するのは全然いいんですけど、向かいから歩いてきた人がずっとスマホと睨めっこしながら歩いてきたら、みなさんどう思われますか?
私は自分でもたまにそういうことをしてしまうので、その行為自体にはあまり何も思わないんですけど、明らかに前方不注意(たまに前方を確認したりしていない)となると、ちょっとイラっとしますね。
スマホを触りながら歩くのは出来るだけ辞めた方がいいですし、このままだと「法律で制限されるんじゃないか?(もしかしたら法律は既にあって、摘発が間に合ってないだけってことも考えられる)」くらいに思います。
そんな中「目的地どこだっけ?」と確認する必要があったり、目的地に向かう途中でアイテムを回収したりモンスターと戦ったりできるシステムというのは、アプリを開きっぱなしが1番楽しめて、どんなに我慢しても100m単位でスマホ画面を確認したくなるシステムです。
「スマホを触る時に立ち止まる」というルールを徹底するなら、安全管理は出来ていると思いますけどね。
ただしそうなってしまうと、私の場合は「歩くことが蔑ろになって、ドラクエウォークが真の目的になってしまう」という、本来の目的から反れた思考になってしまうのでモヤモヤ感が残りました。
【追記分】
ウォークモードにすることで、自動的にモンスターと戦ったり、アイテムを回収したりしてくれるようです。
モバイルバッテリーが必須
軽く1時間弱歩いただけですが、ほぼMAXだったスマホのバッテリーが半分以下になりました。
朝晩の散歩という目的がハッキリしていて、散歩後には家に戻るというシチュエーションであれば、家に着いてから充電すれば問題ないと思いますけど、そうでもなければこのバッテリー消費はエグイです。
ゲームそのものはドラクエファンならニヤっとしてしまう場面も多く、レベルを上げたいという感情が芽生えたら「時間が許す限り歩きたい!」となる人も出てくるんじゃないかと。
これなら「ドラクエウォークを目的に歩く」からいいんですけど、私のように「歩くついでにドラクエウォーク」となると、バッテリーの消耗を気にしてモバイルバッテリーを携帯し始めたら、もはやウォーキングの意思とはかけ離れてきます。
最近はモバイルバッテリーも安くて軽量な物が沢山出ていますが、やっぱちゃんとしたジャージ姿で動くことを目的としているのであれば、いくら小型でもモバイルバッテリーは邪魔ですよ。
どうしても持ち歩くなら、超小型のモバイルバッテリーがおすすめです。
ドラクエウォークで遊ぶならマナーを守って遊ぼう!
私は朝の5時頃に家を出て、なるべく歩行者がいない時間に楽しんできました。
それでも犬の散歩をしている人だったり、ウォーキングやランニングをしている人が何人もいました。中には「あ、こいつもドラクエウォークやってんな」と思う人とも会いました。
ただ、ちゃんとマナーを守って行動している人からすると、スマホと睨めっこをしながら歩いている人って迷惑だと思います。
いくら前方をチェックしていたとして、そりゃその人は注意してるかも分かりませんけど、全員が全員そうではないですからね。
私も人とすれ違う時はスマホをしまって通過するようにしていましたが、やっぱ「今この瞬間にモンスターが出ていないか」とかが気になって仕方なかったです。
ドラクエウォークを楽しむ方は、ぜひマナーを守って楽しんでみてください。
最後に
たかだか1時間歩いた程度では、まだ全ての要素を体験できるところまで進むことができず、もうちょっと続けたら楽しめたのかも分かりません。
いずれにしても「歩きながら手動でアイテムやモンスターをタップする必要がある」と、スマホを常に開いてなきゃいけないので、個人的には「すごく広い公園でもない限り、ちょっと遊びにくい」と感じました。
そして目的地も選べるとは言え、勝手に決められた中から選ぶ必要があり、コンビニとかお店とかそういう場所ばかりじゃないという部分もちょっとやりにくさを感じましたね。
それでもドラクエファンの人がこれをキッカケに運動不足を見直そうと考える良い機会だと思うので、そういう人はマナーを守って楽しんでもらえればと思います。