今回は、コロナ製のコンプレッサー方式除湿器『CD-H1815(AE) 』をレビューします。
私は壁が薄い木造アパートの1階(13帖の1ルーム)に住んでいますが、立地条件によるものなのか梅雨時期から夏場にかけての湿気に随分と悩まされていまして。もちろん湿気取りは大量に設置していたのですが、追いつかないくらいの湿気なんです。
挙句の果てに、布団やマットレスにカビが生えているのを発見してからというもの「なんらかの措置を取らなければ!」と思い、急いで除湿器を購入したところ、非常に快適に過ごすことができました。
購入するに当たって本体価格、動作音、性能など様々な面で悩んで本機を購入したので、それまでの経緯や使用感について綴ろうと思います。
スペック
以下に簡単なスペックを記載します。Amazonの商品紹介ページにあった内容と同一のものです。
※商品リンクは後継機種になります。
- 本体サイズ:幅36.5×奥行20.2×高さ57cm本体重量:12.5kg
- 原産国:日本
- 電源:AC100V
- 除湿能力(50/60Hz):16/18L/日
- 除湿可能面積の目安:【50Hz】プレハブおもに31畳(51平方メートル)、木造20~鉄筋40畳(33~67平方メートル)、【60Hz】プレハブおもに35畳(57平方メートル)、木造23~鉄筋45畳(38~75平方メートル)
- 消費電力(50/60Hz):除湿時=300/330W、衣類乾燥時=600/630W
- 電気代のめやす(1時間あたり)(50/60Hz):除湿時=8.1/8.9円、衣類乾燥時=16.2/17.0円(27円/kWh試算)
- 運転音(50/60Hz):【除湿時】強=47/47dB、弱=39/39dB、【衣類乾燥時】標準=50/50dB
- 運転切換:除湿(自動・強・弱・冬モード)、衣類乾燥(eco・夜干し・標準・厚物)
本機を選んだ理由
コンプレッサー方式
- 使用するのは梅雨時期~夏場にかけて
- できれば音は小さい方がいい
- 除湿能力はとにかくパワフルなもの
- 安いに越したことはないが、多少高くても良い物なら仕方ない
上記に挙げた4つの項目が、本機を購入するに当たって主に検討した部分になります。
私は梅雨時期から夏場にかけての湿気に悩んでいたので、コンプレッサー方式に興味がありました。そのため、デシカント(ゼオライト)方式の物は、最初の段階で候補から除外しています。梅雨のジメジメした時期に室温が上がるなんて耐えられませんから。
「〇〇方式ってなに?」という方がいらっしゃいましたら、以下記事にまとめてあるのでご覧ください。
【関連記事】
【梅雨】失敗しない除湿器の選び方とオススメの除湿器 – はてなの果てに。
騒音問題
コンプレッサー方式の物を購入するうえで1番気になっていたのが騒音問題です。本記事の冒頭にも書いたように、私は壁が薄い木造アパートの1階(13帖の1ルーム)に住んでいます。
コンプレッサー方式の物が比較的動作音が高いということは知っていたので、その大きさが許容範囲なのかどうなのかで悩みました。
ちなみに50dBでググったところ『事務所内の騒音』という情報が出てきました。事務所にも色々あるかとは思いますけど図書館で40dB~45dBということなので、あくまで参考情報として使いましょう。
除湿能力の高さ
当アパートは部屋干ししてるせいもあり、湿度の高さがハンパないです。下手に能力の低い物を購入してしまった場合、全く役に立たない可能性が心配でした。そのため、なるべく除湿能力の高い物を選んでいます。
本機は2016年の6月現在、本体価格が約35000円と決して安くありませんが「安物買いの銭失いは避けたい」と思い、本機を購入しました。
ちなみに、30000円台でこれだけパワフルな除湿器が手に入るのもコンプレッサー方式だからで、年間を通して使用できるハイブリッド方式のパワフルな製品だと5万円以上はします。
使用してみての感想
除湿能力
非常にパワフルでガンガン湿気を除去してくれます。面白いように水滴が溜まっていくのが実感できるでしょう。
タンクの容量は4.5リットルです。候補を探していたときに2~3リットル容量の物が多かったので、長時間運転させたい私にとって大容量のタンクは助かっています。連続運転用のホースを接続することも可能です。
部屋干し
本機は消費電力が少し高くなりますが衣類乾燥モードが搭載されており、梅雨時期など洗濯物を外に干せずに洗濯物が乾きにくい状況にもバッチリ対応しています。そのため部屋干しするのにも大活躍です。
ただし除湿能力が非常に優れているので通常の除湿モードでも十分ではありますが、洗濯物が大量に出てしまうような大家族の場合でも、衣類乾燥モードに切り替えることで効率的な部屋干しが可能になるでしょう。私自身、使ってみて1番効果を発揮した部分です。
作動音
1番うるさい状況で考えると衣類乾燥時の50dBというのが問題無ければ大丈夫という判断になるかと思います。
音に関しての感じ方は個人差による部分が大きいため、ハッキリと言うことは難しいのですが、少し気になるレベルかもしれません。「静かで全然気にならない」という意見は恐らく出ないのではないかと思います。
私の場合、夜間は弱運転(39dB)で使用していますが、隣人からの苦情はきていませんし、普通に眠れています。とはいえ、私はどちらかというと神経質とはかけ離れている人間ですので、あらかじめご了承ください。
音の種類としては振動音なので、木造で防振対策をしない場合だと下の階に音の影響があるかもしれません。私は住んでいるのは1階ですが、フローリングの上に防振マットを敷いてその上で作動させています。
電気代
コンプレッサー方式は電気代が安いということを売りにしているのですが、本機は除湿能力が他の物と比べて高いせいか、電気代も若干高いようです。
スペックには除湿時1時間当たり約8円~9円ということですが、他のコンプレッサー方式の製品だと5円程度の物が多かったように思いました。
それでもデシカント(ゼオライト)方式の物の半分以下ですし、高い能力がゆえの結果だと思うので特に不満は感じていません。
最後に
トータル的には買って大満足です。明らかに生活の快適度合いが上がりました。
音に関しては事前情報で「コンプレッサー方式の動作音は、とにかく大きくて気になる」という意見が多かったのもあり、もっと大きいと思ったというのが正直な感想です(「音が大きい」と散々聞いてからの出逢いだったので、実際に動作音を聞いたときは「あー、この程度?」と思いました)。
ただし何度も言うように個人の感覚による部分ですので、アパートにお住いの方は失敗しないためにも事前に店舗などで音の大きさを確認した方がいいと思います。
これで梅雨時期の洗濯問題とはお別れ。除湿器の購入を迷っている皆さまの除湿器選びの参考になってくれれば幸いです。
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