前作においてほぼプレイしなかったペナントモードですが、今作においてはフルの30年間プレイしました。もっとも、自分で1試合1試合操作したわけではなく、ほぼ監督プレイとスキップによるものですが、非常に楽しめたと思います。
「ペナントモードと栄冠ナインだけでも価格以上に楽しめた」と言っても過言じゃないです。そこで今回は、ペナントモードに関して長時間のプレイで新たに見えてきた部分もあるので、改めて感想を書きたいと思います。
データ収集が楽しい
今作において1番パワーアップしたのはデータ閲覧的な要素だと言っても過言ではありません。残してきた成績や記録を遡って見ることができるというのは、非常に楽しいポイントでありパワプロ2016の醍醐味だと思います。
歴代メンバー
過去の成績が閲覧できるのは最大のパワーアップだと感じました。これは30年とは言わないまでも、長くプレイすればするほど感慨深いものになること間違いありません。
上記は2019年のデータです。陽選手と中田選手と炭谷選手をFAで獲得してますね。山田選手の成績がエグいです。
通算成績
大好きな選手が引退したとき、過去に遡って通算成績を眺めるのが非常に楽しいです。上記画像は山田選手の通算記録なんですが、3805安打をはじめ通算記録を多数更新することに成功しました。
ちょっとスキップしすぎてしまい、少し現実離れした数値を残した年もあったため上記のような恐ろしい数値になってしまいましたが、やはり引退間近の年は衰えが見えますね。こういうデータを見てるだけでも、野球ファンなら十分楽しめると思いますよ。
収集要素
メダル収集
ある条件をクリアするとメダルがもらえ、そのメダルを集める楽しみもあります。特に意識せずに監督プレイとスキップばっかりしていると、私のように50%前後しか収集できません。
自分で操作して狙っていかないとコンプリートは無理だと思いますが、こういうやり込み要素があるのは嬉しいですよね(100%にした際のトロフィーは無い模様)。
殿堂入り
手塩にかけた選手が殿堂入りするとメチャクチャ嬉しいです。像は銅→銀→金の3種類ありますが、金への敷居は結構高いです(実在選手で金像になったのは、山田選手とFAで獲得した大谷選手のみ)。
マネジメントが楽しい
GM的な立場からのプレイも可能です。試合には一切関与せず、資金のやり繰りだけでも面白いと思います。
残念ながら『つくろう系のゲーム』ほど幅は無いので、主に選手の年俸調整やFA選手の獲得などくらいしかできませんが、監督プレイなどの傍ら資金面でも楽しみを見出せるのはプラス要素で間違いありません。
もし、資金を気にせずに遊びたい場合はオプションから設定できるので、金持ち球団を気取ることも可能です。
改善して欲しい点
引退勧告
自由契約で他球団に行かれてしまうと殿堂入りできなくなるので、過去に活躍した選手は劣化した後でも抱えてなければならないことに歯がゆさを感じます。
2軍に送ればいいんでしょうけど、最後に2軍で過ごしたという結果が通算記録に残ってしまうので、どうしてもチーム成績を犠牲にして起用したりしてしまうんですよね。
できることならコーチ転身とかケガ無しに、単純な引退勧告ができると良かったです。(ケガをしている選手には引退勧告できます)
FA
自チームから3人以上のFA希望選手が出た場合、引き止められるのが2人なので、1人は確実に引き抜かれてしまいます。こういう場合は「残留交渉くらいはさせて欲しいなぁ」と思いました。もしくは交渉しなくても残留してくれるパターンがあってもいいと思います(他球団からの交渉が無かった場合は残留)。
それから、後半になってきて仮想選手ばかりになってきたときに、FA宣言する選手が劣化してる選手ばかりになるのも気になりました(劣化し始めとかではなく、完全に弱くなった選手が多いです)。
20代後半~32歳でFA宣言する選手がほとんどおらず、30~40歳の選手が多かったように思えたのもあり、20年以降はほとんどFA選手を獲っていません。自チームで育てた選手がFA宣言をしても、戦力として引き止めるのではなく、殿堂入りさせたいがために残留交渉した節があります。
ポスティング・帰国選手交渉
実際の野球界だと毎年1人か2人くらいは賑わすことがあるのですが、後半になるに連れて誰も打診しなくなります(記憶によると、20年~30年の間に1人とかだったと思いました)。
海外挑戦する選手がいないので、帰国選手交渉もほとんどありません。しかも、我がチームから海外挑戦したライアン小川選手は、海外で引退してしまったために交渉の余地がなかったのも残念でした。
オプションでFA宣言人数が選べるのですから、ポスティング選手の人数も調整できるとありがたかったです。
最後に
トータルして非常に面白かったです。後半になると飽きてきてしまうのは仕様上、仕方ないと思います。ただし、スキップの機能も充実していますし、スキップばっかりしてても、そこまでおかしな数値にはならない場合も多いです(山田選手や大谷選手はすごいことになることも多々ありますが)。
1つのモードであるペナントで、様々な遊び方があるのが大きな魅力ではないでしょうか。次にペナントモードを遊ぶ時はOB選手もガンガン入れていこうと思ってます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。