- 前半:モード紹介およびレビュー
- 後半:攻略情報(ネタバレあり)
今作から登場した新たなモードである『パワフェス』ですが、個人的には「まぁまぁ楽しかった」という印象を受けました。歴代のパワプロシリーズをプレイしてきた方には堪らないんじゃないかと思います。
私自身は全作プレイしてきたわけでなく、飛び飛びプレイだったので、知ってるキャラもいれば知らないキャラもいたのですが、色んなキャラがいて楽しめました。『知ってるor知らない』は、そこまで重要ではないでしょう。
正直なところ、パワプロ2016が発売される前はパワフェスを楽しみにしていたのですが、プレイしたのは何日も経った後です。そのため、情報は既出感がハンパ無いですが、PS4でキャプチャー画像撮りながら書いたので、読んでいただけると嬉しいです。
一応、それなりにやり込んで、パワフェスで獲得できるトロフィーは全て獲りましたので、簡単なレビューと簡単な攻略法の紹介くらいはできると思います。前半部分で、これからプレイする人へ向けた『モード紹介およびレビュー』を。後半部分で、現在プレイしている人へ向けた『ネタバレありの攻略情報』を、それぞれ書いていきます。
画像も数多く使用しているため、スクロールするだけでも大変です。必要な情報を目次から探して飛んでいただけると便利ですので、ぜひご利用ください。
モード概要
KONAMIによる紹介
サクセス20周年記念!過去19作品からサクセスキャラたちが参戦!パワフルテレビが主催する野球のビッグトーナメントに出場!南の島に作り上げられた空前の野球テーマパークが戦いの舞台だ。
盟友矢部くんとともに旅立ち、歴代の強豪たちに挑んで優勝を目指そう!試合に勝利すると、相手チームの選手を仲間にできる!勝ち進むほどチームを強くできるぞ!裏で暗躍する謎の存在も!?
大会を勝ち進むモード
簡単に言うと『大会を勝ち進むモード』です。相手は、これまでのパワプロで出てきたキャラクターたちになっています。総勢100名近いボリュームは、まさにサクセス20周年にふさわしいと言えるでしょう。
試合に勝てればライバルたちを仲間にすることができ、仲間を強化しつつ自分のプレイスキルを上げて勝ち進んで行くことになります。
楽しいポイント
キャラ集め
単純に「キャラを集める」のが楽しいです。仲間にしたキャラは図鑑に記録されるので、プレイしながら図鑑を埋めるのに夢中になります。
それぞれのキャラに「パワーが強い」や「足が速い」などの特徴があるので「誰を仲間にするか」などの戦略的要素を含め、非常に幅広いチーム作りができるということが、極めて大きな魅力の1つです。
仲間にできるキャラはみんな個性が強いので、例え歴代のパワプロを知らなくても、見てて面白いですよ。画像のキャラクターなんて『社長』ですからね。耳になんか刺さってますけど、どっかの工場の社長さんなんでしょうかね。
マネージャーという付加要素
マネージャーを1人『サポート役』として連れて行くことができます。みんなそれぞれに特徴があり、自チームをパワーアップさせてくれたり、相手チームの邪魔をしたりと、自分の目的に応じて選ぶことで、戦局を有利にすることが可能です。
可愛らしいマネージャーもいれば、なにやらギャグみたいなのもいますね。マネージャーも最初は1人しかいないので、仲間にしないとなりません。この収集要素は本当に夢中になりますよ。
難易度の調整が可能
- ルーキーのお守り(相手弱体化&ロックオン)
- すけすけゴーグル(相手の球種がわかる)
上記のような『お助けアイテム』があるので、私のようにプレイが下手な人でも、ある程度プレイしていれば攻略することが可能です。ユーザー自身が自分のレベルに合わせて難易度調整できるのは、ありがたいですよね。
『ルーキーのお守り』は1000PPで購入できますが、PPはプレイすることで貯まっていく『ゲーム内の通貨』みたいなものなので、ゲームしていれば勝手に貯まっていきます。決して課金システムではありません。
地道にキャラのレベルを上げてもいい
試合で使用したキャラは、少しずつLvが上がって能力が高くなっていきます。Lvの最大値は10に設定されていますが、キャラの総数が非常に多いため、全キャラのLvを10まで上げようと思ったら相当なやり込みが必要になるでしょう。
Lvを上げることで少しずつ強くなっていくので、成長過程に伴って愛着が湧いてきます。育てたキャラが強くなって試合も有利になっていくのは、楽しくて仕方ありません。
改善して欲しいポイント
試合における大幅な補正
(明らかな補正が働いて、オートプレイで6点取られた瞬間の画像)
恐らく『手に汗握る展開』を演出したいんだと思いますが、こっちが点を取れば取るほどピンチの場面が訪れます。極端に言うと『3点以上の差』で勝っている場合は、逆転されるまで攻撃チャンスがありません。ひたすら防御のみの展開を強いられることになります。
そのピンチを、ことごとく自分のテクニックで抑えたとしましょう。今度はオートプレイで勝手に点数を取られます。そのため、前半で点数を取ることが逆にストレスです。
明らかな読み打ち
「サイン盗んでるんじゃないの?」って思うくらいCPUの読み打ちがすごいです。球種は完全にバレてます。かといってジャストミートしてくるわけではなく、難易度に応じて、少し芯やタイミングをズラしているような感じです。
しかし、パワーがある相手キャラクターは高頻度で強振してくるので、ほぼ間違いなく外野に飛びます。そのときに外野を守っているのが顔無しキャラ(パワプロ歴代キャラ以外)だと走力や守備力が低すぎて、ボールを追いかけるのが非常にストレスです。
たまに台風がくる仕様(風が8メートルとかになる)なので、そんなときはただの外野フライがとんでもないことになり、少し苦痛なポイントでした。
紹介・レビューは以上です
トータル的には合格点をあげてもいい出来だと思いますが、及第点も多いといった印象です。最初はそれなりに楽しかったですが、クリアした今となっては2度とプレイしないモードだと思います。
「新球種作成モードでエフェクトを使用したいがためにプレイしている」という人も多そうです。20周年ということでどれだけの力を注いだのかは知りませんが、パワフェスをプレイしないとエフェクトがアンロックできないというシステムは頂けません。
これで『全キャラLv最大にする』などのトロフィーがあれば嫌いになっていたかもしれませんが、それを条件にしなかったことは評価したいと思います。
ただし、無茶苦茶な補正にはげんなりです。序盤に点を取っても追いつかれるのがわかっているので、序盤はあえて点を取らないようにするため全然楽しくありません。極端な話をすると「9回の操作だけで十分」と思うほどです。
面白い試みだったとは思いますが、パワフェス目的でのパワプロ2016の購入は思いとどまった方が賢明でしょう。
ここからは攻略情報
ここからは攻略情報について記述していきます。ネタバレ要素も多数出てくるため「ネタバレしたくない」という方は、閲覧を控えていただくようお願いします。
キャラクター図鑑
一覧
- パワプロくん
- 矢部 明雄
- 敦盛 宗厚
- 猪狩 守
- 猪狩 進
- 九十九 宇宙
- 外藤 狭二
- 友沢 亮
- 久遠 ヒカル
- 猛田 慶次
- 蛇島 桐人
- 犬河
- 猫神 優
- 大西=ハリソン=筋金
- 神高 龍
- 松崎 トミオ
- 大豪月
- 非道
- 田中 まさる
- 鮫島 条太郎
- 乙女
- 九州
- 猿
- ザンス
- 村雨
- 球三郎
- 天王寺
- 社長
- 嶋田 栄作
- 松倉 吉光
- 香本 富久雄
- 田村
- パピヨン
- 早川 あおい
- 田中山 太郎
- 福家 花男
- 東條 小次郎
- 館西 勉
- 番長 長児
- 半田 小鉄
- 阿畑 やすし
- 鷹野 有紀
- 神童 裕二郎
- 橘 みずき
- 中居 三太
- 海野 幸子
- 山口 賢
- ブロンコ・リー
- ゴウ
- 鈴本 大輔
- 神楽坂 光彦
- 六道 聖
- グラビトン新井
- 涼風 希望
- 矢部田 亜希子
- 夏野 向日葵
- 青葉 春人
- 小山 雅
- 西郷 十三
- 茶来 元気
- 鬼力 剛
- 神宮寺 光
- 稲田 吾作
- 三森 右京
- 三森 左京
- 朱雀 南赤
- 滝本 太郎
- 久方 怜
- 城山 剣一
- 清本 和重
- 堺 住吉
- 太刀川 広巳
- 小鷹 美麗
- 美藤 千尋
- 大空 美代子
- 川星 ほむら
- 火野 勇太郎
- 水野 魔太郎
- 鋼 殻
- 草野 剣太郎
- 矢部門 竜雄
- マキシマム
- ヤーベン
- アルヴィン
- 雷轟 遥登
- 風薙 豹
- 暮羽 悦次
- 木場 嵐士
- 金原 いずる
- 水鳥 忍
- 熱盛 宗厚
- 男・矢部 明雄
- 紺野 美崎
- 四条 澄香
- 七瀬 はるか
- 黒沢 愛
- 我間 摩夕
- 嵐山 美鈴
- 日和 ミヨ
マネージャー
紺野 美崎
- バッターお助けスキル:内野安打〇、初球〇、対左投手A
- アシスト効果:主人公とすべての仲間の成長をアシスト
- 経験点ボーナス:なし
四条 澄香
- ピッチャーお助けスキル:奪三振、打たれ強さA、重い球
- バッターお助けスキル:チャンスメーカー、粘り打ち、逆境〇
- 経験点ボーナス:技術
七瀬 はるか
- バッターお助けスキル:アベレージヒッター、パワーヒッター、チャンスA
- アシスト効果:試合後、大胆にアイテムをねだりにいく
- 経験点ボーナス:変化球
黒沢 愛
- ピッチャーお邪魔スキル:四球、一発、対左打者G
- バッターお邪魔スキル:併殺、対左投手G、ムード✖
- 経験点ボーナス:筋力
我間 摩夕
- ピッチャーお助けスキル:対ピンチA、打球反応〇、勝ち運
- アシスト効果:おじい様の力で相手チームの全選手がしり込み
- 経験点ボーナス:おいいつけ次第で…
嵐山 美鈴
- 守備お邪魔スキル:クイックG、負け運、魔物
- アシスト効果:妨害工作で相手チームの調子をどん底に落とす
- 経験点ボーナス:敏捷
日和 ミヨ
- バッターお助けスキル:初級〇、対左投手A、ムード〇
- アシスト効果:敗戦時、ゴーインに再試合をもちかける
- 経験点ボーナス:精神
特殊条件
No.92の男・矢部 明雄とNo.97の我間 摩夕については、普通にプレイしているだけでは図鑑を埋めることができません。取得するのに、ある条件があります。
男・矢部 明雄
- 矢部がLv.10になっている
- 試合後の選択肢はすべて屋台村を選択する
- 決勝戦の朝、試合前にイベントが発生し、矢部が離脱
- 決勝戦に勝ち、最終戦へ
- 最終戦に矢部が参加し『男・矢部 明雄』として再登場する
いきなり体調不良を訴えて決勝戦にも出ない流れになったのも束の間、大々的に画面上の字幕にて存在感を放ってきます。気になって試合ところじゃありません。
挙句の果てに、病院を抜け出し行方不明になる始末です。こっちは決勝戦を勝った喜びに浸っているのに、えらい迷惑ですよね。
ちなみに、結構強くなって帰ってきます。また、走力のコツ+Lv.4も取得できるので、パワフェスで強い選手を作成しようとするのであれば、男・矢部 明雄のイベントは必須条件と言えるでしょう。
我間 摩夕
- 二回戦を3点差以上で勝利
- 三回戦で『プロ野球レジェンズ』が登場
- プロ野球レジェンズに勝利
- 試合後にゲームセンターへ行く
- イベントが発生し、マネージャーとして仲間に加わる(トロフィー『隠しマネージャー』獲得)
プロ野球レジェンズ
トロフィー『ゲスト撃破!』の条件にもなっているプロ野球レジェンズですが、プレイに自信のある人でないと勝つのは厳しいレベルだと思います。
私自身、プレイは超下手なので何回も挑戦しました。相手はレジェンズというだけあって、王、長嶋、松井秀喜・・・先発投手はダルビッシュや田中が出てきます。
仲間キャラのLvを地道に上げて、ルーキーのお守りを持って挑むこと数回、なんとか倒すことに成功したのですが、そこで興奮してしまい試合後にゲームセンターではなく屋台村へ向かったのはイイ想い出です。我間マネージャーを仲間にしたければ、間違わずにゲームセンターに行きましょう。
というか、プロ野球レジェンズ自体が強いのはもちろんなんですけど、その登場フラグになっている『二回戦を3点差以上で勝つ』というのが結構難しいです。コナミエフェクト、恐るべし。
トロフィーコンプ
- サクセススターズ:パワフェスモードですべてのサクセスキャラをアンロック
- 図鑑完成:パワフェスモードでサクセスキャラ図鑑をすべてコンプリート
- フェスマスター:パワフェスモードですべてのチームに一度は勝利する
- 女子会:パワフェスモードですべてのマネージャーを一度は仲間にする
- ゲスト撃破!:パワフェスモードでプロ野球レジェンズを倒す
- レベル10:パワフェスモードでサクセスキャラをひとりでもレベル10にする
- エンディング:パワフェスモードで優勝してエンディングを見る
パワフェスモードで取得できるトロフィーは上記の7つです。何回もやっていれば、普通に獲れます。私の場合は、プロ野球レジェンズに勝つためにひたすらやってたら、ほぼ条件が揃っているものばかりでした。
当然ながら図鑑登録数が多いチームを優先的に倒していった方が効率的です。誰かさんのように『するめ』という名前が嫌で避け続けたりしていると、最後埋めるのに苦戦するので注意してください。
攻略のポイント
オプション設定
あくまで慣れの問題だとは思いますが、デフォルトの設定だと「カメラワークがやりづらい」という人も多いと思います。オプション設定でノーマルに変更してあげると、やりやすくなるかもしれません。
レベル上げ
何回も繰り返しプレイすることで、キャラクター自体が強くなっていきます。キャラクターが強くなることで、試合が勝ちやすくなっていくでしょう。
紺野マネージャーを選ぶことで試合の経験値が多く入るため、効率良くLvを上げることができます。
アイテムの使用
『ルーキーのお守り』と『すけすけゴーグル』を使えば、桁違いに勝ちやすくなります。パワプロショップで多めに購入しておくとよいでしょう。
ムネアツシュートなどを狙い撃つのはもってのほかですが、できるだけストレートに狙いを絞ることで簡単に長打が打てると思います。プレイが苦手な私ですら『ルーキーのお守り』と『すけすけゴーグル』の併用で、リベンジャーズに100発100中で勝てるようになりました。
『ルーキーのお守り』に関しては、一回戦から最終決戦まで効果が持続するのでイイのですが、残念ながら『すけすけゴーグル』は使い切りなので、最終決戦に取っておくほうが無難です。決勝戦でアンドロメダ学園高校と戦う場合は、戦利品が『すけすけゴーグル』なので、使っても構いません。
自キャラは投手がいいかも
自キャラは投手の方が簡単かもしれません。投手は連投できないため、うまく仲間にしていかないといけませんが、自キャラは連投が可能なので大きな戦力になります。
最初は球速を度外視でスタミナを上げまくって、徐々に変化球にも振ってやれば、かなり活躍してくれるはずです。
守備位置を適正にする
最初は全然使ってなかったんですけど、有効な使い方をすると非常に戦いやすくなります。私はバントシフトと外野前進くらいしか使ってませんが、随分と戦いやすくなりました。
メンバーの中に、何名か守備がしんどいのがいますので、上手くフォローしてあげましょう。二遊間や外野は積極的に仲間にしていった方が戦いやすいかもしれません。
マネージャーは嵐山一択
機嫌による部分が大きいですが、機嫌がMAXのときに発動する魔物は非常に強いです。
また、強いキャラを作成しようと思ったら最終的に敏捷ポイントが足りなくなるので、経験点ボーナスが敏捷であるのもありがたいポイントと言えるでしょう。
最後に
個人的な体感としては、最終決戦よりもプロ野球レジェンズの方が強かったように思えますし、プロ野球レジェンズを出すために二回戦で3点差以上つけて勝つのが極めて困難だったような気もします。
いずれにしても、パワフェスの攻略自体はさほど難しくありません。「パワフェスでオールSの選手を作りたい」と言うのなら話は別ですが、トロフィーコンプ目的であれば、それなりに時間をかければ誰でも可能な難易度と言えるでしょう。