最近のパチンコ・パチスロはどの台にも液晶が付いているのが当たり前で、様々なムービーを流したりすることで演出に幅ができています。そういった進化に伴って名作アニメや映画、ゲームなんかとコラボした機種が数多く登場するようになりました。
私の場合はエヴァや北斗の拳など「名前は知ってたけど特に深く接してこなかった作品」について、スロットがキッカケで漫画を読んだりアニメを見たりして、その作品の世界観にのめり込んでしまった作品も少なくありません。
そして私がそうであったように「パチンコ・パチスロがキッカケで原作に興味を持った」という人も意外に多いのではないでしょうか。というわけで今回は「タイアップ(パチンコ化・パチスロ化)されたおすすめの漫画」を紹介したいと思います。
テラフォーマーズ
「全く見た事のないものと出会う時、人間は人間ではいられない。」西暦2599年──。火星のテラフォーミングが進行し、その地表は一面の苔とある生物で覆われていた。そして、選ばれし15人の若者達は重要任務の遂行を期待され、有人宇宙船『バグズ2号』に搭乗し、火星へと向かう。かの地で彼らを待つ、想定外の進化を遂げた生物の正体とは…!?
随分とパチスロ化が早かったなぁと思いました。過去の名作は進んでタイアップしているのに対し、現在進行形で勢いのある作品を取り扱う傾向って比較的少ないのではないでしょうか(当時の話です)。
マンガが非常に話題になりましたよね。実写化もされましたし、飛ぶ鳥を落とす勢いとはまさにこのことでしょう。
多くの人が興味を持ちそうな宇宙とゴキブリを興味深く描き、バトル要素まで詰め込んできているのでハッキリ言って「流行らないわけがない」と思いましたが、抜群に面白い作品です(最初は)。肝心のスロットの出来についてはノーコメントで。
新世紀エヴァンゲリオン(全14巻)
西暦2000年、南極に隕石が落下。かくして有史以来の大カタストロフィー「セカンド・インパクト」が起こった。それから15年、新たな危機が人類を襲う。「使徒」襲来である。使徒に対抗すべく、人類は汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」を開発。そして、パイロットに選ばれた「3人の少年少女」たちの戦いが、今、始まる――。
アニメとして社会現象を巻き起こした本作はパチンコ・パチスロのタイアップ機としても非常に高い人気を誇っており、これまで発表されたタイトル数はナンバー1だと思います(違ったらごめんなさい)。
パチンコのエヴァはあまり打ちませんが上段4テンパイ・下段2テンパイは数ある演出の中でも地味に好きな演出の1つです。パチスロのエヴァは4作目までは好んで打ちました。なかでも2作目にあたる「まごころ」は最高傑作だと思っています(ただしARTは黒歴史)。
肝心の原作については私にとっては「よくわからない作品」でしたが、これを知っているのと知らないのとでは演出の楽しさが格段に変わってくるのは事実です。パチンコ・パチスロでエヴァを打つ人の中にまだ原作を知らないという人がいたら、ぜひ押さえておくことをおすすめします。
バジリスク~甲賀忍法帖~(全5巻)
江戸の世、天下人・徳川家康は甲賀(こうが)と伊賀(いが)という忍法の二大宗家を相争わせ、十人対十人の忍法殺戮(さつりく)合戦の結果どちらが生き残るかによって、三代将軍の世継ぎ問題を解決させることにした。だが憎み合う両家にあってそれぞれの跡取り、甲賀弦之介(げんのすけ)と伊賀の朧(おぼろ)は深く愛し合っていた――。時代に翻弄(ほんろう)される忍術使いたちのあまりにも過酷な運命の幕が上がる!!
私はスロットがキッカケで本作に出会いました。スロットにはバジリスクと出会わせてくれたことを心から感謝しています(授業料は高かったですけど)。
内容を知らずにただスロットだけをやっていた頃は、将監よりも夜叉丸を応援してたっていう…。あの悪人面がまさか味方だとは夢にも思いませんでした。やはり漫画を通じて世界観を知ると余計にバジリスクが楽しくなります。言ったら「バジリスクとの間に絆ができる」と言ってもいいくらいです。
エンディングで見たシーンは涙なしには語れません。バジリスク打ちには是非読んでおいてもらいたい作品です。あ、唯一残念だったのが「見よ!豹馬!」なんですけど、原作ではアッサリしすぎてたのが少しガッカリでした。
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北斗の拳(全27巻)
199×年、世界は核の炎に包まれた。破壊され、荒野と化した地球に生き残った人類は、再び暴力に支配された。一滴の水さえも奪い合う時代が到来し、弱者は虐げられるだけの過酷な運命を負わされた。そんな、ある日。一人の若者が水を求めて荒野を歩いていた。彼こそは、肉体に散在する経絡秘孔(ツボ)を突き、内部から相手を破壊するという、一子相伝の暗殺拳「北斗神拳」の使い手、ケンシロウだった。
元々、漫画はもちろん、アニメなどでも絶大な人気を誇っていた北斗の拳ですが、タイアップされることで「これまで北斗の拳をリアルタイムで知らなかった層」の大量獲得に成功したのではないでしょうか。今やパチンコ・パチスロ業界は北斗の拳を中心に回っていると言っても過言ではないでしょう。中でもスロット4号機は伝説の機種と言ってもいいくらいです。
そして言うまでもありませんが、本作品もジャンプ全盛期の作品でめちゃくちゃ面白いです。冒頭から「ケーン!」が堪能できます。さらに言うならパチンコ・パチスロから本作品に興味を持ったとき、シンが死ぬタイミングの早さに驚きを隠せないでしょう。
あと個人的には「北斗の拳イチゴ味」というギャグ漫画もおすすめです。北斗の拳が好きなことが必要条件ですが、それさえ満たしていれば抜群に笑えること間違いありません。
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蒼天の拳(全22巻)
“北斗神拳”ここに熱く復活!!『閻王』の名で恐れられ、1930年代の魔都・上海を震撼させた男……霞拳志郎。後に北斗神拳史上最も奔放苛烈と謳われた正統伝承者が、かつての朋友、そして恋人のために、暗殺拳の封印を解く!
北斗の拳以前の世界を描いた作品なのですが、北斗の拳のケンシロウが第64代伝承者であるのに対し、本作の主人公である霞拳志郎は第62代伝承者に当たります。
作風が大きく異なっており、絵は格段に見やすくなっています。そして北斗の拳で見られたような「ヒャッハーする場面」は大きく減少し、マイルドな表現が多用されていると言っていいでしょう。北斗の拳に比べると爽快感などは落ちているかもしれませんが、本作を読み込むことで北斗の拳をより楽しめるようになると思います。
私はパチスロの蒼天の拳には全くと言っていいほど良い思い出がありません。パチンコで出た初代の右打ちは、とにかく球が増やせて良かったなぁ。とは言えホルコンにエラーが出るのかなんなのか、すぐ店員が飛んできちゃいましたけどね。
花の慶次‐雲のかなたに‐(全10巻)
異風の姿形を好み、異様な振る舞いや突飛な行動を愛し、そして己の掟のために命を賭した天下一の傾奇者(かぶきもの)・前田慶次(まえだ・けいじ)の熱い生き様を描いた痛快歴史巨編。戦国時代末期、軍馬補充のため野性馬狩りをしていた滝川(たきがわ)軍は、恐るべき巨馬“悪魔の馬”の猛攻で狩りに失敗する。そこで滝川の軍団で傾奇者として知られる前田慶次が、悪魔の馬を殺すように命じられるのだが……!?
ほぼスロット一本だった私が、パチンコもやるようになったキッカケが「花の慶次」です。初めて5万発超えしたのもこの機種でした。良くも悪くも戦国版の北斗の拳と言ったところでしょうか。史実と照らし合わせたときにどうなっているのかはわかりませんが、前田慶次の傾奇者感がかなり出ていて面白いです。
本作品の魅力として数多くの名言が挙げられます。そのどれもがストーリー仕立てで見ることによって、より一層響いてくるんですよね。「だが、それがいい」や「虎はなにゆえ強いと思う?もともと強いからよ」なんかは、私の就職試験時の座右の銘にしたくらいです(ホラ吹きました)。
キセル演出が意外と普通の場面で登場するのには驚きました。「自分が開発者だったら激アツ演出にあの場面は使わないだろうなぁ」というくらい地味に出てきます。松風演出は名シーンですね。それを心から楽しむためにも原作のチェックをおすすめします。
交響詩篇エウレカセブン(全6巻)
未知なる粒子「トラパー」が大気に含まれる惑星。空中サーフィン「リフ」が趣味のレントンは、平凡な日常に退屈していた。そんなある日、空から謎のLFOが落ちてきた。乗っていたのは、エウレカと名のる少女。彼女との出会いが、レントンの運命を大きく変えていく…。壮大なスケールで贈る次世代SFアクション、第1巻。
「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」とか名言すぎますよね。パチスロで一大ブームを気付いたと言っても過言ではない、ご存知エウレカセブンです。初めて見た時は「エヴァの二番煎じ」程度にしか思っていませんでしたが、しっかり作り込まれた作品ですごく切なくなるような良いマンガだと思います。
アニメの躍動感も見所満載なのですがコミックスとアニメでストーリーが異なっているので、それぞれ好みの差が出るかと思います。マンガであればKindleを始めとする電子書籍では6巻完結なので、一気読みするのにも手頃なボリュームではないでしょうか。
スロットをやってなかったら絶対に出会わなかったであろう作品なので、こういった名作に出会えたことは本当に感謝したいです。
コードギアス 反逆のルルーシュ(全8巻)
皇暦2010年。ブリタニア帝国に支配された日本。「エリア11」と名前を変えられたこの国で、ルルーシュは謎の力を手に入れる…。サンライズ×CLAMPがタッグを組んだ話題の超大作アニメをコミック化!
この作品は完全にスロットで興味を持ってから読み始めました。「スロット→マンガ→パチンコ」の黄金パターンですね(とは言え、パチンコはあまり打っていません)。最初の印象としては「なんでパチスロ化したんだろう?」という一点だけでした。「もしかして特殊な層をスロットの世界に引きずり込もうとしてるのかな?」と思ったくらいです。
原作を知ると格段にスロ&パチが面白くなるので、この機種が好きで原作を知らないという人は絶対に読んでおいた方がいいです。その際は「アニメの方が断然面白い!」という声も聞くので、アニメで楽しんでみてもいいでしょう。
キン肉マン
怪獣に負けてばかりのドジなヒーロー・キン肉マン。しかし、その正体は宇宙一のヒーロー一族・キン肉星の王子だった!故郷の危機を救うため、星に舞い戻ったキン肉マンを待ち受けていた強敵は…!?
知名度抜群の本作がパチンコ化・パチスロ化したときは、稼働がハンパ無かったのを記憶しています。新台のときなんか特に、それはそれはすごい勢いでした。スロットverは設定6の分かりやすさといい出玉率といい、当時は超お世話になりましたし、パチンコverは潜伏を拾えるという予期せぬメリットが大きかったんですよね。
逆に言えば少し複雑なシステムというか、ご年配の方に分かりにくいシステムみたいなもののせいで、客離れもすごかったように思えます。パチンコなんかはシンプルな演出にして作ってた方が、普通に流行ったと思いますけどねぇ…。
多くの超人が登場してのバトル&必殺技の応酬は、いつ見ても迫力を感じます。男なら憧れて当然と思えるような存在ではないでしょうか。アニメも流行りましたがマンガでも十分すぎるほどの躍動感が伝わってくる作品です。
キン肉マン 第1巻
賭博破戒録カイジ(全13巻)
人気の賭博コミック、第3章「欲望の沼」に突入!利根川(とねがわ)が失脚後、不遇をかこっていた遠藤(えんどう)に渡された劣悪債務者リスト。そこには、忘れもしない伊藤開司(いとう・かいじ)の写真が!彼を見つけ出そうとする遠藤の前に、当のカイジが現れて、ギャンブルを紹介してくれと頼み込む。しかし、カイジはその場で確保されて、地獄のような強制労働施設に連れて行かれ……!?
当時4号機のスロットで登場したのが最初だったと記憶していますが、まさかスロットの中でもギャンブルをするとは夢にも思いませんでしたね。設定5の爆連派か設定6の安定派かという話題で盛り上がった記憶があります。
カイジシリーズは漫画でも種類が多いのですが、やはりパチンコ・パチスロ好きにオススメしたいのは沼編が収録されている『賭博破戒録カイジ』です。ギャンブルに勝つための執念みたいなものを教わったような気がしますよ(気がするだけ)。
個人的に好きなシーンは、クギ調整するための球をすり替えたシーンや、水を大量に使ってビルを傾けていたことが発覚したシーンなどです。勝負師としての用意周到な部分は、ギャンブラーとして勉強させてもらったような気がします(気がするだけ)。
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銀と金(全11巻)
裏社会で頭脳と心理戦を駆使して巨万の富を得ていく男達の活躍を描いた賭博コミック。競馬でスッカラカンになってしまった森田鉄雄(もりた・てつお)は、平井銀二(ひらい・ぎんじ)に声をかけられ、日当10万円の仕事を持ちかけられる。そして翌日、みかん箱10箱を運んだ森田は、その箱の中には不正融資で得た10億円が入っていると平井から知らされて……!?
カイジと似たり寄ったりな世界観を持っていますが、福本作品の中でも根強い人気があるのがこちらの「銀と金」です。原作は文句なしに面白いと思います。
肝心のパチンコ・パチスロに関しては、設置台数が少なかったんでしょうか。スロットの「銀と金2」なんかは映像も綺麗でマルチシナリオシステムなんかも面白い試みだと思ったんですけど、私の周りでは5スロにしか置いてませんでした。
実際、パチンコ・パチスロのギャンブルをやる人が好きな世界観が上手く描かれている作品なので、よほど変なシステムにさえしなければタイアップ機も大きく流行ると思うんですけどね。認知度こそカイジに劣っていますが内容は抜群に面白いので是非読んでみてください。
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モンキーターン(全30巻)
波多野憲二はちょっとそそっかしいが、負けん気の強い度胸のある17歳。幼いころからの夢であるプロ野球選手になることを断念した憲二の今の夢は、競艇選手になること。そのきっかけは担任教師・筒井の勧めで…!?ボートレーサーを目指し、本栖研修所の試験を受けた憲二。友情と闘争心の中で大きく育っていく若者を描いた、青春スポーツ漫画の傑作!!
スロットをやっていなかったら永久に出会わなかったと言っても過言ではない作品です。私はギャンブルが好きですが競艇や競輪は一切やらないので、モンキーターンに競艇の面白さを教わりました(とは言え、実際の競艇はテレビでしか見たことがありませんが)。
最初は「競艇なんて・・・」という先入観もあったので、パチスロのモンキーターンがつまらないものであれば、ここまで本作に興味を持つこともなかったと思います。ハッキリ言ってめちゃくちゃ魅了されてしまいました。
ゾーン狙い含め、まずモンキーのシマを最初にチェックしたりもしていたので、あるときの大勝ちを機に大人買いしたのが懐かしいです。スロットをやらない人にも純粋におすすめしたい作品と言ってもいいでしょう。
哲也~雀聖と呼ばれた男~(全41巻)
勝負の世界でしか生きられない人々がいる。人は彼らをギャンブラーと呼ぶ……。「雀聖(じゃんせい)」蘇る!!伝説の勝負師、無頼作家・阿佐田哲也(あさだ・てつや)の青春!昭和20年――終戦。16歳の哲也は生きる希望を見失うが、博奕場の真剣勝負を体験することで気力を取り戻す。もっと強くなりたい!もっと勝負がしたい!そんな哲也は運命の糸に導かれて、進駐軍の米兵が支配する横須賀の裏通りに向かった。命をやり取りする闇麻雀の世界で、駆け出しの“坊や哲”は生き残れるのか……。
カイジなんかでも同様のことが言えますけど、パチンコ・パチスロをやるようなギャンブラーがギャンブルを題材にした作品を受け入れないわけがないですよね。作風もバトル型魔法系麻雀と言うんでしょうか。次から次へと強い相手が出てきて、最初こそ負けるものの最終的に勝つという内容なのでアリストクラートも作りやすかったと思います。
この頃はまだペナルティが結構多かった時代のように思えますね。これとか戦国無双とか打ってて「ナビに従うのって『無視=従う』なんだっけ?」って、いつも迷ってた記憶があります(「白ナビなら黒を狙う」など)。
マンガ自体は魔法系麻雀を描いた作品ですが、麻雀好きの中でも好き嫌いが分かれると思います。ヒラ場でも「なんかやってんじゃねえの!?」って思えるようなヒキに目を瞑れる人はかなり楽しめるハズです。
ろくでなしブルース(全25巻)
帝拳高校にとんでもない奴がやってきた!泣く子も黙る超弩級のノーテンキ喧嘩ヤロウ、その名も前田太尊!!入学早々、反目しあう応援団とボクシング部の抗争に巻き込まれてしまった太尊、勝嗣、米示の3人。停学中のボクシング部主将の畑中が戻り、事態は混迷を極める!
ジャンプ全盛期に連載されていたマンガ&不良漫画の金字塔的存在ですし、はっきり言って面白くないわけがありません。北斗の拳にも近いと感じる男くさい絵ですが、シナリオと上手くマッチしていますし超綺麗な絵だと思います。
そしてあまりパチンコ化・スロット化されなさそうなタイトルだと勝手ながらに思っていたので、パチスロ化・パチンコ化したのは意外でした。「サクラ大戦」との入れ替わりで導入されたのを覚えていますが、確かサクラ大戦って「設定1でも勝てる」から不具合扱いになったんでしたっけ?検定、ろくでなし。
嘘喰い(全49巻)
遊ぶ金欲しさに闇金に手を出し、取立てに追われる青年・梶くんの前に現れた謎の男・斑目貘。自らギャンブラーと名乗り、借金返済を手伝うと豪語する貘は、闇カジノへと乗り込むが…!?
今1番熱いギャンブル漫画と言っても過言ではないでしょう。ご存知「嘘喰い」です。まさかパチンコ化されるとは・・・。このタイアップは嘘喰いファンとして非常に嬉しいものでした。
帝国タワーモードは文句なしに面白いです。所々で流れるイエモンの曲がカッコイイですね。・・・あとはあまり印象に残ってないです。というのも数回しか遊んだことがありません(なんか申し訳ない)。しかし漫画はとことん読み倒していますし、ギャンブル好きなら間違いなくハマると思うので、ぜひ読んでみてください。
巨人の星(全19巻)
星飛雄馬は、父に幼い頃から野球を厳しく仕込まれた。「巨人軍という星座のどまん中で、ひときわでっかい明星となって光り輝け!」という父・一徹は、息子に自分の果たせなかった夢を託すのだった。父の夢に応えるため、ピッチングの練習を続け、つらい特訓に何度もくじけそうになる飛雄馬だったが、高校球界きっての天才児といわれる王貞治と出会い、野球の素晴らしさを知る。かつて、日本中を熱狂させた伝説の野球漫画、ついに登場!!見よ!満点の夜空にひときわ輝く星を――。
言わずと知れた、野球漫画の金字塔です。大リーグボール養成ギプスやちゃぶ台返しなど、ファンでなくとも「1度見たら忘れられないインパクト」が本作の醍醐味ですよね。
肝心のスロットでは4号機の巨人の星2の頃に随分と良い思いをさせてもらいました。いわゆるストック機全盛期でしたが、BIG比率が高く、宵越し天井が有効なのが非常に重宝したのを覚えています。
朝から巨人の星を打つ時なんかは、同時期に黄金期を迎えていたパチスロ北斗の拳をイジる意味でも「今日は明子を昇天させてくる」などと言っていたものです。・・・完全にバカですね。
巨人の星 第1巻
あしたのジョー(全20巻)
ある日ふらりと下町のドヤ街に現れた、天涯孤独の少年・矢吹丈。腕っぷしの強さが元ボクシングジム会長の飲んだくれオヤジ、丹下段平の目に止まる。段平は丈に自分の果たせなかった夢を託し、名ボクサーに育てようと熱心に面倒を見る。しかし、段平の願いをよそに、丈は毎日、ドヤ街の子供達を引き連れ、無法な行動を繰り返すのだった。漫画史上の最高傑作、ついに登場!!ジョー、そのパンチで叩き出すんだ、すばらしい明日を!
世代を問わず、誰もが知ってるボクシング漫画です。びっくりパチンコという呼び名で彗星のごとく登場し、あまりにも酷い釘調整にびっくりさせられました。1/300程度の勝負しやすいスペックと、大当たり中の右打ちが爽快で打倒しましたね。一時期はこればっかり打っていた記憶があるくらいです。
肝心のマンガですが文句なしに面白いと思います。流行るのがわかるというか、矢吹丈のちょっとしたやんちゃ感みたいなものがボクシングと上手く融合してると思います。絵がちょっと古いのとハリマオの非現実感さえ受け入れられれば、心から楽しめるでしょう。
あしたのジョー 第1巻
月下の棋士(全32巻)
第51期名人戦、名人・大原巌と挑戦者・滝川幸治が熱海で第7局を戦っている時、東京・将棋会館に氷室将介という青年が現れる。プロ棋士になりたいという将介が手にしていたのは、伝説の棋士・御神三吉の推薦状だった。その推薦状を見たプロ棋士・虎丸は二段の坂東と将介を戦わせる。
棋士としては非常に破天荒な氷室将介という青年が、プロ棋士を目指す姿を描いた将棋漫画です。知る人ぞ知る名作だと思います。将棋が好きな人は既に押さえたマンガでしょうけど、まだ読んだことのない人はぜひ手に取ってみてください。
私はこの月下の棋士の甘デジがとにかく好きでした。スペックなんて素晴らしすぎるくらい優秀だったと記憶しています(確かSTが10回転で1/10とかだったような気が)。右下の役物の将棋駒もいい味を出してましたね。
やっぱ赤文字の好機がアツイ機種がいいですよ。本作のパチは「え?こんなので当たるの?」っていうくらいアッサリしていますが、それがまた最高なんです。今は空前の将棋ブームですのでそういう意味でも本作を押さえておくことをおすすめします。
月下の棋士 第1巻
俺の空(全9巻)
日本を制圧する大財閥の次期当主・安田一平は、安田家のしきたりにのっとり一年間の放浪の旅に出た。旅の最終目的は、皆を納得させるような女性を花嫁として連れて帰ること。旅の幕開けに憧れの美人教師に性の手ほどきを受け、身ひとつ、流れ者となった一平は各地でスケールのでかい事件を巻き起こし、炸裂する男気で周囲の度肝を抜く!!豪傑・安田一平の、男らしさ満載青春放浪記!!
成績優秀&スポーツ万能である財閥の跡取り息子が、家訓に従い花嫁を探すと言うとんでもストーリーです。昔っぽくて男くさい絵が特徴的な本作は、色んな部分に血がたぎるような熱い作品と言っていいと思います。
ストーリー上ちょっとした官能的な場面も多く描かれていて、この作品と一緒に青春時代を謳歌したという人にとっては心の底からたまらない作品なのではないでしょうか。中でも物語序盤の先生との秘め事は伝説と言っていいくらいです。
私はパチスロを通じて本作を知りましたが、パチスロではわからなかったほどのとんでもストーリーに驚きを隠せませんでした。最後のパチスロ4号機という部分も感慨深いものがあります。最終日、全6だったけど負けた思い出が懐かしいです。
俺の空 第1巻
めぞん一刻(全15巻)
曲者揃いの住人たちから邪魔されても、新管理人・音無響子を一途に慕うけなげな五代。だが彼女との恋を実らせるには、あまりに大きく険しい壁があった。それは響子が結婚半年で夫を亡くした未亡人であることで…。
パチスロだけでも何作も作られている、言わずと知れた名作中の名作ですよね。高橋留美子先生の作品は数多くタイアップされていますが、私はめぞん一刻が1番好きです。割と古い作品ではあるんですがその人気は未だ衰え知らずで、特番でも「好きなアニメベスト〇〇!」のような企画をやっているとき、必ずと言っていいほど上位にランクインしています。
純粋な恋愛漫画としてもおすすめなので、読んだことがない方は是非チェックしてみてください。今後もタイアップ機がシリーズ化していくことが予想されるのでスロッターなら押さえておいて損はないです。
パチスロとしても結構な人気を誇っているのではないかと思います。ARTもノーマルタイプもどちらも上手く作ったと言っていいでしょう。ただ、液晶付きのノーマル機種はアツイ演出に発展しても出目でわかっちゃうのが・・・ね。
めぞん一刻 第1巻
うる星やつら(全34巻)
なぜかこの世の不幸を一身に集めてしまう「見るからに凶相の持ち主」・諸星あたる。UFOに乗ってやってきた女の子・ラムちゃんの鬼ごっこの相手に選ばれてしまったことから、あたるの運命はさらなる不幸(?)へと突入していく……。
こちらもめちゃくちゃ高い人気を誇っている作品で、世代を問わずラムちゃんの存在は有名です。私はパチンコで存在を知ってから夢中になりました。マンガの内容自体は「ラムちゃんを中心に展開されるドタバタコメディー」ですが、男女ともに楽しめる作風じゃないかと思います。なんと言ってもラムちゃん可愛さが超が付くほど魅力的です。
そういえばパチンコで出た1番最初の機種でしたかね・・・スペックがメチャクチャ優秀で釘がガチガチだったような記憶があります(ボーナス比率の兼ね合いなのか、ボーダーがメチャクチャ低かったと記憶してますけど)。
うる星やつら 第1巻
CAT’S EYE(全15巻)
ミケール・ハインツというヨーロッパの画家の作品や遺物ばかりを狙う謎の女盗賊キャッツアイ。刑事・内海俊夫は、いつもキャッツアイの逮捕に失敗し、上司に怒鳴られ、左遷の危機にもあった。そんな俊夫の恋人で、俊夫の勤務する署の前でこの盗賊と全く同じ店名の喫茶店を営む来生瞳は、いつも俊夫の愚痴を聞いては叱咤激励している。だが、瞳ら来生三姉妹こそ、キャッツアイの正体だった。
こちらも世代を問わずに有名&人気の作品です。アニメを見たことがなくても、CAT’S EYEのオープニングテーマ曲は知っているという人も多いはず。三色の全身タイツ、そして三人とも美女という設定にドキドキしたという人も多いのではないでしょうか。北条司先生の絵は大人っぽいというかハンパ無く色気があるので、世界観と上手くマッチしていると思います。
肝心のタイアップ機ですが、私はパチンコは甘デジしか打ったことがありません。スロットではダブル揃いのある機種が結構好きなので、それなりに打った記憶があります。この手のタイアップ機はほとんどがそうですけど、原作ファンにはたまらない作りになっているといった印象です。少なくとも私は心もお金も奪われました。
CAT’S EYE 第1巻
CITY HUNTER(全32巻)
冴羽リョウ、通称シティーハンター依頼人の望みに100パーセントこたえる街のスイーパー。ボディーガードから、殺しまで手広く請け負うが、依頼は美女絡みか、依頼人の本音に「心が震えた時」しか受けない。今は亡き親友の妹、槇村香をパートナーに病んだ都会の闇に蠢く悪を撃つ!!
こちらもパチンコ&パチスロの両方でタイアップ機が出ている人気作品です。漫画やアニメも非常に有名な作品ですよね。
パチンコの方はST中にバックで流れるGET WILDがめちゃくちゃ好きでした。ノリノリになれる音楽なので、相性抜群だったと思います。個人的なことを言わせてもらえば、花の慶次の角田さんの唄に並んでノリノリになれたんじゃないかなぁと。あ、北斗のタフボーイも。
スロットは高ループのシステム自体は好きだったんですけど、気付いたら撤去されてましたね。触る前に撤去されてることも少なくないのでなんだか寂しい気分です。本作は動きのあるアニメでこそ真価を発揮すると思うので、大勝ちした人は気になる方はアニメの方も是非チェックしてみてください。
一騎当千(全24巻)
三国時代の英雄達の魂を封じた勾玉が日本に流れ着き、その勾玉を受け継いだ闘士達は覇権を争い闘い合うのだった。天然女子高生・孫策伯符もまた、その闘いの渦中に身を投じるのだった。ハイパーバトルの決定版がここに開幕する!!
三国志を元ネタに、多くの三国武将と同じ名前の女の子たちが登場するバトル&パンチラ漫画です。言い換えると「バイオレンス&お色気」というVシネマにも似た構図になっています。
とにかくパンチラ頻度が高く、上半身も際どい部分で破けたりします。そもそもの衣装が際どくて、よく秋葉原なんかでコスプレしている人たちが選びそうなデザインのものばかりなので、読む人を選ぶということは間違いないでしょう。
この甘デジが結構好きで、だいぶ勝たせてもらった記憶があります。やたら呂布だの劉備だの出てくるので、打ってる間はずっと「???」でしたが、原作を読んでようやく理解しました。漫画としては詰まるとこ「好きな人は好き」という部分に行き着いてしまうのでアレですけど、パチンコで良い思いをしたという人やパンチラが好きな人におすすめです。
あずみ(全48巻)
少女のあずみを含む10人の子供達が、人里離れた場所で秘かに刺客として育てられていた。そして、彼らは爺の言葉をすべて正しいこととして疑うことを知らない、精鋭の刺客として育った。ある日、爺からいよいよ外界に出る時になったと告げられる。しかし、その前にこれまでの修業の総仕上げとも言うべき凄まじい試練が待っていた!
この作品が休憩スペースに置いてあるホールが随分と多いので気になってはいたのですが、どうやら「CRあずみ」ってのがあるんですね。まったく知らなかったんですけど「何処のメーカーよ?」とか思ってたら、天下のサミーでした。
マンガ自体は実写化もされたほど非常に有名で、ちょっとしたエロと結構なバイオレンスを秘めたチャンバラ系テロリスト漫画と言っていいでしょう。良くも悪くも「忍びの世界って非情なんだなぁ」と思うような作品です。
これは大人が読むマンガで間違いありません。取り扱ってるテーマが深く重いので、壮絶な世界に息を飲むことになるでしょう(出玉も飲まれたけど)。
みどりのマキバオー(全10巻)
本競馬史上、かつてない珍馬・珍獣が出現。体は小さいが走るのは速い、犬の様な白毛馬、みどり牧場一の競走馬ミドリマキバオー!!意気揚揚と新馬戦に臨もうとするが、華々しいデビューを飾れるか…!?競馬界に旋風を巻き起こせ!!
ジャンプで連載していたときは普通に飛ばしていました。あるとき空き台待ちをしていたときの休憩スペースで見つけて読んだとき、意外と面白いことに気付いたんですよね。
「あー、絵で選り好みしちゃいけないな」と本気で思いました。アニメ化もされてますし「つまらない作品なら、こんなにもてはやされたりしない」という部分に一刻も早く気付きたかったです。
競走馬を扱った漫画は少ないので、そういった意味でも貴重な作品だと思います。全10巻というボリュームも一気読みしやすくて取っつきやすいと思います。肝心のパチンコ・パチスロは・・・記憶に残るほど打ってないです。
パチスロ漫画
ここからはタイアップではなく、パチスロ実践そのものを漫画にした作品を紹介します。
超アドリブ王子(連載中)
超アドリブ王子1巻を記念し、アドリブ王子第1話をセルフカバー。初めて読んだ方も王子というキャラクターが無理なく分かる傑作!!
スロット好きの人におすすめしたいパチスロギャグ漫画(!?)です。完全なるヒキ強によるご都合スロット漫画で、ぶっちゃけ参考にはなりません。しかしスロッターの読者なら「こんな展開羨ましいなぁ」という夢を見ることができるでしょう。
パチ屋さんの本棚で見かけることも多い作品ですが、パチスロ好きの方は是非読んでみてください。
超アドリブ店長 第1巻
パチスロワサビヘッド(山葵頭脳)
パチスロ実戦術ライターのワサビが、パチスロダイオヘッドのモリ淳史とタッグを組んで贈る、超濃厚攻略漫画。北斗からジャグラーまで、ワサビ流でとにかく楽しみ尽くす!!
私はここ数年パチスロ雑誌を全く読んでおらず、ワサビさんという実戦ライターのことを存じ上げていませんでしたが、本作を読んですごく楽しそうにパチスロを打つ人だなぁと思いました。
と言うのも、DDT打法に対して「最適ではあっても必ずしも快適とは限らない」と言い放っていて、パチスロ好きなら熱い打ち方とか色々あるでしょうから共感する人も多いのではないかと思います。
第1巻で取り扱われている機種が「番長2」「北斗転生」「みんジャグ」など、2018年に発売された単行本コミックスとしてはラインナップが古いような気もしますが懐かしさを感じながら楽しめる一作です。
パチスロワサビヘッド 第1巻
最後に
やはりタイアップされるだけあって、根強い人気を誇っている作品が多いと思います。もしくは隠れた名作であることも多いですね。私自身マンガは大好きでよく読みますがスロットがキッカケで出会った作品も本当に多いので、その都度勉強させてもらいました。
最近では休憩スペースにタイアップされた漫画が置かれているというホールも多いですし、激アツな全回転演出なんかはあまり見れないので、同シーンをマンガで楽しむというのもアリではないでしょうか(←えっ!?)。みなさんも知らない作品、読んだことがない作品があれば、ぜひ読んでみてください。より一層、演出が楽しくなること間違いなしです。