育児に疲れた時こそ読みたい「ママはテンパリスト」という爆笑必至なマンガ

ギャグ漫画の中でも最近になって急に増えてきた育児ギャグ漫画というジャンルで、抜群に面白い作品があるのをご存知でしょうか?本作では初めての育児を経験する作者によって、実際のエピソードに基づいた子育ての日常が面白おかしく描かれています。もちろん実際のママさんの視点から描かれているので、同じ立場のママさんからしたら「わかる~」というような描写が多いでしょうし、なにより育児の大変さみたいなものが痛いくらい伝わってくるんですよね。

大変なこととか腹が立ったことを笑いにするって相当な技術だと思うんです。今、現在進行形で育児に疲れているママさんたちも、ちょっとした息抜きでこの作品を読めば元気が貰えるかもしれません。とにかく面白くておすすめです。今回は「ママはテンパリスト(全4巻)」という、爆笑必至な育児系ギャグ漫画を紹介したいと思います。

目次

ママはテンパリストってどんなマンガ?

コミックス1巻

作者の愛息・ごっちゃんの成長ぶり(作者曰く“ごっちゃんのクソばか行動”など)が描かれている。キャッチコピーは「すいません 育児ナメてました」。 『月刊コーラス』(集英社)にて2007年8月号から2011年7月号まで連載された。

育児漫画が「5万部を超えればヒット」と言われている中、本作は2009年7月時点で1巻が13万5,000部、2巻が11万5,000部[1]、同年末までに50万部を売り上げた[2]。フリースタイル社が発行する『このマンガを読め!』の2009年版で第1位、宝島社発行の『このマンガがすごい!』の2010年版オンナ編で第3位、マンガ大賞にノミネートされるなど、評価も高い。

ママはテンパリスト – Wikipedia

ママはテンパリストを楽しむポイント

液体系のイタズラ

コミックス1巻

作中においてママさんは1番困るイタズラとして液体系のイタズラを挙げています。事後処理のことを考えても確かに「飲み物をこぼされたらカーペットも汚れたり、赤ちゃんの服も濡れちゃったりして大変そうだなぁ」なんて思ってたら、そんな次元の話じゃありませんでした。

おそらく事実に基づいて書かれている作品だと思いますが、排水溝にティッシュを詰めて滝行をするという「今時どんなハングリーな修行僧でもやらない荒行」に身を投じる愛息子の姿が描かれています。

あー言えばこう言う系あるある

コミックス1巻

本当に小さい時は感情表現がほぼ「泣」のため、何を伝えようとしているのかがわからなかったりして、大変な思いをしてしまうことも多いのではないでしょうか。そして笑顔に癒されたりもして・・・。言葉による意思疎通ができない分、大変なことも嬉しいこともあると思うんですけど、成長して言葉を理解してくるとどうしても達者になっていきます。

言葉を選ばずに言うのなら口ごたえをしてきたり、あるいは生意気なことも言ってくるでしょう。まぁ生意気になるのはもう少し後の話だとして、これまでは「おばけがくるよ!」と言えば大人しく寝ていたのが、いつかは通用しなくなるときが来ちゃうんですよね。

今度はおばけに代わる何かを探さなきゃいけない大変さと我が子が成長しているという喜び、それから成長の早さに対する驚きなどとにかく発見の連続だと思います。作者の東村先生は29歳で出産を経験したということですが、大人になってから初めて経験する事って新鮮で面白いと思うんです。それがストレートな言葉で描かれています。

親ならではの工夫が見られる乳離れ

コミックス1巻

個人的にめちゃくちゃ笑った回でぜひともおすすめしたいんですけど、いつまで経っても乳離れしない息子に業を煮やし「ゴルゴ13に模した絵を描いて怖がらせて乳離れさせる」という暴挙に出たエピソードがあるんですがこれがめちゃくちゃ面白い!

この結果、本当に乳離れできたのかどうなのかっていうオチの部分も面白いですし、こういう「一見くだらない発想」も面白いですし、なにより「ごっちゃんの20年後が楽しみ」です(笑)。今よりもっとおっぱい星人になってるかもしれません。

ママはテンパリストを読んでみた感想

コミックス1巻

育児って良いものであることは間違いないんですけど、第一子のそれも一番大変な時期となると当の親からすれば大変なことだらけです。「育児って良いなぁ」って思いながらも、大変すぎて疲れてしまう瞬間もあるでしょう。その酸いも甘いもが凝縮されたマンガがこの「ママはテンパリスト」です。

この作品の特徴としては「イチイチ面白い!」という部分でして、笑いの種類としてはあるあるネタだと思うんですけど、育児の経験も出産の経験もない私が読んでも笑えるという極めて特殊なマンガのように感じました。

過去に大変な育児を経験したという人からすると「こんな時期もあったなぁ」という感慨深い笑いが得られ、現在進行形で大変な思いをしているという人は「共感の嵐の中で自分も頑張ろう!」と思える作品ではないかと。これまで小さい赤ちゃんと接してるのを描いたマンガって、どうしても感動に寄せすぎているせいか、こっちにかける迷惑もマイルドなものばかりなんですよね。

そして、それに対して怒っちゃったことを反省する場面が描かれてたりするのがセオリーというか、もしそれを現在進行形で育児をしている人が見たとしたら「そんな温いもんじゃねーよ!」って言いたくなるような内容なんじゃないかなーって思うんです。

でも本作における描写は言葉を選んでいる感こそあるものの、育児の大変さが面白おかしく描かれています。もう「愛息子・ごっちゃんの迷惑きわまりない行動が一種の不可抗力になっている」というか、作者のママさんも悟りをひらいているような感じなんです。これが堪らなく面白い!きっと同じような境遇のママさんが読んでも「大変なのはウチだけじゃないよね」って元気をもらえるでしょう。

最後に

最近年齢を重ねてきたせいか子供が可愛く見えてしょうがありません。育児マンガって結構流行ってるみたいでWEB上には本当に多くの育児マンガがあるんですけど、本作品のように書籍化されるような作品ってほんの一握りです。

やっぱり子供は可愛いもんですけど「可愛いだけじゃ育児はつとまらない」っていう根本を押さえている作品だからこそ、多くの人から支持されているのかもしれません。ギャグのセンスも抜群で、かなり笑える作品だと思います。

全4巻という読みやすいボリュームも魅力的ですしお母さんの心理描写が巧みで、意外と文字数が多いのも個人的には大好きな部分です。絵で笑って、文章で笑って・・・最高クラスのギャグ漫画だと思いました。興味のある方はぜひ読んでみてください。それではっ!

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