暑い時期になると寝苦しい夜が続いたり、窓を開けていると蚊が入ってきて余計に眠れなかったりしますよね。その両方の悩みを解決してくれる万能アイテムがあるのをご存知でしょうか?
その万能アイテムとは・・・薬局なんかでも簡単に手に入る『ハッカ油』という商品で、自然的な商品ですのでペットがいるご家庭でも安心して使用できますし、小さなお子さんも安心して使用できます。更には風邪や花粉症による鼻づまりの解消効果もあるというんですから、まさに万能の名にふさわしいアイテムと言えるでしょう。
まさに万能で年中に渡って活躍してくれますが、ハッカ特有のスースーする成分が夏には特に大活躍してくれること間違いなし!というわけで今回は、万能アイテム『ハッカ油』についてご紹介します。
ハッカ油とは?
シソ科の植物の総称をハッカと言い、ハッカから抽出したオイルのことをハッカ油と呼びます。高い抗菌作用と殺虫効果を有し「万能オイル」との呼び声も高く、多種多様に渡って活躍してくれるでしょう。
ハッカ油は近所のドラッグストアで簡単に、しかも安価で手に入れることが可能です(2017年5月現在、Amazonの販売価格が20mlで600円弱なので、そこら辺のドラッグストアよりも安いかもしれません)。
主な効果
- 殺虫効果
- 覚醒効果
- 消臭効果
- 抗菌効果
簡単な使い方
使い方を紹介する前に
この先で紹介している『ハッカ油の使用法』に関してですが、ハッカ油を数滴・・・という表現を多用します。実際にやってみたいという方は「スポイト」があると便利なので、持っていない方は事前に準備しておいた方が無難です。
それから容器を選ぶのにも注意が必要で、ポリスチレン容器(PS)の物はハッカ油に反応して溶けてしまうため選ばないようにしてください。ガラス製の物が無難だと思います。
【スポイト】
【容器】
ハッカのスプレーを作る
まずはハッカのスプレーを作りましょう。このハッカのスプレーが何かと便利で、万能です。
【ハッカスプレーの作り方】
- 空のスプレー容器を準備し、水100mlに対しハッカ油を2~3滴程度入れる。
- よく振って混ぜったら完成。
このスプレー自体は冷蔵保存推奨で、長くても1~2週間には使い切りたいところです。それを踏まえての容器選定をお願いします。そして、効果の持続性は高くありません。頻繁に使用することになると思うので、少しくらい大きめの容器でもいいかと思いますが、使用量に合わせてお選びください。
また、水に関しては精製水を推奨してる場合が多いです(水道水に含まれる塩素がハッカ油の成分を分解してしまう恐れがあるとのこと)。精製水の方が不純物が無いので、高い効果が見込めるということはあるかもしれませんが、個人的には水道水でも問題ありませんでしたし、効果も確認できています。
しかしながら「精製水の方が安心できる」という方もいらっしゃると思うので、その際はコンタクトの精製水を使用するといいかもしれませんね。
清涼感を得る
スースーしたい時にサッとスプレーで1吹き2拭き(首裏や手首、脇の下などに)するだけで、爽やかな清涼感が得られます。ただしハッカのニオイも独特と言えば独特なので、オフィスでの使用に抵抗があるという方もいるのではないでしょうか。
そういう意味では、夏の暑い日も革靴を脱げないサラリーマンの方にオススメです。靴の中や靴下にスプレーするだけで清涼感が得られ、ニオイも防止してくれます。
ここで注意したいのが「涼しく感じるが、実際は暑い」という部分です。特に過剰な量のハッカ油を使用すると、真夏のお風呂も氷風呂のように感じてしまうこともあるくらいですので、しっかりとした暑さ対策は必要だと思います。。
くれぐれも熱中症の対策である水分や塩分の補給を忘れず、分量はきちんと守って使用しましょう。
【関連記事】
眠気防止と乗り物酔い防止
車内にサッと一吹きするだけで、運転中の眠気を防止してくれます。更には乗り物酔いにも高い効果を発揮してくれるでしょう。
爽やかなスッキリ感を体感することができるので、車酔いしやすい小さなお子様がいらっしゃる方は、ぜひ1度試してみてはいかがでしょうか?。
車の窓を開けていても、何もしていないときと比べて虫も寄ってきにくくなりますし、お盆休みの交通渋滞なんかには、もってこいのアイテムです。
風邪の鼻づまり
風邪の症状の1つである鼻づまりには、悩まされている方も多いと思います。そんな時にはマスクにハッカスプレーを吹き付けてみましょう。鼻づまりが解消され、呼吸しやすくなるのでオススメですよ。
私はよく鼻の下に「ムヒ」を塗ってたんですけど、鼻をかみすぎている場合だと痛いときがあるんですよね。ハッカ油ならマスクの上からスプレーしても効果が得られるので、とても快適になります。
害虫対策
嬉しいことにアリや「頭文字G」にも有効です。フローリングをハッカ油で拭き掃除するだけでも、害虫たちにとっては非常に高い有効策となるでしょう。暑い日であれば清涼感も得られるので、まさに一石二鳥ですね。
害虫に対して薬剤を使用しているというご家庭も多いかと思いますが、ペットや小さいお子さんがいると不安な部分も多いハズ。強力な薬剤に比べると効果は低いですが、害虫に対する忌避効果としてはオススメですよ。
気になるニオイ防止
カビやダニに対する対策法としても非常に有能で、カーペットやソファーなどありとあらゆる場面で使用できるのも大きなメリットです。
スリッパやマット、トイレカバーなどに吹きかけることで、気になるニオイも防止してくれるでしょう。あからさまな芳香剤と違って、あくまで『自然な香り』という部分も消臭剤代わりとして使いやすいポイントの1つです。
殺菌効果・抗菌効果もあるので、夏場は特に「肌が触れる機会の多い場所」に一吹きしておくといいかもしれませんね。「ニオイが付いてしまうのでは?」と不安になる方もいるかもしれませんが、ハッカのニオイは数時間も経てば消えるので、ご安心ください。
その他の便利な使い方
虫除けスプレー
- 空のスプレー容器を準備し、エタノール10mlに対しハッカ油を20滴程度入れる。
- これらが混ざるように、しっかり振る。
- ここに精製水を90ml加える(水道水でも可能ですが、精製水推奨)。
- さらに振って、しっかり混ざったら完成。
虫除けスプレーによる肌荒れや虫除けスプレー自体の独特の香りが苦手だという人には非常にオススメなアイテムです。ただし持続力は低く、1時間ももたない場合が多いのが弱点ですね。
ですが、追加で吹きかける度に清涼感も得られると思ったら、そんなに大したデメリットでもないと思いませんか?個人的には特に手間だとは思っていません。ちなみにニオイがなくなったかどうかで虫除け効果のありなしが判断できます。
肌に付ける以外にも、網戸などに吹きかけることで虫の侵入を防止することも可能です。この場合は「エタノールを入れずにハッカ油の濃度を倍にする」などの調整をしてやると、より高い効果が得られるアイテムが作れるでしょう。
【関連記事】
損をしたくなければ今すぐ行動!ハッカオイルをオススメしたい5つの理由 – はてなの果てに。
夏のお風呂に
「夏のお風呂は熱くてしんどい・・・」という方にオススメの方法なのですが、普段のお風呂に数滴(5滴程度)垂らすだけで、ヒンヤリ感を感じられるハッカ風呂が完成します。
「夏場でも熱いお風呂に入ってデトックスしたいけど、気が向かない!」という方にはオススメです。ハッカ風呂に入った後の扇風機の風は、凄まじいほどの清涼感が得られるでしょう。
注意して欲しいのは、ヒンヤリ感じますがお風呂の温度自体が下がっているわけではありません。「全然熱いと感じないのに、のぼせてしまった!」なんてことにもなりかねないので、使用の際はハッカ油を過度に入れすぎたりしないよう、くれぐれもご注意ください。
トニックシャンプーとして
シャンプーに1~2滴加えてあげることでトニックシャンプーの代わりにもなります。使うシャンプーは普段からご使用されてるもので構いません。非常にスースーして気持ちがいいのと、皮脂汚れによる抜け毛防止に効果的です。
ハッカ油を加えれば加えるほどスースーして清涼感は得られますが、ハッカ油に含まれるメントールは刺激性が強いので、くれぐれも分量は守るようにしましょう。
うがい薬
コップ1杯の水に1滴垂らしてうがいとして使用することができます。口の中のネバネバや口臭予防にも最適です。マウスウォッシュ代わりにするには、重曹を使用するとより効果的です。
重曹が持つ研磨効果により歯の着色汚れにも効果的ですし、虫歯予防にもなります。非常に簡単で効果の高いお口ケアではないでしょうか。
【作り方】
- 空のペットボトル容器を準備し、水400~500mlに対し重曹を小さじ3杯、ハッカ油を2~3滴程度入れる。
- よく振って混ぜったら完成。(冷蔵保存推奨で、保存期間は1週間程度です)
最後に
これだけ用途が多彩な商品ってなかなか無いと思います。抗菌、防臭効果に関しては1年に渡って使用できますし、夏には清涼感が得られるなんて最高じゃありませんか?
本当に様々な場面で活躍してくれるので、ハッカの香りが苦手でない方には非常にオススメです。ぜひ、試してみてください。