同じはてなブログで記事をパクられたから運営に通報してみた

基本的に「それ、お前の自意識過剰だから!」みたいになるのが本当に嫌なので、ちょっと似ているという程度であれば「それ、うちの記事パクってますよね?」とは口が裂けても言いません。

 

現に私もブログを書いていて、リサーチを要する部分は他のサイト様を参考にさせていただく場合があります。

もちろんコピペなんかは絶対にしませんし、自分の中で咀嚼してから自分の文章として書き起こしていますが、物によっては似たり寄ったりになっている部分も全く無いとは言えないんですよね。

 

なので、多少であれば「パクったりパクられたりってのも仕方のない部分なのかなぁ」と思っています。

パクリって言ったらアレですけど、マネするくらいなら許せるのかなーなんて。マネするっていうか、結果的に似た内容になることもあるわけで。

 

今回は、そんな私が「あなた、私の記事パクってますよね?」と言った話を書いていきたいと思います。

これは私がはてなブログ時代に書いた記事です。今はワードプレスに移行しました。

目次

ある日、突然IDコールが届く

あるとき、急にIDコールが届きました。

IDコールを知らないという人のために簡単に説明すると、IDコールってのは「はてなブログ特有の機能」で、簡単に言えば中学生とか高校生の頃によくあった呼び出しみたいなものだと思ってください。

 

もちろん「好きです!私と付き合ってください!」というようなドキドキする展開のものから「お前、最近調子のってんじゃねーか?」的な展開まで多種多様なわけで、私のような小心者からしたらなるべく関わりたくない機能です。

 

例を出すと、良い内容のものなら「〇〇さんのブログは本当に面白い!」とか書いてくれているのかもしれませんし、悪い内容なら「〇〇のブログの何が面白いのかわからない」とか書かれていたりして、中身は蓋を開けてみるまでわかりません。

 

記事をパクられていた

恐る恐る見に行ってみる

普段なら見に行かないんです。

最初は褒めてもらえるケースが多くて毎回チェックしてたんですけど、そのうち良くないケースも増えてきたので、基本的には「好きにやってください」というスタンスで確認はしません。

 

ただ、はてなブログでは「はてなブログの記事を載せると、IDコールではなく言及になるんですね。

で、どっちかって言うとブログなら言及されるパターンの方が多いんですよ。

「ここでIDコールって何よ?」って思って、思わず見に行ってしまいました。

 

訪問先のブログでは某マンガを紹介していたが・・・

上記スクリーンショットが訪問先のブログです。

内容は某マンガの紹介記事で「あー、ブログ始めたばっかりの初心者さんね!」って感じの雰囲気がする記事でした。最初は流しながら「どこでIDコールされているのか」を探したんです。

 

ただ、どこにも私のIDが載っていなかったんですよ。

なんかおかしいと思って、今度は文章を最初から読み進めていったら、なんとなく鼻に付く文章を書くというか、気に入らない句読点の打ち方をしているというか・・・。そこで気が付いたんです。

 

これ、うちのブログの文章じゃね!?!?!?って。

 

両者を比較・検証

当ブログでだいぶ前に書いた某マンガの紹介記事

『エンバンメイズ』というダーツ漫画の心理戦が熱すぎて面白い!

2016年の11月に書いたマンガの紹介記事です。

 

特にアクセスを稼いでいるというわけでもなければ、このマンガがバカみたいに売れているというわけでもなく、ランキング記事を押し上げるための内部リンクとして機能しているかどうかすら怪しいレベルの記事になります。

 

両者を比較してみた

赤線を境界にして左側が当ブログの記事、右側が相手のブログ記事になります。

なんだろう、このモヤモヤは。

 

まるで、人のブログ記事をそのままコピペしちゃいけないってことすら知らない大の初心者さんに「適度に2~3行のスペースを入れた方が読みやすいですよ!」ってアドバイスを受けているかのような・・・。

 

というか、なぜうちのブログ記事をパクった!?他にもいっぱいいるのに、なぜうちのブログ記事を?

あれか!?色んな上位記事よりも3ページ目、4ページ目でくすぶっていることが多い当ブログの記事の方が、高品質だと思った的なやつか!?

・・・なんか色々とありがとう。

 

パクるならバレないようにやれ

マンガ作品の紹介なんてもんは、主観無しで書いたら大体の文章が似通ったりって状況になります。

かと言って丸々同じなのはダメですって。

学生さんだって宿題写す時に丸々移すなんてことはしないでしょ。同じ場所で間違ってたら、そりゃ「私は写しました!」って公言しているようなものですから。

 

語弊があるかもしれませんけど「パクるなら、せめてバレないようにやれ」って感じですね。

もうちょいスマートにパクってたら、私みたいな人間だと「パクリっぽいけど、似てるだけかもしれないなぁ・・・」って言って、大体は見逃しますよ。

 

 

【解説入りver】

 

【PC閲覧時】

 

ただ、コピペ。てめーはダメだ。

 

はてなブログで記事をパクられたときの対処法

ブクマでメッセージを送る

まずはブクマでメッセージを送りました。

この時点では、怒りという感情は特にありません。むしろ「ネタになるんじゃね?」くらいの感じです。

 

個人的にはリンク貼ってくれれば全然いいし、この人がアフィリンクを貼っていなければ見逃すつもりだったんですけど、しれっと人の文章を使って記事の最後にAmazonのリンク貼ってたのが軽くカチンときたので、上記のようなメッセージを送って数日待つことに。

 

ちなみにこの時は、すぐさまブクマがお気に入りユーザー登録こそされたものの、文章の書き換えもなければ、記事を非公開にするという処置もなかったので、ここで初めて運営に連絡をします。

 

運営に連絡し、対処してもらおう!

はてなブログのトップページの最下部には様々なメニューが用意されています。

そのなかの「お問い合わせ窓口」へと向かいましょう。

 

お問い合わせ窓口をスクロールしていると「お問い合わせフォーム」が出てきます。

ユーザー名と使用環境は、はてなブログにログインした状態であれば勝手に記入されるかと思いますので、運営とやり取りするためのメールアドレスとお問い合わせ内容を記入してください。

 

パクリ情報に関しては詳細を書く欄が別に用意されているので、ここは「記事が盗作にあったので、助けてください!そしてうちのブログをTOPに掲載してください!とでも書いておきましょう。

 

返信不要にチェックを入れてしまうと、その後どのような結末に至ったのかがわからなくなってしまう可能性があるので、チェックは入れないことをおすすめします。

 

詳細情報を書く

先ほどのフォームから更に下にスクロールしていくと、詳細情報を記入できる部分が出てきます。

OSの種類やエラーメッセージなどは空欄で問題ありません。

  • 問題が発生した日時→パクられていることに気付いた日時
  • 問題が発生したページのURL→相手のブログのURL

そして「詳しい内容、行った操作などできる限り詳しい状況」に、ありったけの想いを込めて文章を書きます。

ちなみにここでは、以下の内容を記入するといいです。

 

  • 住所
  • 氏名
  • 連絡先
  • 侵害情報についての各情報(掲載されているURL、掲載されている情報、侵害されたとする権利、権利が侵害されたとする理由(詳細)
  • 送信防止措置を希望する意思表示 (特に送信防止措置を保留したい事情がない限りは「希望します」としてください)
  • 発信者への氏名開示の可否
  • 発信者への申立内容の公開の可否 (原則として、言及されている当事者からの削除申し立てがあった事実は発信者に対し  公開する必要があります。特に、記事内に実名が含まれている場合は、実名を伏せて  対応を行うことはできません)

 

これらの情報を書いてあげると、運営の方でもスムーズに対応できるようになります(参照:はてな情報削除の流れ – 機能変更、お知らせなど)。

 

「権利が侵害されたという理由」の部分では、自分のブログのスクリーンショットと相手のブログのスクリーンショットを添えると、運営の方でも把握しやすくなると思います。

ちょっとやり方は手間でしたけど、ヘルプに沿って進めれば問題ありません。

 

 運営から返事が来る

想像以上に仕事が早かったです。

確か金曜日にパクられているのに気付いて、速攻で相手にメッセージを送って、土日って2日間待ったんですよね。

 

それで「金曜夜の時点でブクマがお気に入りユーザー登録された=メッセージに気付いたのに対応無し」という、クミコちゃんもびっくりするほどの既読スルーをされました。

 

そして月曜日の朝に運営に連絡し、その日の夕方に返事がきたように記憶しています。ちなみにこの間、気が気じゃなかったです。

「文章書き替えたかな?」と思って、数時間に1回くらいのペースで見に行ってましたから(相手のPVをいたずらに急上昇させるっていうね)。

 

1週間後・・・

時はまさにゴールデンウィークだったのにも関わらず、連休中にまさかのブログ非公開という処置が取られました。

まぁ相手の人は無料ブログでしたし、記事数も10記事とかそれくらいだったので、痛くも痒くもないでしょうけど。

 

はてなの運営は優秀だと思う

はてなブックマークのセリフなんかだと「運営、仕事しろ」の怒号が響き渡っている場面も多く見ますが、なんだかんだ言ってはてなの運営の対応はピカイチだと思いました。

 

知り合いのブロガーさんが晴れブロだか雪ブロだかにパクられた時なんか、これとは比べ物にならないくらい面倒そうでしたもん。

 

Googleのアップデート等によって、はてなブックマークの勢いは衰えてきたという見方が強まり、無料ブログとしても「はてな離れ」が起こっているという話も聞いてますけど、こういう対応が素早い部分はさすがだと思いましたね。

 

ブログ記事をパクった相手に言いたいこと

ここからが本来、私が書きたかった部分になります。

実際に揉めていたのはこの記事を書くちょうど1ヶ月ほど前の話で、面白おかしくスクショとかは集めてましたけど、記事にするつもりなんか全然なかったんですよ。

 

昨日になって、その問題となった記事が今度は言及されました。

IDが変わっていたため確信はありませんが、恐らく同一人物じゃないかと。しかし今度は、ちゃんとリンクも貼られていましたし、オリジナルの文章で書かれていたように思います。

 

基本的に「相手の記事のリンクを貼る」「相手の記事の文章を使う時は引用タグを使う」という条件さえ満たしていれば、ほとんどの人は快く「じゃんじゃん使っちゃって!」って言ってくれるでしょう。

 

私自身、マンガのネタバレとかコマ画像なんかをブログに掲載しているので、正直「それもどうなの?」って部分もあるじゃないですか?

「映画やドラマの感想を書くのはいいのか?」とか「スポーツの速報を書くのはいいのか?」とか。

 

だから、私が「パクリだ!」って言うのもなんか違うような気もするんですよね。

人の文章をコピペして貼ったことはないにしても、誰よりも早く村田選手の世界戦の結果を流しましたし、色んな商品のレビュー記事も書いてますし・・・。

 

相手に対して、最初は「なんだこいつ?」って思いましたが、色んな意味で私も勉強になったので、とりあえず少しだけ感謝もしています。ほんの少しだけ。

あ、ちなみに君は非公開になる寸前のブログ記事で「最近、アクセスが増えてきて嬉しい!」みたいなことを書いていたけど、そのうちの8割・・・いや9割は

 

最後に

最近のGoogleは日に日にすごくなってきていて、自作自演の意味のない被リンクなんかは徐々に効果を失いつつあります。

パクリなんてやったら重複コンテンツ扱いされて1発で自動ペナルティくらいますよ(たぶん)。

 

だから人の文章をそのまま引っ張ってきたって、どうやってもその記事は超えられないし、なにより誰も得しないです。

それでも某まとめサイトを始めとする「パクり放題サービス」が横行しているという事実もあるんですよね。

 

個人的には「記事をパクられたー」って知り合いの人が嘆いているのを聞いた時に「人からパクられるような記事が書けてるってことなんだから、少し羨ましい」って気持ちもありましたけど、実際に経験してみてやっぱアレです。

 

パクリ、よくない。

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