ブログを始めたい、あるいは「これまでブログはやっていたけど、ワードプレスに移行したい」という人は、レンタルサーバーを選ぶことと思います。私自身、もともとははてなブログでブログを始め、その後でワードプレスに移行しました。
全てが初めての経験で「レンタルサーバーって何?」という状態から始めたので、ネットで情報を集めながら色々やっていましたが、レンタルサーバー選びは超重要だと痛感した出来事があったのでご紹介します。
私は特定の商品やサービスをディスるくらいなら、その記事そのものを書かないのですが、これはちょっと「放置するのも酷い」と感じるレベルだったので。今回は「ブログのためのレンタルサーバー選びなら、mixhost(ミックスホスト)はやめておいた方がいいよ」という話です。
レンタルサーバーとは?
レンタルサーバーって何?
ワードプレスを使ってブログを始めるためには、基本的には「独自ドメインとサーバー」が必要で、サーバーにワードプレスをインストールすることで、ワードプレスブログが運営できるようになります。
例えとしてよく聞くのは、サーバーはマンション、独自ドメインは住所(自分の部屋)という考え方です。
このサーバーには月額料金の違いはもちろん、各種性能にも大きな違いが設けられています。マンションも防音性とか間取りの広さなどによって家賃が変わりますが、基本的にはそんな感じのイメージでOK。
多くの人は「早ければ早いほどいいし、安定していれば安定しているほどいいけど、月額料金は安い方がいい」という考えになるでしょう。…が、もし趣味としてブログをやるわけでなく少しでも収益化したい(ブログで稼ぎたい)という場合は、レンタルサーバー選びは慎重になることをおすすめします。
レンタルサーバーの選び方、違い
月額料金
通信速度
サーバー容量
安定性
まず月額料金ですが、安いものだと1ヶ月100円以下で利用できる物もありますが、ワードプレスをインストールできない仕様だったりするので、ある程度の知識がなければ格安サーバーには手を出さない方がいいです。
少なくともワードプレスをインストールできるMySQL(運営したいブログの数だけ)があることが最低条件ですね。
そして初期費用が発生するケース、月単位でなく年単位にすると安くなるケースもあります。初期費用はキャンペーン中だと半額だったり無料になったりすることもあるので、このタイミングで契約できればベストですが、かなりタイミングが良くないと難しいでしょう。
また、各サーバー会社が全面的にPRしている金額は「基本的な最安値」であることが多く、レンタルサーバーの種類によっては3年契約した時の割引率でアピールしていることもあるので注意してください。
あとは通信速度はブログが表示されるまでの時間に関係してきますし、サーバー容量はブログの容量や閲覧人数が何人まで耐えられるかなどを左右します。月額料金が高ければ高いほど優秀であることがほとんどですが、個人的には「多くのブロガーは月に1000円くらいのレンタルサーバーを使用していれば困ることはない」と思いますね。
もし「どのレンタルサーバーを選べばいいかわからない!」という人には、エックスサーバーをおすすめします。私も当ブログをエックスサーバーで運用していますが、「どのレンタルサーバーがおすすめ?」と聞かれたら100%エックスサーバーと答えます。
利用料金は3ヶ月の契約で4000円しないくらいだったと記憶していますが、とにかく安定していてサーバーとしてのスペックが高く、トラブルが少ないのが大きなメリットです。迷ったらエックスサーバーにすればOK。
mixhostはマジでやめとけ(アダルトブログ運営目的以外なら)
mixhostってなに?
レンタルサーバーには色々な種類がありますが、アフィリエイト案件が多いのも特徴です。本来なら酷評されるべきレンタルサーバーが、報酬目的のアフィリエイターによって持ち上げられているケースも少なくないのですが…。
それが関係しているとは断言しないまでも、なぜか「おすすめレンタルサーバー」でググると、かなりの高確率で名前が挙がるレンタルサーバーの1つがmixhost(ミックスホスト)というレンタルサーバーです。
私はサーバーを現在5種類以上、累計で言えば10種類以上は利用していますが、mixhostは群を抜いてやべーやつだと思ってます。2年目になりますが、ついさっき「あ、乗り換えればよかった」と激しく後悔しました。
mixhostのメリットとデメリット
【メリット】
- 初期開設費用が掛からない
- 10日間の無料利用付き
- 容量が許す限り、ブログを何個も作れる
- アダルトサイトの運営OK
【デメリット】
- サーバー障害多すぎ
- 初心者殺しの要素が多すぎ
私も実際に使用して2年目になるので、mixhostのすべてが嫌なわけではありません。特にMySQLが無制限で利用可能という点は非常に気に入っていて、アフィリエイト用のペラサイトの量産には持ってこいのレンタルサーバーだと思っています(正確には思っていました)。
ただ、やたら色んな方面から「サーバー障害多すぎ」という意見が聞こえてくるので、正直気にはなっていたんですよね。ただ、有識者が言うには「mixhostのサーバーにも当たり外れがある」ということを言っていたので、私は「あー、当たりのサーバーを引いたんだな」と思っていました。
しかし、日本中が天皇即位の独特の空気感に包まれている10月22日、まさかの祭日に丸1日サーバー障害を引き起こすという…。1時間とかじゃなくて丸1日ですよ?
私自身、被害を受けたのは今回が初めて(少なくとも気付いたのは今回が初)ですが、あまりにもアフィリエイト報酬が少ないので調べてみたら、思いっきりサーバーがダウンしていました。これに対してTwitter上では「またか」という声が非常に多かったので、個人的には一気に不信感に繋がってしまったという感じです。
mixhostをおすすめしない理由
mixhostはサーバー障害が多すぎるという点でそもそもおすすめできないのですが、月額料金も880円って書いてますけど、これは3年契約した場合ですからね。私は1年契約で踏みとどまりましたが、それだと月額980円です。3ヶ月契約だと1300円~1400円くらいだから、下手するとエックスサーバーより高いです。
あとは色んな面で使いにくい!実際に使ってみれば分かるけど、エックスサーバーに比べて使い勝手が悪すぎます。具体的な例を挙げると、1つの独自ドメインを登録したら一緒にサブドメインまで登録されてしまう点とかです。「誰が望んでこんな仕様になってるの?」とさえ思います。
あとは「ファイルツリーが覗けてしまう」という問題も。これが何なのかを簡単に説明すると、複数ブログを運営している場合はそれがバレてしまうリスクがあるというものです。ブログを収益化して複数運営しているという場合は、飯のタネを知られたくないという人は多いかと思いますが、そういうのが思いっきり筒抜けになってしまう可能性があります。
詳しい人なら対策も取れますが、初心者だと対策もややハードルが高いですし、そもそも初心者だと「そういう問題があることにすら気付かない」というのが極めて厄介です。こういう部分が本当に不親切な設計だと思います。つまり「悪いことは言わないから、mixhostはやめておけ」って感じです。
最後に
これがmixhostの公式サイトに掲載されていた文言です。10/22の早朝3時に発生した障害を直すのに翌日深夜1時までかかるって…。
まぁ障害が起こっちゃったのは百歩譲ってしょうがないとして、個人に対しての連絡もなし、経過連絡もなし、原因の説明や今後の具体的な対処法に対しても説明なし、このような不具合がレンタルサーバー全体で多すぎるという部分がもう完全に不信感に繋がってしまいました。
先日、1年の契約更新をしてしまっただけに「何とか残り期間分の返金をしてもらって解約できないだろうか…」とさえ思います。
これからブログを始めようと思っている方、ワードプレスに挑戦しようと思っている方は、レンタルサーバーを探すうえで。もしかするとmixhostをおすすめしているアフィブログに行きつくかもしれません。
ハッキリ言って10日間の無料期間中には分からないほどの地雷が埋まっているので、くれぐれも注意してください。安心を買いたいならエックスサーバーが間違いないですよ。
【2020/10/24追記分】
解約しました。この記事を書いてから約1年間、目立った障害などはありませんでしたが、この時の悪いイメージが強すぎたので迷わずに解約しました。
個人的にはアダルトアフィリエイトの運営者やペラサイトを量産したいという特殊な人以外にはおすすめしません。