私が禁煙をするにあたって試したいくつかの方法

私は禁煙して6年ほどになります。10年ほど喫煙していましたが、いつも「できることなら止めたい」と思いながらタバコを吸っていました。

私の場合は「分煙化が加速し始めて、自宅以外で気持ち良くタバコを吸うことができなくなった」というのが、禁煙を始めた最大の理由です。映画を見終わって、その余韻に浸ること無く「全力で喫煙所を探す」という行動から抜け出したかったんですよね。

「タバコを止めたい」という人には必ず「タバコを止めたい理由」があります。金銭面での問題なのか、健康面での問題なのか。いずれにせよハッキリと言えることは「止めた方がイイ」ということです。昔なら喫煙仲間とのコミニュケーションというものが大きな利点になっていたかもしれませんが、時代は変わって今ではあまりにもデメリットが大きすぎます。

というわけで今回は、タバコを止めたいと思う人への後押しの記事です。私が『禁煙を目指した時に試した幾つかの方法』についてご紹介します。

目次

タバコの害について

ニコチン

タバコを止められない主な原因がニコチンです。

ニコチンは「毛細血管の収縮や血圧上昇」「脈拍の増加」「手足が冷たくなる」などの症状を引き起こしますが、喫煙者は血液中に一定のニコチンがないと神経や脳が正常に働かなくなるため、ニコチンの摂取が目的でタバコを求めます。

 

タール

発癌物質を多く含んだ粘着性のある成分で、歯やタバコのフィルターを茶色くするベトベトなもの(ヤニ)のことです。タールには数百種類の発がん性物質が含まれていると言われています。

 

一酸化炭素

通常、血中の酸素はヘモグロビンと結合することで全身に運ばれるのですが、一酸化炭素は酸素と比べると200倍ヘモグロビンと結合しやすいようです。

本来必要な酸素が全身に巡らなくなることで、身体は酸素欠乏状態に陥ります。この他にも血管などを傷付けたり、動脈硬化のリスクを高めるというリスクがあります。

 

禁煙方法

禁煙セラピー

私が禁煙を始めた頃は、この本で禁煙する人が非常に多かったのを覚えています。禁煙を促す本であるのにも関わらず、冒頭に「この本を読み終わるまで絶対にタバコを止めないでください」というようなニュアンスのことが書かれていたような気がしますね。

内容はというと、タバコに関する悪口というか『人生においてタバコは不要なものである』というようなことが延々と書かれていたような記憶が・・・。

確かに言いたいことはわかるんですけど、完全なるスモーカーの私は「・・・で?」としか思いませんでした。私は本を読み終わっても止めれなかったのですが、その本を譲り渡した人間が次々に禁煙に成功したので、一定の効果はあると思われます。

金額的にも安いので、禁煙の第一歩としては十分すぎるくらいのアイテムかもしれません。

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ニコチンパッチ、ガム

「タバコが吸いたくなる=血中のニコチン濃度の低下」なのであれば「とりあえずニコチンだけ摂れば?」という考えのもと、作られたガムだと思われます。実際にコレで済めば、タールやら一酸化炭素の害は受けずに済みますからね。

私はドラッグストアに行ってニコチンパッチを購入し、しばらく使用しました。ハッキリ言うと、パッチを貼っている間は吸わなくても全然平気です。全然タバコを吸いたいと思いませんし、仮に吸っても全くと言っていいほど美味しく感じません。

これだと簡単に止められそうな気がするんですけど、私の場合は「今度はパッチが止められなくなる」ような気がしたので、使用するのを止めて友人にあげました(友人はコレで簡単に止めていました)。

タバコの依存症には肉体的依存と精神的依存があると言われていますが、肉体的依存の方はコレで問題ないと思います。料金が高めなのがネックですが、この先のタバコに消える金額を考えたら、微々たる投資とも言えるでしょう。

 

本数を減らす、軽いタバコにする

あくまで私の感想ですが、これは全く効果がありませんでした。むしろ「逆につらいんじゃないか?」と思ったほどです。恐らく『1本ずつ減らして最終的にはゼロ』という未来図を描いて実行できる人は、最初から「これでもう最後!」でゼロにできると思います。

ただし、コレで最終的にほとんど味のしないタバコを吸うことで「もういいや」って思った人もいたので、合う人は1つのキッカケになるかもしれません。

 

電子タバコ

電子タバコに替えることで擬似的に吸った気分になるというものです。ニコチンが含まれていないものと少量のニコチンが含まれているものがあります。

本物のタバコと比べると喉に対する刺激が非常に薄いので、逆に本来のタバコにしがみついてしまうような気もしますが、結構周りには評判が良かったです。リキッドが無くなったタイミングで「もういいや」ってなる人が多かったように思います。

 

ガム類

なにかを口に入れていると、ある程度の「吸いたい欲求」が軽減されることを利用します。シュガーレスタイプのガムを噛んだり、飴のようなものを舐めたり・・・。この方法については、だいぶ利用しました。

車の運転中なんかはタバコを吸うのが習慣化していたので、私の場合は『ミンティア』で常に気を紛らわせていましたね。言うまでもなく高い効果が見込める方法ですが、ガムの噛み過ぎは胃を痛めてしまう危険もあるので、注意してください。

禁煙のメリット

  • 目覚めがスッキリする、寝つきが良くなる
  • 口臭がなくなる
  • 肌にツヤハリがでる
  • ご飯が美味しく感じる
  • 喉の調子が良くなる
  • 息苦しさがなくなる
  • 今までタバコに使っていたお金を他で使える
  • 冷え性が改善・・・etc

「禁煙したことにより実感したメリットはなんですか?」という質問を禁煙成功者にしたときに、挙げられることが多い回答をまとめてみました。

ただ、私自身は上記のメリットをまったく感じないんですよね。しいて言えば「喉の調子が良くなる」というのは、あるかもしれません。タンが絡まなくなった気はしますから。ご飯なんてタバコ吸ってた時も美味しかったですし、タバコを止めた今も朝はツライです(止めてなかったら、もっとツラかった説はありますけど)。

お金が掛からなくなったり、タバコに支配されなくなったという点では「止めて良かった」と心から思いますが、それ以外の部分ではあまり良い部分の実感は無いというのが本音ですかね。

 

最後に

今はタバコを止める人が徐々に増えてきて、タバコを止めやすい環境も整っていると思います。私は色々な方法を試しましたが、最終的には気合でした。周りの禁煙者が「思ってたよりキツくなかった」と言っている一方で、私の場合は非常にキツかったのを覚えています。

逆にキツかったこともあって「今吸っちゃうと今まで我慢してきたのが全部パー」というような考え方ができるようになったのが、逆に良かったのかもしれません。たまに吸いたくなったとしても「止めるまでの辛かった日々」がチラつきますからね。

今は本当にタバコが吸いにくい環境になってしまったと思うので、吸うことによる弊害を考えたらいくらでも止める理由がでてくると思います。禁煙したいという方は今一度、自分の意志と向き合って、手助けになるものは何でも利用して禁煙を勝ち取りましょう。

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