皆さん、結構前にNHKの『ためしてガッテン』で取り上げられて一時期流行ったという『炭酸フルーツ』についてご存知でしょうか?なにやらググってみたところ「炭酸水にフルーツを浸け込んでおくと、炭酸水中の炭酸がフルーツに浸透し、フルーツがシュワシュワして美味しくなる」とのことでした。
最初は「そんなことある!?」と思ったんですけど、NHKの番組が取り上げたくらいですし、過去に大きく流行ったという事実もあるので、少なくともガセではないだろうなと。しかし、自分で試すまでは信じられないというのも、私の悪いクセなわけでして・・・。
今回は「炭酸もフルーツも大好きな私が、試さないわけにはいかない!」ってことで、巷で話題の『炭酸フルーツ』を、早速やってみたのでご紹介します。
炭酸フルーツの仕組み
フルーツを炭酸水に漬け込むと、フルーツ内の水分に炭酸が溶け込み、そのフルーツをかじると食感がシュワシュワするという仕組みなんだそうです。
ドライアイスを使っても作ることができるそうなので、例えばパイナップルやメロン、スイカなど比較的大きめの果物(野菜)で作る場合は、ドライアイスを使う方法で作った方がいいかもしれません。
炭酸水はスーパーで購入してきてもいいですし、私の場合は炭酸水メーカーで作っています。炭酸水メーカーでは、炭酸強度を自在に調整できますし、ペットボトルごみも出なくてオススメです。
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炭酸フルーツの作り方
炭酸水使用ver
フルーツを皮付きのままビンやタッパー、袋などの密閉できる容器に入れ、全て浸かるまで炭酸水を注ぎます。それを冷蔵庫で1晩放置すれば、それだけで完成です。
後述していますが、重要事項のため再度書きます。必ず「皮付きのまま」浸け込むようにしてください。
ドライアイス使用ver
クーラーボックスや発泡スチロールなどの容器に果物とドライアイスを入れ、3~4時間放置すれば完成です。注意として「容器は密閉しないこと」と「ドライアイスが果物に直接触れないようにすること」の2点は、必ず守るようにしましょう。
もし密閉してしまった場合は膨張してしまい、密閉した容器の種類によっては破裂してしまったりして、非常に危険です。発泡スチロールであれば問題ありませんが、クーラーボックスを密閉してしまうと、破損や事故に繋がってしまう可能性があるので、注意してください。
作ってみた
実際に甘夏とパイナップルで作ってみました。このまま冷蔵庫で1晩寝かせます。
これくらいのサイズのフルーツであれば、小瓶にでも簡単に密閉できますし、非常に手軽に作ることができました。
※実はこの地点で重大なミスを犯しています。
食べてみた
実際に食べてみました。「・・・うん、不味くはないけど・・・」というのが正直な感想です。フルーツ自体の味が限りなく薄まっていて、若干のシュワシュワ感はあるものの、肝心の甘みが薄まっていました。
そして浸け込んでた炭酸水自体に、いわゆる『ダシ』の要領で果物の美味しいエキスかなんかが出て、ジュースみたいになっているかと思いきや、それも限りなく薄いジュースで、お世辞にも美味しいとは言い難いクオリティです。
スーパーで売られているカットフルーツの容器に残る果汁のようなものを、少し薄めたような味でした。良く言えば「ほのかに甘い」というような味ですけど、悪く言ったら「つまらない味」って言うんですかね。味の限りなく薄くなったガムみたいな感じです。
文章で表現しようとすると、どうしても毒づいてしまうので上手く書けませんが、簡単に言うと『思ってたのと違う』という感想しか浮かびません。
ここでミスに気付く
非常に初歩的なミスをしていたのですが、フルーツは皮ごと炭酸水に浸けるようです。←めちゃくちゃ重要です。
・・・なんか炭酸を浸透させたいあまり、皮剥いてやっちゃいましたけど、そりゃそうですよね。普通に考えたら味も薄まりますよね。
(※2016/05/13追記分)
炭酸水とフルーツで作る『炭酸フルーツ』を試してみた(リトライ編) – はてなの果てに。
後日、再挑戦した際のレポートはコチラです。グレープフルーツなんかの厚い皮を乗り越えて炭酸が浸透するのか不安だったこともあり、無難なラインであろうイチゴで挑戦してみました。
皮を剥いた甘夏&パイナップルで作ったものよりも遥かに美味しかったので、試してみる価値はあるかと思いますね。
最後に
人の話は最後まで聞こうと思いましたし、なにより勉強にもなりました。ですが、こうして記事のネタにもなりましたので、結果オーライでしょうかね。
皮を剥いて試してしまうと、せっかくのフルーツが台無しになってしまうので、炭酸フルーツを試す場合は、くれぐれも皮付きのまま行うようにしましょう。
私のように「パイナップルで作りたい!」と言う人は、必然的にドライアイスを使用するパターンになるかと思いますが、ドライアイスを扱う際はくれぐれもご注意ください。