腹筋崩壊とまではいかないまでも、人前で読むのは憚るほどのギャグ漫画が大好きです。手数の多いセンスのあるギャグに畳みかけられてしまうと、頬が緩みっぱなしになってしまい、家じゃないと読めないケースも少なくありません。
数多くのマンガの中には、クスクスしながら読んでしまう作品も多いですが、その笑いの種類は千差万別で、様々な笑いの種類があります。くだらないものから高度な笑いまで、ちょっと気分が落ち込んでいるときに読むと、そのくだらなさから心が救われることもあるのではないでしょうか。
今回は読んでいて思わず笑ってしまう漫画やクスっとしてしまう漫画、とにかく「ウケるギャグ漫画・笑えるギャグ漫画」を新作から名作まで幅広く紹介したいと思います。
鴻池剛と猫のぽんたニャアアアン!
ツイッター上で人気に火がつき【第1回次にくるマンガ大賞】でWebマンガ部門 第2位を獲得! 自由きままな猫のぽんたと、振り回されっぱなしの作者・剛が日夜繰り広げる狂騒劇!!
本屋でランキング上位に置かれていたのをチラっと見たところ、あまりにもの面白さに顔がニヤついてしまい「本屋さんでこれはマズイ!」と思って即買いしてきた作品です。猫を飼っている、または飼ったことがあるという人には鉄板。そして猫好きの人にも堪らない内容となっています。これで笑わない人って、いるんですか?
とにかく「猫ならでは」のテイストが非常に強く、ほのぼの系の笑いが強いです。猫を飼った経験があれば「あるあるの笑い」のエッセンスも凝縮されていますよ。いやー、本当に笑わせてもらいました。
4コマではないんですけど読み切りタイプの短い話が多数収録されていて、思い立ったタイミングでパッと読めるのもgood。これはやめられない止まらないギャグ漫画と言っても過言ではありません。知らないという方はぜひ読んでみてください。絶対に後悔はしない・・・はず。
http://www.comic-essay.com/episode/read/207
社畜!修羅コーサク
本家・『島耕作』弘兼憲史先生、黙認…!!! 東京から修羅の国と呼ばれる無法の都・墓多〈ハカタ〉に左遷された会社員・図画コーサクの新生活を描いたサラリーマンサーガ!! 理不尽、暴力、魑魅魍魎! 墓多〈ハカタ〉で起こるトラブルを左遷リーマン・コーサクは持ち前の社畜スピリッツと社畜だけが使うことができる社畜技で乗り切ってゆく! 脅威の新人漫画家・江戸パイン、笑撃のデビュー作!
社畜の、社畜による、社畜のためのギャグ漫画です。正直、この作品が持つポテンシャルは計り知れません。とにかくメチャクチャ面白いギャグ漫画だと思います。
「どうせ俺なんて・・・」というようなネガティブな笑いではなく、主人公は至って真面目で、左遷されようが嫌がらせを受けようがただ真っ直ぐに業務をこなすという、社員としての素晴らしい姿が描かれています。少し過剰に描かれているとはいえ、これが笑いに繋がるという驚きが大きいんですよね。
個人的には若い社員の方や、今の会社に不満を持っている社会人の方に特に読んで欲しい作品です。妙な部分で共感が得られて、思わずクスッとさせられてしまう作品です。くれぐれも電車の中などで読むことは止めておきましょう。
続巻が出るのを待っているのですが、もしかして完結したのかもしれません。内容自体はオムニバスチックなので、ここで終わっても歯切れが悪いということはないです(でも続きが読みたいんですよね)。
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~
「恋愛は告白した方が負けなのである!」 家柄も人柄も良し!! 将来を期待された秀才が集う秀知院学園!! その生徒会で出会った、副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに惹かれているはずだが…何もないまま半年が経過!! プライドが高く素直になれない2人は、面倒臭いことに、“如何に相手に告白させるか”ばかりを考えるようになってしまった!? 恋愛は成就するまでが楽しい!! 新感覚“頭脳戦”ラブコメ、開戦!!
ギャグ漫画とはまた違うような気もするんですけど・・・容姿端麗・頭脳明晰で、お互いに対して好意を抱いている男女が「恋愛は先に惚れた方が負け」ということで、いかに相手に告らせるかを考え、腹の探り合いをするという異色のマンガです。
なんでもないような事も本作にかかれば、たちまちスケールの大きな話へと変貌し、大きな笑いが生まれること間違いないでしょう。悪く言えば「考えすぎ」なだけですが、マリアナ海溝以上に深い部分まで相手の思惑を読んだりしているので、次から次へと目が離せません。すごく高度な笑えるお話ですし、これは万人におすすめできる作品だと思います。
ぐらんぶる
海沿いの街で一人暮らしを始めた北原伊織は衝撃の大学デビューを果たす。出会ったのは美女とダイビング、そして愛すべき野郎ども!バカを描かせたら天下一品の井上堅二と、裸の若者を描く達人・吉岡公威が繰り出す、酒とノリがあふれる最高のキャンパスライフ!!
大学生活を舞台に描かれる学園×ギャグ漫画です。男子特有の体育会系的なノリがふんだんに盛り込まれていて、当事者になったらって考えるとアレですけど読んでいる分にはメチャクチャ面白いです。
主人公のツッコミも鋭く、登場人物たちも実に良いキャラをしているので、読んでいて全く飽きません。何回読んでも面白いってすごい。とにかく男性ウケがメチャクチャ高そうな一作。
登場する女のコも可愛いので、リア充に憧れている人なら本当に眩しいくらいの作品だと思います。リア充に対する引け目を感じる人にとっても嫌味じゃない笑いなので、誰が読んでも楽しめるんじゃないかと。
ぐらんぶる 第1巻
保安官エヴァンスの嘘(全20巻)
「恋?愛?興味がないな」…嘘だ。本当はモテたい。切実に。強き者が掟であった頃、西の荒野のどこかで。全ての犯罪者が最も恐れる保安官がいた。彼の名はエルモア・エヴァンス。超一流、西部最強のガンマンでもある彼は、モテたい。幼少時から女性にモテたいと強く願い、「ガンマンはイケてる」という(時折ゲスな)父の教えを学んだ。だが未だに、恋人いない歴イコール年齢。女性の前でついカッコつけてしまう彼は、モテないこともないのだが、絶妙にうまくいかず、今日もモテる為に、祝福なき死闘を繰り広げてゆく。だが彼の近くには、オークレイという賞金稼ぎの女性がいる。エヴァンスのライバルで超一流の銃の腕前を持つが、射撃一筋でまともな恋愛経験はない。生娘である。お互いに相手が気になりながら… 「まあ、向こうにその気があれば別だけど」と思っているがっ!?
モテたい一心で一流のガンマン&保安官となった男を主人公としたギャグ漫画です。とにかく下心を抑えながら、上手く事を運ぼうとしているのにすれ違いだらけという展開がとにかく面白いですね。
色恋沙汰を描いたギャグ漫画で、根底に「男がモテたいと考えている」という設定があると、自ずと下ネタ方向に向かうような気もしますが、本作はそんなことはなく、王道の笑いを追求しているという印象を受けました。
男性読者なら人生で一度は「とにかく女にモテたい!」と考えたことがあると思うので、そういう人には文句無しにおすすめです。序盤からとにかく高いポテンシャルを感じさせてくれるギャグ漫画なので、この勢いで完結まで進んで行ってほしいと思います。
保安官エヴァンスの嘘 第1巻
中間管理録 トネガワ(全10巻)
帝愛グループ会長・兵藤和尊(ひょうどう・かずたか)の命で、債務者たちによる「死のゲーム」の企画を任された幹部・利根川幸雄(とねがわ・ゆきお)!! 早速、企画会議を開く利根川を待っていたのは、受難…!! 煩悶…!! そして絶望…!! 会長と黒服の間で苦悩する利根川を描く、悪魔的スピンオフ、始動……!!
カイジ本編で登場した利根川が主人公となってできたスピンオフ作品です。まさか利根川が主人公になるとは、夢にも思いませんでした。こちらはカイジ本編とは違って、利根川の中間管理職としての大変さのようなものが描かれており、本来のカイジシリーズにおけるスリリングな情景とは逸脱した雰囲気で展開されて行きます。
実際にカイジシリーズを読んでいると「これが、あの利根川!?」と思うようなシーンが数多くあり、本編では完全無欠だと思っていた利根川にも人間味というか親しみのようなものを感じるでしょう。カイジファンなら文句無しにおすすめです。
あそびあそばせ
圧倒的画力で描かれる美少女とシュールギャグに、笑わずにはいられない!!ギャグ漫画の最先端を行く「美少女×お遊戯」コメディ!
表紙を見るだけでは絵が可愛い美少女漫画チックで、普通に手に取ることはなかったと思います。あまりにも評判が高いんで、騙されたと思って読んでみました。結果・・・めっちゃ、おもろいやんけ。
『ギャグ漫画の最先端を行く「美少女×お遊戯」コメディー』というコンセプトらしいのですが、最先端すぎてこんなマンガは見たことが無いです。たぶん普通のキャラじゃなくて、美少女だからこそ生まれている笑いのような気もしなくもありません。「これがギャップの笑いか!」と思うはず。
美少女を眺めているだけで幸せだという人も楽しめますし「こんな可愛らしい子がそんなことする!?」っていう単純な笑いも面白いギャグ漫画です。
関連:可愛い外見に騙されるな!「あそびあそばせ」が面白すぎるぞ
ワンパンマン
一撃必殺! 強くなりすぎて、どんな凶悪な怪人もワンパンチで倒してしまうヒーロー“サイタマ”。平熱系最強ヒーローの伝説開幕!! WEB界のカリスマと超絶絵師タッグが贈る、日常ノックアウトコミック!!
凶悪な怪人から地球を守るヒーロー漫画なのですが、こんなマンガは今まで見たことがありません。というのも通常、バトルを描くマンガというのは「ピンチになったところを仲間に助けられる」とか、あるいは「1度負けてから、修行し直して勝つ」というのがセオリーだと思っていました。
このマンガの主人公は「どんな怪人でも1回のパンチ(ワンパン)で倒すことができる」という設定で、いわゆるチート級の強さを最初から持っています。そんなメチャクチャな設定が、まさかチート級の面白さを発揮するとは・・・。
ワンパンマン 第1巻
北斗の拳 イチゴ味
北斗ファンが待ち望んだ原哲夫風作画の正統後継作品!!
「北斗の拳の原作を知っていること」が条件になりますが、めちゃくちゃ面白いです。こんなの笑わないわけがありません。特に北斗の拳が大好きな人にとっては、腹筋が崩壊するくらいの相当な破壊力を持った笑いが届けられることでしょう。
1回1回しっかりと区切りがつくので非常にテンポよく展開されますし、誰もが少しは考えたことがあるようなことを笑いにしていたりするのでツッコミ所が満載です。北斗の拳が好きだという人は、騙されたと思って是非とも読んでみてください。これは絶対に笑います。
聖☆おにいさん
目覚めた人・ブッダ、神の子・イエス。世紀末を無事に越えた二人は、東京・立川でアパートをシェアし、下界でバカンスを過ごしていた。近所のおばちゃんのように細かいお金を気にするブッダ。衝動買いが多いイエス。そんな“最聖”コンビの立川デイズ。“笑い”でも世界を救う!聖人in立川。ブッダとイエスのぬくぬくコメディ。
ブッダとイエスという誰もが知っている2人が繰り広げるストーリーはシュールな笑いでした。そもそもブッダとイエスが同居するっていう設定が既にズルいです。絶対、笑うに決まってますって。宗教的な話に疎い私でも面白く読めたので、思想に詳しくなくても楽しめると思います。ただし「詳しければもっと笑えただろうなぁ」という場面が多いのも事実ですね。
「本気の信者には怒られるんじゃないか?」と思ってしまうような描写の数々ですが、その独特な世界観の虜になったという人も多いのではないでしょうか。思わずニヤけてしまう場面が多々あるので、読むときは周りに人がいないところで読むようにしましょう。立ち読み厳禁です。
聖☆おにいさん 第1巻
ケロロ軍曹
毎晩悪夢にうなされている日向冬樹は、なぞの生き物を発見する。捕まえてよくよくみると、カエルらしき生き物!しかし、可愛らしい外見とは裏腹にそいつは地球を侵略しようとしていた宇宙人だったのであります!
愛くるしいルックスが魅力のケロロ軍曹は、男女問わず、幅広い年齢層に受け入れられるギャグ漫画ではないでしょうか。色と個性の違う5人(匹?)のカエルはそれぞれが味を出してくれます。
最初は地球を侵略しに来た宇宙人だったはずなのに、気付いたら家事や洗濯などを引き受ける居候状態になっていたりと、初期設定を忘れるくらいハチャメチャな設定で読む人を飽きさせません。
所々にガンダムや有名マンガのパクリパロディーが出てくるので、元ネタがわかれば格段に面白みを増すかと思いますが、知らなくても十分楽しめるでしょう。読めば読むほどケロロの魅力に引き込まれていくはず。本作品を読んだら普通のカエルも可愛く見えてきます。(絶対とは言ってない)
月刊少女野崎くん
無骨な男子高校生「野崎梅太郎」。彼に恋をした女子高生「佐倉千代」は勇気を振り絞って告白するものの、何故か恋人ではなく少女漫画家のアシスタントになったのでした…。男子高校生でありながら人気少女漫画家でもある野崎くんの日常を描く、少女漫画家男子コメディー!!
勘の良い人であればタイトルからも分かるように、少女漫画を描く少年・野崎くんを中心に巻き起こるドタバタコメディーです。少し変わった雰囲気を持っていますが男性が読んでも普通に楽しめますし、少女漫画があまり好きでないという人も笑える作品だと思います。
連続性のある4コマ漫画のようなカタチで物語は進んでいくのですが、独特のテンポを持っていて非常に読みやすい作品です。起承転結がハッキリしていて笑うポイントがしっかり分かりますし、手数も多くてあっという間に読み終わってしまうことでしょう。
アニメから入ってコミックスを楽しむという人も多いので、マンガと同じくらいアニメもオススメの作品です。テンポのイイ作品が好きな人、難しいことは言わずにとにかく面白い作品が読みたいという人はどうぞ。
月刊少女野崎君 第1巻
マンガで分かる心療内科
●鬱の人にもっともやってはダメな事は何かご存知ですか?◆はい。それは「背負い投げ」です。●……違います。◆じゃあ、巴投げ?●……全然違いますッ!!正解は……『励ますこと』です。◆励ます事が正解か。よし、じゃあ励ましてあげよう。●違う!励ますのが正解だから、励ますのが間違いなんだ!……って、ややこしいわ!◎▲★……現役の精神科医による、心療内科の病気の全てを笑いながら学べる漫画の本!ベストセラー「おとなの1ページ心理学」シリーズに続いて、ゆうきゆう先生/ソウ先生コンビが放つ、とってもオモシロくて世の中のタメになるスーパー漫画です。
表紙を見た感じでは、普通のタメになる系のマンガだと思うじゃないですか?読み進めると、ものの数ページで期待を裏切られますよ(もちろん良い意味で)。教育とギャグって両立できないと思っていましたが、見事にその常識を覆してくれました。勉強になって、しかも笑えるっていうのは本当にすごいと思います。
夫婦漫才チックに展開されているので、スッと内容が頭に入ってくるテンポの良さが魅力です。ツッコミのバリエーションも豊富で手数も多く、中だるみの無い展開というのも本作の大きな魅力ですね。
たまにエッチな笑いも取り扱ってますが、いかにもな下品な笑いではないので、これってものすごく高度な技術なんじゃないかと思います。老若男女、誰が読んでも楽しめる作品だと言えるでしょう。
ヲタクに恋は難しい
隠れ腐女子のOL・成海(なるみ)と、ルックス良く有能だが重度のゲーヲタである宏嵩(ひろたか)とのヲタク同士の不器用な恋愛を描いたラブコメディ。『次にくるマンガ大賞2014』の“本にして欲しいWebマンガ部門”第1位、pixiv内オリジナルコミックブックマーク数歴代1位の大人気作品が多数の描き下ろしを加えて待望の書籍化。
隠れ腐女子OLとゲーヲタの2人の不器用な恋愛模様を描いたラブコメディです。Kindleのレビューでは辛口意見が散見されますが、個人的には類を見ないギャグ漫画で面白いと思いました。私は「腐女子」という言葉の意味もよく分かっていないので、逆にそれくらいの浅い知識の方が楽しめる作品なのかもしれません。
「エヴァとかモンハンくらいなら少しは・・・」ってレベルだと変にダメ出ししようとも思わないので、心から楽しめました。絵も綺麗でキャラもしっかり確立されていますし、流行る理由がわかります。普通に見ていれば美男美女という部分にも注目して読むとgoodです。
ヲタクに恋は難しい 第1巻
シャアの日常
赤い流れ星が落ちた次の日の朝、とあるアパートの一室で目覚めた男は、それまでの記憶を全て失っていた。彼は「シャア」なのか?それとも単なる他人の空似か?謎が謎を呼ぶ?ネオ・ガンダム・ギャグ!!
みなさんご存知「機動戦士ガンダム」の登場キャラクターで、長らくファンの人に愛されているシャアが主人公のギャグ漫画です。初期のガンダムファンはもちろん、ガンダムをほんのりでも知っていれば、笑える作品と言っていいでしょう。
私自身ガンダムに関しては全く詳しくなく、芸人の若井おさむさんのネタを見ても雰囲気が面白いという程度の知識しかありませんが、読んでいてニヤけてしまう場面が多々あります。とりあえず「シャア=赤」くらいの知識があればかなり楽しめると思います。
物語はシャアが記憶喪失になってしまったところから始まるのですが、麻雀牌の西を握りしめているだけでも面白いです。ただしガンダムを全く知らないというか「シャアについて何も知らない」というレベルだと全く面白くないと思うので、そこは注意してください。
シャアの日常 第1巻
ニーチェ先生
「神は死んだ」――閲覧数4000000数以上!!!Twitterを騒然とさせたさとり世代のコンビニ店員、ニーチェ先生ついに解禁!!
ツイートが元になって書かれた作品とのことですが、元ネタを知っている人からは「内容が薄い」や「マンガである必要がない」という厳しめの指摘があったようです。私は元ネタを知りませんでしたし、コンビニでのアルバイト経験もあったので非常に楽しんで読むことができました。コンビニでのアルバイト経験があれば絶対面白いはず。
「お客様は神様だろうが!」と怒るお客さんに対して「神は死んだ」と真顔で言い放つシュールさ、なかなか無いです。独特の言い回しや捻くれた世界観が魅力で、読者を選ぶマンガだとは思いますが、良くも悪くも今時のギャグ漫画という感じですね。
ニーチェ先生 第1巻
ちおちゃんの通学路(全9巻)
「普通に学校へ到着する」のはもはや奇跡!道路工事に暴走族、突然の尿意まで、大小さまざまなトラブルが“中の下”な女子高生・三谷裳ちおに襲いかかる!波瀾万丈のエクストリーム登校コメディ第1巻!!
絵が可愛いギャグ漫画と言えば本作も外せません。登校コメディーというジャンルだけ聞いたら「なにそれ?」って感じなんですが、単なる日常の登校風景がまさかこんなに面白くなるとは…。
過剰な演出を何度も重ねたりするので、1度ハマってしまうとどんどん畳み込まれてしまうでしょう。しかもそれが通学路を題材にしたものなので、誰しもが「あるある!」と言わされてしまうんですよね。1巻を読んだらもう止められない魅力のある美少女×ギャグ漫画です。美少女が好きな人、日常系ギャグ漫画が好きな人におすすめ。
ちおちゃんの通学路 第1巻
目玉焼きの黄身 いつつぶす?(全12巻)
夜の町に灯る家々の光、そのひとつひとつに、それぞれの人生が、暮らしが、目玉焼きがあることを、きみは知っているか…。“あたりまえ”だと思っていたその食べ方は、“あたりまえ”ではないかも知れない。ギャグ界の暴走天使おおひなたごうが全日本人に問う、衝撃のフード・ソウル・ロマン!
グルメ漫画とギャグ漫画が見事なまでに融合している作品です。例えば「目玉焼きに何をかけるか?」って話でも色んなタイプの人間が現れると思うのですが、黄身を潰すタイミングについて熱く語ったとしたらどうでしょう?
どうでもいい人にとってはどうでもいいことでも、食べ方にこだわりを持っている人は意外と多いものです。もし「お皿が汚れるのが嫌だから、黄身は一気に食べる」という食べ方をしていて、それをボロクソに否定された場合…。黄身は割れなくても、二人の間にヒビが入るかもしれません。
それ以外にも、色んな食べ物のあるあるが面白おかしく描かれています。グルメ漫画が好きな人にもおすすめです。
目玉焼きの黄身 いつつぶす? 第1巻
銀魂(全77巻)
江戸では、突如宙から舞い降りた異人「天人」の台頭と廃刀令により侍が衰退の一途をたどっていた。しかし一人、侍の魂を堅持する男が…。その名は坂田銀時。甘党&無鉄砲なこの男が、腐った江戸を一刀両断…するかも!?
銀髪の侍&メガネ&チャイナ娘が織りなすドタバタコメディーで、笑いあり涙ありの何でもアリな名作です。宇宙人だったり新選組だったり、数多くの濃いキャラが物語を引き立てます。
ジャンプの言わずと知れた名作をイジってみたり、パロってみたり・・・。ハッキリ言ってメチャクチャ面白いです。しかも「噛めば噛むほど味が出るマンガ」と言っても過言ではありません。
笑えるシーンが非常に多いので、読んだことがないという人には自信を持っておすすめしたい作品の1つです。
銀魂 第1巻
ヒナまつり(全19巻)
芦川組の若手ホープ・新田の部屋に落ちてきた奇妙な楕円形の物体。それが全ての始まりだった!物体のなかに居たのは、無表情な少女・ヒナ。強力な念動力で新田を脅し、ヒナは新田家に住みつくことに。かくしてヤクザとサイキック少女の危険な共同生活が始まった!漫画誌『Fellows!』にて、読切から連載化、そして一躍人気作に。読者の熱い支持が押し上げたネオ・ユニバース、遂に単行本刊行!
ヤクザとサイキック少女の共同生活を描いたギャグ漫画で、今流行りの萌え系かと思いきや全く違いました。誰も傷付けない、ほのぼの系ギャグ漫画です。
時に緩く、時にグダグダな展開は主人公がヤクザという事実を忘れさせるほど。気を抜いたら気のイイ兄ちゃんにしか見えませんから。ヒナもヒナで「血の繋がってない妹か何かですか?」という感じ。
そして「ギャグ漫画なのに・・・」って言ったらアレですけど、すごく綿密に練り込まれたストーリーだと思います。それでいて「超能力が使えることに対する言及は一切なし」というギャップもまたいいんですよね。テンポ良く展開されていきますし、無茶苦茶な笑いではなく、しっかりと計算された笑いです。非常に読み応えのある作品だと思います。
ヒナまつり 第1巻
バックストリートガールズ(全12巻)
人間やめますか? それともアイドルやりますか? 極道3人組がまさかのアイドルデビュー! しかも売れちゃったよ、オイ!! 鬼より怖い組長の全面プロデュースのもと、裏路地美少女アイドル「ゴクドルズ」としてデビューした極道の元おっさん3人。控室で酒を飲む賭けをする、でもファンの前に出ればアイドルになりきってみせる。今話題の仁義なきアイドル・ギャグ、ついに単行本化。日本のアイドルはここまで来た――!?
3人のヤクザが失態を犯してしまい、命だけは助けてもらえるように「なんでもします!」と命乞いをしたところ、なぜか性転換してアイドル(シノギ)をさせられることになってしまったという物語です。
初期設定の斬新さ、そしてアイドルと極道という正反対にも思えるような存在感がジワジワきます。これはもう掴みがズルすぎますね、こんなん面白いに決まってますもん。テンポも良いし、ヤクザがアイドルをやっているというだけでも笑えるのは、この作品ならではの魅力と言えるでしょう。
バックストリートガールズ 第1巻
斉木楠雄のΨ難(全26巻)
彼の名前は斉木楠雄、超能力者である。誰もが羨む才能も、本人にとっては災難を呼ぶ不幸の元凶。故に人前では力を封印、目立たず人と関わらずを心掛けてきた斉木だったが、何故かワケあり同級生が急接近!?
普通「超能力が使える」というのは、メリットでしかないと思っていました。そう、このマンガを読むまでは・・・。ハッキリ言って、抜群に面白いと思います。超能力者である斉木楠雄が「超能力者なんて何もいいことがない」という視点から、超能力者であることの弊害や葛藤を語るところから物語は始まるのですが、ハッキリ言って一気に引き込まれてしまいました。
目の付け所からして非常に秀逸だと言わざるを得ません。この緩くも冷めたテイストと世界観がメチャクチャ合ってると思います。モノローグで笑いを取るタイプのマンガで、とにかく斬新な切り口が面白いです。
タイトルといい、ピンクの髪の毛の主人公といい・・・。とにかく普通じゃない感が漂ってきますが、間違いなく名作になるであろう作品と言ってもいいのではないでしょうか(※完結して名作ギャグ漫画となりました)。
斉木楠雄のΨ難 第1巻
セトウツミ(全8巻)
「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」。まったりゆったりしゃべるだけ。関西の男子高校生、瀬戸と内海のクールでナナメでシニカルな放課後トーク7編。
関西の高校生2人組による放課後トークをテーマに展開されるキレッキレの漫談マンガで、ギャグというよりもちゃんとした笑いが追及されている作品です。男子高校生の会話って傍から見てると「それの何が面白いの?」っていうようなことで爆笑しているケースが多いような気もしますが、本作の笑いは本当にレベルが高い。
漫才のようなテンポもありながら泳がすところは泳がし、ここぞというところでは的確なツッコミを入れるという…。オーディオブックなんかでも楽しめそうな感じがしました。シリアスな雰囲気も巧く笑いに変えられているし、全8巻がアッという間に終わります。「シュールとかじゃなくて、漫才みたいなテンポの笑いが好き!」という人には文句無しにおすすめです。
セトウツミ 第1巻
ジャングルはいつもハレのちグゥ(全10巻)
ハレの苦悩はここから始まった…。
ジャングルで暮らすハレという男の子のもとにグゥという女の子がやってきます。そのグゥが普通ではなく、とにかくハレや他の村人たちに多大な迷惑をかけるドタバタしたギャグ漫画なのですが「暗いときに読んだら元気が出るんじゃないか?」と思うくらい、笑いのセンスに溢れています。
典型的な三段オチから緊張と緩和も使いこなし、シリアスなシーンで笑いを生むことさえお手の物です。あるある要素もふんだんに取り入れられていますし、初めて読んだときはメチャクチャ衝撃的な面白さに、度肝を抜かれました。
ギャグ漫画好きなら確実にヒットするでしょう。男女問わず、楽しめる作品だと思いますよ。間違いなく自信を持っておすすめできる作品の1つです。
人は見た目が100パーセント(全4巻+1)
「自分らしさって、最高!!」そんな女性たちに問いかける問題作!!――マジメで優秀な研究員・城之内(じょうのうち)、佐藤(さとう)、前田(まえだ)。「一応服は着ているから」「ちゃんとお風呂には入っているから」と自分に言い訳をし、「女子力」や「美」に背をむけた人生を歩んでいた。が、このままではいけないと、就労後に「美」の特別研究をし始めて!?「女子」になりたい、けれどなれない「女子モドキ」たちが、美と価値観を問いかける抱腹微苦笑ビューティー研究ギャグ、実験開始!
2017年の4月からフジテレビにて実写ドラマが放送されましたが、「美」や「女子力」とは無縁の状態で生きてきた3人のOLが繰り広げるギャグ漫画です。少しズレている美意識を矯正し、少しずつ女子力を育んでいく様子が面白おかしく描かれており、多くの女性が共感できるのではないでしょうか。
私が読んでも面白かったので男性が読んでも楽しめるとは思いますが、特に女性におすすめしたい作品です。3人組のコントのような雰囲気で進んでいきますが、ストレートな笑いから冷静なツッコミまでとにかく笑える作品だと思います。
ちなみに全4巻で完結していたにも関わらず、ドラマ化を機に復活したあたりは流石ですね。これには一本取られました。
関連:「人は見た目が100パーセント」のセンスとコメディー感がハンパ無い!
ママはテンパリスト(全4巻)
革命的面白さの、新世代育児エッセイ!漫画連載を多数かかえる作者は、初育児に毎日テンパりまくり(=あわてて動揺する)!!息子ごっちゃんの、予想を裏切る驚愕リアクションの数々…。そのデンジャーな魅力に、やみつきになる!
最愛の息子・ごっちゃんとの日常を描いたマンガなのですが、その笑いはあるあるの宝庫です。タイトルの通り、ママが常にテンパっている風景が面白おかしく描かれています。育児経験者は休む暇もなく笑うことになるでしょう。私は育児の経験がないのにメチャクチャ面白かったですから、やっぱ子供ネタはズルいなと思いました。
私が「へぇー、そういうものなのかぁ」と感心していた部分も、親の立場からすると「あー、わかるー(笑)」になると思うんですよね。そういう意味でも人気があるのがすごくわかる作品に仕上がってます。
大変さが前面に出ながらも我が子に対する愛情みたいな部分も垣間見えて、ほっこりする内容です。育児に疲れている人や、育児にある程度落ち着いた人、育児に興味がある人は、ぜひ読んでみてください。
部活、好きじゃなきゃダメですか?(全2巻)
キラキラした青春? 優しくて優秀な顧問? 強敵との試合でワクワクするチームメイト?? そんなの全部存在しない!!!!! 「理想(イメージ)」でのみ語られがちな部活の「現実(リアル)」を本音でイジる問題作! 部活男子の本音トークコメディー、開幕!!
学生時代の部活動を描いたマンガと言えば、汗をかく爽やかさだったり、チームメイトとの友情だったり・・・。部活マンガであれば少年誌でも人気を博しているジャンルの1つですが本作は違います。熱血や友情などをあざ笑うかのようなベクトルの笑いが心地良いくらいの作品です。
学生時代に運動部に所属していたという人であれば、共感できる部分も多いんじゃないかと思います。とにかく部活をサボったり楽する事しか考えていないサッカー部員2名を中心に描かれている、今までにありそうでなかったギャグ漫画です。
全2巻なのであっという間に読み終わってしまいますが、もっと読みたいと思える作品でした。ギャグ漫画が好きな人はもちろん、学生時代に部活があまり好きじゃなかった人にもおすすめです。
磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~(全16巻)
花のお江戸に暮らす青年武士・磯部磯兵衛の夢は立派な武士になること。そのため武士道学校に通い、日々精進…する予定!?実際は励まず学ばず勤しまず、ぐっだぐだな日々を送る磯兵衛の物語、幕を開けるで候。
時は江戸時代、立派な武士になることを夢見ている磯部磯兵衛という1人の青年がいました。彼は努力をせず、いつも怠けているばかり。いわば「楽して立派な武士になりたい」という、とんでもない男で、今の言葉で言うニートみたいなもんです。
江戸のテイストをふんだんに利用したゆるい雰囲気の笑いは、色んな意味で切り口が斬新なギャグ漫画と言えるでしょう。全体的にはぐだぐだですが、最後はしっかりと落ちます。全体的なゆるい雰囲気とは相反してツッコミの鋭さも魅力的なので、絵の雰囲気で敬遠してしまうと勿体無いです。
磯部磯兵衛物語 第1巻
暴れん坊本屋さん(全3巻)
切なくも心暖まる作品を描くマンガ家・久世番子。実は彼女にはもうひとつの顔があった!ある時は自分のコミックスを大量に発注し、ある時はマナーの悪い立ち読み客を呪い、ある時は注文した本が届かないとぼやく。そう、彼女は「暴れん坊本屋さん」だったのだ!!マンガ家兼書店員の久世番子が本屋さんの本音や裏話を描いた赤裸々エッセイコミック登場!!
「本屋さんあるある」が多数織り込まれた作品で、書店好きの人にはたまらない作品です。「ボーイズラブの本にカバーを付けるのは緊張する」などの、本屋さんならではの視点が垣間見えるのがメチャクチャ面白いんですよね。
個人的には絵も可愛らしく見えますし、すごく読みやすいマンガと言っていいでしょう。本屋さんで働いた経験がある人はもちろん、本屋さんが好きな人なら男女問わずに楽しめるマンガだと思います。
全3巻であっという間に終わってしまいますが、楽しみながらも本屋さんに対する様々な疑問が解決する良作です。字が少ないわけでもないのに読み終わるまでの時間があっという間なのはさすがです。
魔方陣グルグル(全16巻)
勇者マニアの父に育てられた少年ニケ(勇者:レベル1HP10MP0)と、魔法オババに育てられたミグミグ族の少女ククリ(魔法使い:レベル1HP6MP8)。そんな2人が出会ったとき、摩訶不思議な恋の魔法が発動し、壮大な冒険物語の幕が上がるのだった!お約束キャラの『キタキタおやじ』に『さっぱり妖精』、某国民的ゲームを思わせるツッコミウィンドウなど、思わず吹き出すネタが散りばめられたRPG風ギャグファンタジー。
勇者として育てられた男の子と、魔方陣を描くことで魔法が使える女の子が旅をするロールプレイング系ギャグ漫画です。レベルという概念が一応ありますが基本的には適当ですし、そもそも勇者として育てられたのに適正が盗賊っていうハチャメチャ感が最高なんですよね。
私は小学生の頃、魔方陣グルグルのアニメを見ていて、当時ものすごく爆笑していたのを覚えています。個人的にはアニメのように動きがあった方が断然面白いとは思いますが、キレのあるギャグは漫画でも破壊力抜群だと言えるでしょう。
ゲスい下ネタに頼るのではなく正攻法で笑わせにくるセンスも抜群な本作品。後半に少し失速が見られるのが残念ですが、前半はメチャクチャ面白いので読んだことがない方はぜひともどうぞ。
ぼくのわたしの勇者学(全6巻)
私立ホーリーランス学園に現れた勇者・鋼野剣。転校生かと思いきや教師として赴任してきた彼は、生徒達を勇者にするために勇者学を教えると宣言。勇者とは思えない行動を繰り返す鋼野の授業が今、始まる!!
勇者が転校してきたかと思いきや、まさかの担任っていう急ピッチなスタートを切った本作。ツッコミが鋭くて良い味を出しているギャグ漫画です。笑える部分と普通の部分の落差がすごいですが全体的に手数が多く、上手くまとまっている印象を受けました。ただ、このマンガに関しては「ゲーム好き」であることが、楽しむための条件のような気がするんですよね。
他の勇者系ギャグ漫画であれば「勇者は世界を救う人」くらいの漠然としたイメージでいいのですが、本作においては「勇者のなんたるか」を知っているかどうかで、評価が大きく分かれてしまうような気がします。ゲーム好き、特にRPG好きなら文句ありません。今すぐ勇者学を学びにGO!
僕の私の勇者学 第1巻
荒川アンダー ザ ブリッジ(全15巻)
荒川の河川敷に住む不思議な人々と、一人の青年の魂の交流を描く、可笑しくもどこか切ない人間物語。
ふとしたことがキッカケで橋の下に住むことになってしまった主人公が、同じようにして暮らす人々と触れ合う姿をギャグ色全開で描いた作品です。ギャグ漫画が好きな人の中では非常に根強い人気を誇っています。
基本的な笑いは電波系でシュールとはまた違った意味のよくわからない笑いだったりもするのですが、これが堪らなく面白いんですよね。あ、もちろん正攻法で笑わせにくる場面も多いです。
意外と設定も凝っていて手数も多く、絵がシンプルで入ってきやすいという部分もプラス要素ではないでしょうか。文章をガチガチに詰め込んだ感もないので取っ付きやすいと思います。
荒川アンダーザブリッジ 第1巻
よんでますよ、アザゼルさん(全16巻)
悪魔を召喚・使役し、どんな難事件も解決へと導く悪魔探偵・アクタベと、ムリヤリ悪魔と契約させられた、助手さくま。でも契約の相手は、最悪におバカでセクハラでお下品でプリチーな下級悪魔ばかり……。ひと言で言うと、「こんの野郎――!!そのスカしたツラにウンコ塗りたくってやんぜ―――!!」
このマンガは悪魔を使ってお客様の依頼を解決することを生業としている、探偵事務所に召喚された悪魔の物語です。見た目は少し愛嬌があって可愛くも見えるのですが、中身はとんでもないゲス野郎というギャップが堪りません。
不思議と「登場するキャラクターが魅力的な点」や「派手に血を吐くバイオレンスな描写が何故か笑いに繋がる点」が魅力だと思います。このマンガは下ネタ&ホラー&バイオレンスで構成されていますが、下ネタ耐性がないと間違いなく笑えないので、そのあたりは注意が必要ですかね。
特に後半になるにつれて下ネタ色は強くなっていくので、下品な笑いが好きじゃないと読めないでしょう。とりあえず1巻を読んで判断してみるのもアリだと思います。
よんでますよ、アザゼルさん 第1巻
しろくまカフェ(全5巻)
みんながのんびりくつろげる「しろくまカフェ」。マスターのシロクマさんは、今日も常連客のパンダくんやペンギンさんにもじりを効かせたシュールなギャグをお見舞い中。そんなある日、パンダくんはパンダのバイトをすることになり…? ヒト&動物の新世紀ゆるふわ共存ギャグ、はじまります。
ほのぼの癒し系ギャグ漫画です。このゆる~い雰囲気、めっちゃクセになります。主人公がシロクマとパンダで愛嬌もありますし、見ていて癒されること間違いありません。
やってることは典型的な親父ギャグなんですが、シロクマとパンダがやるとなぜか笑えるという不思議。下ネタや下品なネタが嫌いな人も、大いに楽しめるギャグ漫画だと思います。年齢を問わず、特に女性層の支持が高そうな本作品。男性の方も気になる女性に「面白いマンガあるんだよね~」って言いながらおすすめしてみてはどうですか?(私のように)
このマンガを読んだら、とりあえず行きつけの居酒屋で「竹大盛り」って言っちゃいますよね。え?言わないって?
しろくまカフェ 第1巻
青春兵器ナンバーワン(全7巻)
世界征服を企む人造人間集団“ナンバーズ”。 彼らに対抗すべく極秘に組織された“MAPPO”のエージェントの一人、北斗英二は高校生である。そんな彼のクラスに転校してきたのは“ナンバーズ”最強の戦士・難波零一(なんばぜろいち)! 混乱しながらも零一の排除に乗り出した英二だが――!? 青春狂騒曲ギャグストーリー開幕!!
いかにも少年ジャンプが好みそうな作風ですが、青春×バトル×ギャグという大人気要素をふんだんに織り込んだ学園モノのギャグ漫画です。キャラクターの絵的にも出オチ感が強いような気がするものの、内容を読むとそれが勘違いであることにすぐ気が付くことでしょう。本格派のギャグ漫画だと思います。
現役の学生さんにはもちろん人気が高いでしょうし、とっくに学生を卒業したという社会人の人が読んでも楽しめるような「学生あるある」が多用されているので、年代の差によるジェネレーションギャップなんかも起きにくいのではないでしょうか。緩くて笑える優しい雰囲気も魅力の1つですので、女性が読んでも楽しめるんじゃないかと思います。
青春兵器ナンバーワン 第1巻
世紀末リーダー伝たけし(全13巻)
ポッポ小学校に入学したたけしは生まれ持った熱きリーダー魂とオッサン顔で、たちまち町中にその名をとどろかす。友達のピンチ、悪人の襲来、ダンディコンテスト、学園祭、遠足…誰かが困ったときに必ず解決してくれる、まさにリーダー的存在なのだ!
友情あり、笑いあり、涙あり・・・。少年誌における「人気が出る要素」がテンコ盛りの本作は、良くも悪くも絵が非常に特徴的で、見た目もキャラも濃い1人の小学生を中心に展開されるギャグ漫画です。
結構な下ネタとくだらないギャグを放り込んできたかと思えば、いきなり素敵な話になったりするので色んな意味で驚かされます。しかもその話がハンパ無く感動したりするんですよね。
「う〇こを漏らして、トマトを食べる」話とか本気で泣けます。・・・読んだことが無い人にとっては、ここだけ聞いても意味わからないと思いますけど。「そんなんで泣けんの!?」って感じでしょうけど。私の周りには「絵が受け付けない」という人も多かったくらい見た目がセクハラではありますが、絵の好き嫌いだけで読んでいないのは勿体無いと思います。
世紀末リーダー伝たけし 第1巻
描かないマンガ家(全7巻)
進化し続ける漫画業界に新たなマンガ家が現れた。“描かないマンガ家”である!絶対にハズさないマンガ家・器根田刃(きねだ・やいば)先生のNEVERSTARTINGSTORY!!
なんとも言い難い魅力に包まれた本作は、勢いのあるまま感動のフィナーレを迎えました。途中から「どうやって終わるのか」が気になって仕方ありませんでしたが「まさかその手でくるとは!?」と思わせるフィナーレに満足です。
漫画家志望の専門学校生が主人公で、なにかと理由を付けてマンガを描かないということを、面白おかしく描いています。しょうもない主人公なんですけど、なにやらテスト勉強をしていた頃の自分を思い出すんですよね。
当然ながら、感情移入すると言うよりも「こういう奴、いるよね~」という笑いですので、多くの人の共感を呼ぶことでしょう。漫画家の世界を垣間見れるという楽しみもありますし、なにより全7巻という決して長くないボリュームを走り続けてくれるマンガです。
描かない漫画家 第1巻
べしゃり暮らし(全20巻)
ウケるためなら命がけ!?吉竹高校3年の上妻圭右は、自称“学園の爆笑王”。その才能は、昼の放送でいかんなく発揮される!だが、ある日大阪から転校してきた元芸人・辻本潤の出現で、圭右大ピンチに!?
プロの漫才師やお笑い芸人が作るような笑いに焦点が当たっており、もはや普通のギャグ漫画ではありません。くだらない笑いなどではなく、計算された笑いをメインに構成されています。
特筆すべきは、その成長ぶりです。主人公の成長と共に笑いのレベルも上がっていくため、巻数が進むにつれて徐々に引き込まれていくでしょう。序盤で「つまらない」と感じて読むのを止めてしまうのは、非常に勿体無いと思います。というか、間違いなく勿体無いです。
学校が舞台になっていて人間ドラマや青春的なストーリーも堪能できるので、笑いが好きな人にはもちろん、多くの人に読んでもらいたいマンガの1つです。
べしゃり暮らし 第1巻
坂本ですが?(全4巻)
この物語は、とあるクール、いや、クーレストな高校生・坂本の学園生活を綴ったものである――。入学早々、クラスの、いや学校中の注目を集める一人の生徒がいた。その名は坂本(さかもと)。彼にかかれば、ただの反復横跳びは、秘技「レペティションサイドステップ」へと変貌し、上級生からの「パシリ」は、「おもてなし」へとクラスチェンジする。そんな彼のクールな一挙手一投足から、目が離せない。
私はこの作品を読んでキングオブシュールだと思いました。坂本君、最高ですよ。恐らく、地球は彼を中心に回っています。「クール、クーラー、クーレスト」の名に恥じない数多くのシュールな展開は、多くの人のクスクス笑いを誘うことでしょう。スベリ知らずというわけではなく、スベリ笑いを味方にしているという感じ。
全4巻という短いストーリーなのも、ちょうどいいです。中だるみせずに最後まで走り続けてくれました。私はしばらく読まず嫌いだったのですが、実際に読んでみたらかなり面白かったです。
やっぱ人気のある作品には、それなりの魅力が備わっているということなんでしょうね。連載当初に読んでいれば良かったなぁ…。私が思うに「真面目にフザけろ」って、多分こういうことです。
ドン・キホーテ 憂い顔の騎士 その愛(全2巻)
「学園革命伝ミツルギ」の名コンビが送る待望の新作は世界の名作を完全超訳!スペインのラ・マンチャに暮らすアロンソは、働きもせずに身体を鍛え騎士道物語を読みふける毎日を送る残念な中年男。しかし、ついに本物の騎士を目指す旅に出ることを決心する――!?嫌々ながらもついてくる従者(※美少年)をお供に、心優しき憂い顔の騎士の冒険の旅が今、はじまる!!
世界中で聖書の次に読まれているという名作「ドン・キホーテ」を完全超訳した作品なのですが、ところどころに大真面目なギャグ要素がテンコ盛りな作品です。真面目とギャグは相反する言葉のようにも思えますが、読んでもらえたら意味がわかるかと思います。
かの有名な風車に突っ込むシーンなんかもありつつ、面白おかしく「ドン・キホーテとは何たるか」を知ることができるでしょう(それが正しいとは言ってない)。丁寧な言葉遣いから生み出される破壊力抜群の世界観は、ギャグ漫画好きの人にとっては必見の代物と言っても過言ではありません。
全2巻という短すぎるボリュームは、もっと読んでいたかったという要求と共に濃密な時間を与えてくれるはずです。
ドン・キホーテ 第1巻
柔道部物語(全11巻)
俺は三五十五(さんご・じゅうご)。高校に入学したばかりで何も知らない俺は、先輩たちの甘い言葉に乗せられて柔道部に入ることにした。ところが、入部したとたん、先輩たちの態度が豹変。シゴキはあるわ、坊主頭にさせられるわ、もちろん女の子との交流会なんて真っ赤なウソ。でも、一度やると決めた柔道だ。強くなってみせるぞ――!!読み出したら止まらない!!珠玉の本格柔道コメディ、第1巻!!
内容はちゃんとした柔道を題材にした物語で、笑いあり涙ありの作品です。本来であれば純粋なスポーツ漫画なのですが、あまりにもエッジの効いたギャグや笑えるポイントが多く用意されているので、こちらにもエントリしました。
体育会系の笑いが数多く用意されていて、笑い的にメチャクチャ上手い表現が多いですし、柔道を知らなくてもメチャクチャ楽しめる作品だと言っても過言ではありません。「本作品を読んで柔道を始めた人もいるんじゃないか?」と思えるくらい素敵な作品です。
割と古い作品ですが笑いの種類は決して古くないので、今読んでも十二分に笑えるでしょう。スポーツの面白さと笑いの両立した作品が読みたいという人には、自身を持っておすすめします。
高橋さんが聞いている。(全8巻)
現役女子高生アイドル・高橋エナには人には言えない趣味がある…。それはクラス委員長・奈良くんと地味系男子・御影くんのボケまくりの会話を盗み聞きすること。こんな趣味がバレたら、あっという間に信用はカタストロフ!ツッコミたいけど、ツッコメない!緊張感と後ろめたさたっぷりの盗み聞きショートギャグ、開幕!
「盗み聞き」が趣味の高校生アイドルが、クラスの男子の会話を盗み聞きし、その会話に脳内でツッコミを入れるという形式のギャグ漫画です。無音のヘッドホンをしながら聞き耳を立てているという部分に、この上ないアホさ加減が感じられていいですね。
ツッコミのワードセンスも独特な空気を持っているので、マンガという媒体を上手く使っているという印象を受けました。その実、やっていることはトリオ(小ボケ、大ボケ、ツッコミ)のコントに似ていて、すごく入ってきやすいと思います。笑うというよりは「あー、そういうワードをチョイスするのね」というような感じでしょうか。
あくまで「美少女が盗み聞きをしている」という初期設定を念頭に置いて読むことで、初めて真価が発揮されるギャグ漫画と言っていいでしょう。
高橋さんが聞いている。 第1巻
ピューと吹く!ジャガー(全20巻)
酒留清彦はミュージシャンを夢見る17歳。ある日、意を決してオーディション会場へやってきた清彦は、そこで謎のフエ吹き男と出会う。彼こそが、この後の清彦をギャグ人生へと誘うジャガーさん、その人であった!!
ハッキリ言って1周回って意味が分からない作品です。とにかく手数が豊富で、読者を休ませるということを知らないギャグ漫画ですね。笑い自体は本当に意味不明なものが多いのですが、1度ハマってしまうと立て続けに追い打ちがくるので危険です。
話の序盤でハマってしまったら、最後には腹筋崩壊してしまうくらいの破壊力を持っています。正直言って読む人を選ぶ漫画であることは間違いありません。極端な話をすれば「評価されるのは0か100か」というような作品だと思います。0の方になっちゃったらアレですけど、100の方になったら「これ以上のギャグ漫画は存在しない!」と言い切ってしまうくらいの信者になってしまうこと間違いなしです。
笑いの種類はシュールなのかな・・・。シュールじゃないか。厳密に言えば「意味が分からないという笑い」だと思いますが、なにか?
ピューと吹くジャガー 第1巻
すごいよ!!マサルさん(全7巻)
うすた京介先生がピューと吹くジャガーの前に描いた作品で作風もほぼ同じです。笛を吹くか、めそセクシーコマンドーをするかの違いでしかないです。読んだことがない方は「セクシーコマンドーってなに?」って思うかもしれませんが、それは読んだ私にもわかりません。とにかく意味不明な笑いを突き詰めています。
ピューと吹くジャガーの方が絵が綺麗で読みやすいので、そちらを読んでみて合うのであれば、間違いなく「すごいよ!マサルさん」も楽しめると思います。言わずもがな「どっちも面白い!」か「どっちもつまらない!」という感想になるかと。
どちらも読んだことがないのであれば、個人的にはジャガーを読んでからコチラを読むのをおすすめしますよ。コチラも「読む人を選ぶ漫画」で間違いないですけど、なにか?
すごいよ!マサルさん 第1巻
魁!!クロマティ高校(全17巻)
賭けんのか――っ!?賭けますよ――っ!!講談社が社運を賭けた、どう考えても絶対不安なこの一冊。本当にうっかりで、ワルの巣窟・都立クロマティ高校に入学してしまった神山高志(かみやま・たかし)16歳と愉快な仲間たちが繰り広げる脱力系ギャグの金字塔!まぁ読んどけ!!
少年マガジンが誇るギャグ漫画の金字塔と言えば、コチラの作品ではないでしょうか。「しっかりと狙い通りのボケ+ツッコミ」という王道を押さえつつも、意味の分からない笑いなどまさにテンコ盛りです。
ストーリーとしては不良の巣窟とも呼べる底辺高校に優等生が入学してしまったというものですが、不良たちと優等生との温度差が面白いです。あとゴリラ。絵の線が濃くてゴチャゴチャしているのと、セリフが多いあたりがガチャガチャしつつも、読んでいて脱力させる笑いのクオリティは「さすが」の一言。
「絵が見にくいのさえ何とかなればなー」って思ったこともありますが、絵が見やすくなってしまったらそうれはもうクロマティ高校じゃないことに気付きました。
魁!!クロマティ高校 第1巻
ボンボン坂高校演劇部(全8巻)
時計坂高校一年の順菜正太郎は、入学式当日すれ違った美少女・日比野真琴に一目惚れ! しかし彼女の後ろ姿を追い、演劇部の部室へたどり着いた正太郎を待っていたのはなんと体は男で心は女、そして三頭身の部長・徳大寺ヒロミだった! 部長ヒロミに気に入られてしまった正太郎の高校生活は…波乱の予感!?
高校のヒロインである真琴に想いを馳せる主人公の正太郎と、その正太郎に惚れてしまったヒロミ(演劇部部長のオカマ)を中心に展開されるギャグ漫画です。良くも悪くも王道で軽い下ネタや恋愛要素もありつつ、しっかりと笑いのツボを押さえてきます。くだらないっちゃくだらないんですけど、ヒロミのキャラはズルいですよね。
ギャグ漫画ではあまり考えられない女性キャラの透明感も魅力です。昔、真琴の絵にドキドキしたなぁ。別の意味でヒロミにもドキドキしたけど。したけどって言うか「させられた」けど。時代的にも今後このようなマンガがジャンプで連載されるということは考えにくいです。ぜひジャンプ全盛期と呼ばれる時代を支えたギャグ漫画を読んでみてください。
ギャグマンガ日和(全15巻)
古今東西のネタを盛り込んだ、めくるめくギャグマンガ登場。うすた京介先生を始め各界から絶賛を受けたヘンテコワールドがキミの臓腑をじわじわ刺激する!
私の中ではウザい笑いの究極系です。とにかくウザくてしつこい笑いだと思います。ハッキリ言って絵も綺麗じゃありませんし、読む人をかなり選ぶ部類です。「ペリーが間違って白い船で来航してしまった」とかアホすぎるでしょ。
手数が多いので、ツボにハマると一気に持っていかれてしまいます。というか、持っていかれてしまいました。聖徳太子シリーズやうさみちゃんシリーズなど、数多くのシナリオが用意されてるのも嬉しいポイントです。誰にでも好みのシリーズができるかと。
ちなみにうさみちゃんの顔は怖く、夢に出てこないような配慮が必要になると思うので注意してください(私はうなされました)。単行本1冊の中にお腹がよじれるくらいツボに入るポイントが1箇所くらいあります。他はスベってると言っても過言ではありませんが、その1箇所のために読んでいる自分がいるんですよね。
ギャグマンガ日和 第1巻
じょしらく(全6巻)
ガールズ落語漫画(in楽屋)!人気イラストレーター・ヤス氏と、『さよなら絶望先生』の久米田康治氏が組んだ新境地!?高座がハネた女子落語家が、楽屋でゆるゆる女子トーク♪「おあとがよろしいようで」から始まるガールズ落語家マンガ!※この漫画は、女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただく漫画です。
なんてことない女子同士の会話にスポットが当てられているギャグ漫画で、古典落語を交えながら描かれている話が多く、巻末では作品解説もされていて「1作品で2度美味しい!」的なマンガです。
落語女子とは言え、その辺にいる女のコと変わらないのでしょう。雑談のあるあるが身近で、よく見るような光景のように思えます。話の飛躍の仕方なんかもリアルですし、妙に親近感を覚えるような作風だと言っても過言ではありません。
たまーにちょっとしたお色気シーンがあるのも男性読者には嬉しいポイントだと思います。全6巻という読みやすいボリュームもおすすめする理由の1つです。
じょしらく 第1巻
エンジェル伝説(全10巻)
成績優秀、品行方正な高校生・北野誠一郎が転入早々『番長』に!?一体なぜッ!?――そう…彼の顔は不良も震え上がる超・極悪顔だったのだ!!北野君の天使のような優しいハートを置き去りにして、ハードな学校生活が急加速していく!!最“恐”顔ギャグ降臨!!
表紙の絵だけじゃ絶対に読まなかった作品ですが、いきつけのラーメン屋さんに置いてあったのを読んで夢中になりました。見た目が怖いだけで中身は心優しい少年であるにも関わらず、その見た目が強烈すぎて多くの人から誤解されて生きる主人公、北野誠一郎の学校生活を描いた作品です。
一切の喧嘩をせずに番長までのし上がったり、財布を届けようとしただけなのに「財布をナイフと聞き間違われて、大変な事態に発展」するなど、非常にぶっ飛んだ世界観を持っています。
他にも公園で掃除するつもりが他校の不良を一掃することと勘違いされてしまったり、とにかく面白いです。エンジェル伝説を読んで勘違い・すれ違いが巻き起こす笑いを堪能しましょう。アンジャッシュのコントが好きな人なら多分ハマります。
エンジェル伝説 第1巻
お茶にごす。(全11巻)
「平和な心と生活を手に入れたい」と願い、茶道部に入部した最強の不良・デビルまークン!彼は暴力の連鎖から逃れ、優しさの道を極めることが出来るのか…?
同じ作者が描いた「今日から俺は!!」という不良漫画のギャグ要素が結構好きだったので、本作も迷わず読みましたが、非常に完成度が高く仕上がっており、大変満足しました。中だるみなどせずに一気に読み進められたのは、もしかしたら全11巻というボリュームのせいかもしれません。本当に一気に読み切ってしまうと思います。
そして単なるヤンキー漫画とギャグ漫画の融合というわけでもなく、どこか考えさせられる笑いというか深みのある笑いというか・・・。とにかく茶道部と不良のコラボってだけでも読む価値があると思いますね。読む人によっては不快になってしまうような下ネタも無いので、安心して読めるでしょう。茶道部の方にぜひおすすめです。
お茶にごす。 第1巻
SKET DANCE(全32巻)
学園生活の中で、誰もが一つや二つ抱えてしまう悩みや問題。それらを何でも解決してくれる、学園生活の助っ人になってくれるヤツらがいた!彼ら学園生活支援部――通称“スケット団”に、今日も仕事の依頼が舞い込む!!
「ただ、くだらない話を楽しそうにだべっている」という日常の風景が非常に面白く描かれています。舞台が学園生活なこともあり、まさに少年誌で人気が出るのがわかる作品でした。ギャグの1つ1つやツッコミの1つ1つも面白くて、銀魂と比較されることが多いのも頷けますね。ドタバタ感もありながら、テンポ良く読まされてしまうあたりは流石です。
個人的にはシリアスシーンはあまり好きじゃなかったのですが、それを差し引いても非常に面白いギャグ漫画だと思います。全32巻という大ボリュームでいながら、ちゃんと物語も完結しているので、次回作に早くも期待してしまうほどですね。
SKET DANCE 第1巻
男子高校生の日常(全7巻)
ネットで話題騒然となった、「男子高校生の日常」の単行本1巻がついに登場!ショートギャグ15本に加え、「お嬢様の日常」、描き下ろし「女子高生は異常」が収録され、読み応え十分な1冊です!!!
男性の方々、お待たせしました。あるあるの渦に巻き込まれること必死なギャグ漫画の紹介です。この作品は一切の華がない男子高校生の単なる日常を描いた作品なのですが、男子特有のノリのようなものが上手く描かれています。
女性からの共感は一切得られそうにもありませんが、男性の方で特に男子校出身者や女性とあまり絡まなかった人の共感は十二分に得られるのではないでしょうか。私は大いに共感しました。
「こいつらアホだなー」って思いながら読みつつも、自分の胸に手を当ててみると、同じようなことをした経験があったり、なかったり。とにかく「気持ちはわかる」のオンパレードです。誰もが思い出したくない、過去の若気の至りや黒歴史のようなものを彷彿とさせるグダグダな日常をとくとご覧あれ。
男子高校生の日常 第1巻
湯神くんには友達がいない(全16巻)
転校生・綿貫ちひろの隣の席の湯神くんは、ちょっと…というか、すごく変わってます。野球部のエースでありながら、野球部に溶け込んでないし、クラスでもなんとな~く浮いた存在…そんな湯神くんは、いつだって一人を満喫しています。新感覚お一人様コメディー開幕です!!
人は成長していく過程である程度の空気を読む能力を育んでいくものですが、本作の主人公でもある湯神くんはその能力を全く有していません。しかし言い方を変えれば「芯がある」「我が道を行く」などの芯がある人格とも言え、単に変人という言葉で括ってはいけないような気もするんですよね。
屁理屈が上手いという面から勝手に文科系だと思っていたら、野球部のエースというオマケ付きです。普通はチームワークとか言うところを「野球は9割ピッチャーで決まるんだ」って言い放ってしまうあたり、規格外の笑いが期待できるでしょう。
湯神くんには友達がいない 第1巻
俺物語!!(全13巻)
剛田猛男は高校1年生。身長2m・体重120kg(いずれも推定)。好きになった子は、いつも幼馴染みのイケメン・砂川の方に行っちゃうけど、真っ直ぐで不器用で鈍感で、男子からは超モテモテ!ある朝、通学電車の中で、ひとりの女の子を痴漢から救ったことで猛男にも春到来の予感…!?笑って泣けて、胸キュンも満載の、爆笑純情コメディー!
通常のギャグ漫画とは趣向が異なりますが、読んでいてほっこりと温かい気持ちになれるという部分と、共感が得られる場面が多く思わずニヤけてしまうという部分でエントリしました。
簡単に言うと「男目線の少女漫画」と言ってもいいと思います。表紙の絵からは想像できないほどの、正統派なラブコメです。この作品がキッカケで、少女漫画に興味を持ったという男性の数も多いのではないでしょうか。
これを読んでしまった男性の読者は、少女漫画を読み漁ったりして「乙女路線まっしぐら」になってしまう可能性すら、あるかもしれません。主人公も愛されキャラですし素直な気持ちで応援できます。実写化されたこともあり非常に話題になりましたが、誰にとっても間違いない作品だと言えるでしょう。万人におすすめできる名作です。
俺物語!! 第1巻
繰繰れ!コックリさん(全12巻)
コックリさんのコックリさんによるコックリさんの為の、超虚脱系ゆるふわコメディー疲れたOLとかが読むといい全力脱力なハートフル?四コマ。言いたいことはいっぱいあるが「幼女×イケメン」にピンときたら読むがいいよ。
残念なイケメン設定のコックリさんと幼女が織りなす脱力系ギャグ漫画と言えばコチラです。「コックリさん」と聞けば、怪奇現象というか怖いことのように捉えがちですが、本作にはそういった描写がまったくありません(ある意味、怖くはありますが)。
短編集のような感じで、テンポよく進んでいく展開もgoodです。オチが多くなるにも関わらず、しっかりとまとまっている点は、もっと評価されてもいい部分ではないでしょうか。
特筆すべきは「読む人を大きく選ぶ」という点ですね。ギャグ漫画の時点で、笑いは人それぞれだと思いますが、本作品に対しての「合うor合わない」は非常に顕著だと思います。男性向けというよりかは女性向けなので、女性の方で「面白いギャグ漫画が読みたい!」という方におすすめです(ある意味グロ注意)。
繰繰れ!コックリさん 第1巻
恋愛フラグ0女子の迷走(全2巻)
ほとんど男しかいない島に引っ越すことになった主人公・遠野姫妃。姫妃には、イケメンにモテたい!という野望があった。しかしこの島にはイケメン同士しかくっつかないという言い伝えがあって――。
簡単に言うと「逆ハーレムに憧れた女の子」の話で、どうやっても絶望的にモテない展開がまぁ面白い作品です。見た目は純情可憐な感じの女の子が、可愛いアピールするときの可愛さと、裏でゲスな事を考えているときのゲス顔のギャップがとにかく面白い!
普通は田舎娘が都会の親戚の家に行くのがセオリーだと思うんですけど、男だらけの田舎にホームステイ(しかもイケメン揃い)っていう設定もまたズルいんですよね。ノリ的にはBLモノに近いかもしれませんが、男性が読んでも面白いハズ。個人的には「男性にも受け入れやすい女性視点のラブコメ」じゃないかと思っています。
恋愛フラグ0女子の迷走 第1巻
ムダヅモ無き改革(全16巻)
元内閣総理大臣の小泉ジュンイチローが特異の「麻雀外交」で外敵を次々となぎ倒す痛快麻雀アクション!!
コチラは、チート級の技が飛び交う麻雀漫画であって、いわゆる普通のギャグ漫画とは違うのですが、私の中で「ここまで笑える麻雀漫画は読んだことがない!」ということでエントリしました。改革というワードと第1巻の表紙が物語っているように、とある日本の元首相がモチーフになったキャラクターを中心に、各国の首脳と麻雀バトルを展開していきます。
そこのバトルでは点棒ならぬ点戦闘機が賭けられていたり、時には点テポドンなんてことも。とにかく無茶苦茶な麻雀漫画なんですよね。それぞれのキャラには得意技や必殺技のようなものがあり、主人公の小泉ジュンイチローはやたら國士無双でアガリますが、握力で牌を削ってハクにするとか・・・もはやギャグでしょ。
関連:こんな麻雀漫画は見たこと無い!『ムダヅモなき改革』を紹介する
とっても!ラッキーマン(全8巻)
日本一ツイてない中学生・追手内洋一。そんな事とは無関係に、ある日、宇宙で大爆発が発生、宇宙人が続々と飛来し始めた!だが、そこへ地球を守ろうと一人の正義の味方が現れた!その名はラッキーマン。実力はないが、幸運度は宇宙一!洋一と合体して地球の危機に挑む!
絵とか全然惹かれないんですけど、設定が非常に秀逸な作品です。同じ少年誌の中でスーパーサイヤ人やら戸愚呂120%とかやってる後ろで「ラッキーのみで勝ち続ける存在」として、さり気なく光っていました。
普段は、めっちゃツイてない少年が、ラッキーマンに変身した瞬間から「ツイてツイてツキまくる!」というギャップが、見事な笑いを生み出しています。普段は目も当てられないくらい悲惨ですからね。キャラの名前に見え隠れする遊び心というか悪意というか・・・。そういう部分も楽しめるので、まさに鯨のような「捨てる部分がない作品」かもしれません。
登場時の「ラッキー、クッキー、〇〇〇」に合わせて遊んでいた小学生の頃が懐かしいです。ちなみにアニメの主題歌は、その登場時の決まり文句に合わせて八代亜紀さんでした。
とっても!ラッキーマン 第1巻
幕張(全9巻)
千葉県の幕張にある高校の野球部を舞台に、3度の飯よりおっぱいが好きな塩田鉄人(しおだ・てつひと)とロリコンで変態な奈良重雄(なら・しげお)が活躍する青春下ネタギャグコメディ。幕張南高校の野球部に仕方なく入部した塩田と奈良は、生徒に手を出した野球部監督・野村(のむら)を脅迫してファミレスで飯をおごらせる。しかし、野村は財布を落としてしまい、塩田達は勘定をどうするかで奇策をめぐらせて……!?
「一見まともに見えるが、どこかおかしい塩田」と「あきらかにおかしい奈良」の2人が繰り広げるくだらない日常を描いたギャグ漫画で、基本的には下品な笑いです。連載当初は時折出てくるエロシーンと他マンガのパロディーを楽しみに読んでいましたが、爆笑したことはありませんでした。
それでもジャンプにおける他のマンガからネタを引っ張ってくる技術は秀逸だといえるでしょう。これ以上ないタイミングでビシっと決まっています。当時のジャンプ事情を知っている層には結構受け入れられるんじゃないかと思います。
野球部ですが野球の描写はほとんど出てきません。野球を絡めたギャグを希望する方は、同作者の「泣くようぐいす」がおすすめです。
幕張 第1巻
新ジャングルの王者ターちゃん(全20巻)
ジャングルに暮らす英雄・ターちゃんは、今日も動物たちの平和を守るため、密猟者、暗殺者たちと戦う日々を送っていた。しかし、ターちゃん宛にある日、異種格闘技オープントーナメントへの招待状が送られてきて…!? ちょっとエッチな伝説のギャグ格闘漫画、待望の続編第1巻!!
ジャングルを舞台に密猟目的の犯罪者などを取り締まったりする最強の男・ターちゃんを中心に繰り広げられるバトルとギャグが融合したマンガです。ジャンプの黄金期に連載されていましたが、今では絶対に考えられないほどの下ネタのオンパレードです。そのほとんどがくだらない下ネタで形成されています。
「エロいことを考えながら野菜炒めを作ったら、切られたニンジンの形がち〇こだった」とか、完全にアホでしょ。下ネタが好きな方は、お腹を抱えて笑うことになるので注意してください。
シリアスなシーンも多く含まれていますが、いきなり切れ味の鋭いギャグを放り込んできたりします。緊張と緩和が異様に上手いです。そんなことができるのは恐らくこのマンガだけではないかと・・・。
新・ジャングルの王者ターちゃん 第1巻
浦安鉄筋家族(全31巻)
大沢木家の小学2年生の次男・小鉄を中心に、その家族と仲間たちが千葉県浦安市を舞台に巻き起こすドタバタ不条理ギャグコミック!平和な朝食風景…と思いきや、大沢木家は一味違う!!オメーらとりあえずかーちゃんにあやまれ!
どちらかと言うと、子供向けのギャグ漫画かもしれません。あ、でも世代別に向けたパロディーネタも随所に織り交ぜられているので、世代を問わず楽しめる・・・のかなぁ。「描くのにすっげー時間かかるだろうなぁ」と思わずにはいられないほどの細かいコマ割りと、所構わず出現するう〇こが印象的な作品です。
大沢木家を中心に巻き起こる日常のドタバタ劇は笑えるかどうかは別にして、よく見るような昔ながらのギャグ漫画といった印象でしょうか。個性が強いキャラクターばかりで、展開も早く、読者に休む暇を与えません。個人的には土井津仁が好きです。・・・え?どこがって?・・・知りませんけど。
浦安鉄筋家族 第1巻
あたしンち(全21巻)
みかんのアルバイト、父と母の温泉旅行、他全32話。あたしンち特別編「みかん8才・ユズ5才」&「あたしンちスケッチ」を収録。
一度見たら忘れられないほどの強烈なインパクトを持ったお母さんを始め、どこにでもいそうな4人家族の日常を描いたほのぼの系漫画です。とにかくお母さんのインパクトが強すぎるんですよね。絵心が無い人でも、1回見たら似たような絵が描けるくらいの雰囲気を持っています。私の場合、お母さんの絵を初めて見た時は恐竜かなんかだと思いましたから。
多くの人に愛されたように、多くの魅力が詰まった作品ではないでしょうか。誰しもがあるあると頷ける笑いというのも、人気の秘密かもしれません。累計1200万部って普通にスゴイですよ。誰も傷付けない優しい笑いがここにあります。
あたしンち 第1巻
デトロイト・メタル・シティ(全10巻)
インディーズ界デスメタル最凶のカリスマ・クラウザーII世率いるバンド「デトロイト・メタル・シティ」!!でも彼らの素顔は…!?超話題のデスメタルGAG!!
斬新な切り口で脚光を浴びた至高のギャグ漫画と言っていいでしょう。「ダメな主人公が変身すると超人になる」系の設定は飽きるだけ見てきましたが、それがデスメタルバンドのボーカルというのは新しすぎますって。
最初は、主人公である根岸崇一の「普段とステージ上でのギャップ」に対して、ただ「くだらねー!」と笑うギャグ漫画。それが、読破する頃には感動すら覚えさせるという事実には、まさに圧巻です。
これだけ人気が出たんですから、少しは色気を出して引き伸ばしたりしそうなものですけど、キッパリ完結させた引き際の良さが、本作品を名作に仕上げたと言っても過言ではありません。全10巻、一気読み推奨です。
デトロイト・メタル・シティ 第1巻
さすらいアフロ田中(全10巻)
別れから始まる「さすらい」がある。千葉でトンネル掘りをするアフロヘアの契約社員、田中広。つきあってた彼女の浮気現場に出くわして、大失恋を喫したせいか、どうも毎日がすっきりしない。人生初の“トラウマ”がアフロ頭につきまとうのだった。さあ、人生リセット。嫌なことは全部忘れて、旅に出かけよう。平凡青年代表・田中広の自分探しのさすらいが、動き出す!
「高校アフロ田中→中退アフロ田中→上京アフロ田中→さすらいアフロ田中→幸せアフロ田中→結婚アフロ田中→子育てアフロ田中」という、遂に7部作にもなったギャグ漫画です。それぞれの作品において「田中が置かれている境遇」が変わっているだけで、根本的な要素は変わっておらず、非常に面白いアフロ田中ワールドが展開されています。
とにかく「くだらない笑い」ですが、個人的にはアフロ田中シリーズ独特の緩い雰囲気がめちゃくちゃ好きです。仕事で落ち込んだときとかに真っ先に読みたいタイプのギャグ漫画かもしれません。
シリーズを読んだことがないと言う人は、順番的には高校アフロ田中から読んだ方がいいと思いますけど、これから読んでも普通に楽しめると思いますし、最近の作品の方が絵は綺麗なのでお好みでどうぞ。
さすらいアフロ田中 第1巻
行け!稲中卓球部(全13巻)
“変態”前野、“あしたのジョーおたく”井沢、“ムッツリスケベ”田中、“ハーフでワキガ”田辺ミッチェル五郎、“女殺し”木之下、そして部長の竹田。稲豊中学校、卓球部の六人は、今日も練習に励んでいた。ある日、前野に告白しようとする女子が現れた!前野と「女なんかくそくらえ会」会長と副会長の間柄だった井沢は激怒して…!?あの伝説のバカたちが帰って来た!
非常に下品で下ネタ満載のギャグ漫画ですが、この世界観は唯一無二です。「くだらなすぎて笑える」という表現が適切ではないでしょうか。私は下ネタに関して得意な方ではありませんが、こんなん普通に笑いますよね。女性が読んでも平気だと思います。「男ってこんなバカな生き物なのね」くらいに思ってもらえれば。
登場人物も個性が強いキャラばかりで、全員バカだけど全員愛すべきキャラだと言えるでしょう。まともな人間が1人も出てこないというのも珍しいですよね(竹田はまとも・・・なのかな?)。
この世界観はギャグ漫画というカテゴリーの中でも突出した存在です。読んだことがない方は是非とも読んでみてください。
行け!稲中卓球部 第1巻
僕といっしょ(全4巻)
親ナシ、金ナシ、職もナシ。だけど俺らにゃギャグがある!『行け!稲中卓球部』の名匠・古谷実が問いかける、“人生って、何?”――母が死に、養父に捨てられた兄弟=すぐ夫(14歳)&いく夫(小3)。縁もゆかりもなく上京してみた“根無し草”ブラザーズは、シンナー依存症の辮髪(べんぱつ)孤児・イトキン(たぶん14歳)やイケメン秀才・カズキと、チン妙きわまる居候(いそうろう)暮らしをスタート。その手始めとして、出張ホスト会社「ホワイトペニーズ」をおっ立てるが……!?
母親が死んでしまって養父に捨てられた兄弟という世界観に悲壮感を感じるんですが、そんなの関係ねぇと言わんばかりのギャグの破壊力を誇っているのがコチラです。軽い人間ドラマのような感じも残しつつ、テーマが壮大で笑えるマンガってなかなか無いですよ。そういう意味でも本作は非常に洗練されている作品だと思います。
稲中同様「健全なマンガ」とは言い難く、読者を選ぶ作風ではありますが、実生活で「自分は不幸だ…」と感じるようなことがあった際には、迷わず手に取りたいマンガですね。
僕といっしょ 第1巻
最後に
ギャグ漫画というジャンルは、なかなか漫画のジャンルの中では脚光を浴びにくい部分だと思います。それゆえに「読んでみたら面白かった!」という宝の山だと思うんですよね。
本音を言うとお腹がよじれるくらい笑うとか腹筋崩壊なんて場面はほとんどありませんが、例えば頬が緩みっぱなしとかずっとニヤけてしまうというのが、面白いギャグ漫画の神髄だと思うんです。ちょっと落ち込んでしまったときのお助けアイテムとして、気になる作品があれば是非読んでみてください。