2014年頃に連載されていた大久保ヒロミさんが描く「人は見た目が100パーセント」というマンガをご存知でしょうか?2017年の4月からフジテレビにて桐谷美玲さん主演でのドラマが放送され、すごく話題になりました。本作は非常に笑える内容となっており、多くの女子が共感の渦に巻き込まれてしまう至極のギャグ漫画作品と言っても過言ではありません。
正確なジャンルとしては、美と価値観を問いかける抱腹微苦笑ビューティー研究ギャグ漫画だそうです。ここだけ見ても明らかに異色のマンガという雰囲気が漂ってきます。そこで今回は「人は見た目が100パーセント(全5巻)」の魅力(実際に読んでみた感想、レビュー)の紹介です。
※一部ネタバレがあります。
「人は見た目が100パーセント」ってどんなマンガ?
「女子力」や「美」というものに無縁のまま生活してきた3人の女子が、一念発起して「美しさ」や「女性らしさ」について学んでいく様子が描かれているギャグ漫画です。1話1話に明確なテーマがあって、例えば「まつげ」や「まゆげ」など1つのジャンルについて掘り下げていくスタイルを取っており、非常にテンポ良く読み進めることができるようになっています。
女性にとっては一種のあるあるにも似た笑いになったり共感できる部分が多いでしょうし、男性から見ても3人の迷走している姿が非常に面白く読める作品だと言えます。全4巻で読みやすいボリュームになっているのもおすすめ要素です。
「人は見た目が100パーセント」のエピソード:つけまつげ
ストレートなツッコミが笑いを生む
コミックス1巻
これは女性からすると一種のあるあるなのかもしれません。私は男なのでよくわかりませんでしたが、本来見せるべきである「つけまつげ」という武器が、見せることがNGの鼻毛に早変わりするというシンプルな流れが普通に面白かったです。
最近では例えツッコミなんてものが持て囃されていて、いかに面白く例えるかという部分がフューチャーされがちですが、こういうシンプルなのが1番面白かったりします。
もはやコントと言っても差し支えないような展開
コミックス1巻
「つけまつげを使ってボケてください」って言われたら、誰もが思い付きそうなことを割と真面目な雰囲気でやり遂げるというのが結構面白いです。冷めた雰囲気がありつつも的確なツッコミをしているという部分にも注目してください。
この3人は製紙素材の研究に携わっている3人なのですが、仕事を終えた後にこんなことをやっているなんて想像しただけで笑えてきませんか?もう冷静になって読めば読むほど「なにやってんだよ!早く帰れよ!」って思っちゃうんですよね。
1度のボケじゃ飽き足らず、そこからのかぶせ
コミックス1巻
本作では3人組ってのをフルに活用してきます。基本的には2人がボケて1人が突っ込むという王道スタイルですが、3人組ならではの「かぶせ」が非常に高い威力を誇っていると言ってもいいでしょう。ネプチューン然り、ロバート然り、東京03然り…。ツッコミとボケがいて、そこに更に大ボケがいるというのは非常に破壊力があります。
この2人が真剣なのかボケているのかは別にして、本当にツッコミが面白いんです。どっちかって言ったらぽっちゃりしている彼女の方が両目に施す感じのボケをやりそうなんですけど、そういうギャップなんかも注目して読んでみてください。
「人は見た目が100パーセント」のエピソード:柄パンツ
誰もが共感できる種類の笑い
コミックス1巻
「ラフな着こなし」ってのと「だらしない」ってのは紙一重で、着る人と見る人によって評価が大きく分かれるものです。「オシャレ、奇抜、ダサい」という境界には明確な基準が存在しないから難しかったりもします。さて上記画像ですが、ラフな格好に焦点を当てて柄パンツに挑戦してみようという流れから、実は穿いているのはパジャマで、ラフな感じがソックリだったからバレないと思ったというシーンです。個人的にはコレすげーわかるんですよね。
よくスカート姿のままキャッキャやってる女子が「あ、これ見せパンだから大丈夫!」って言う意味がわからないんですよ。「あ、これ下着じゃなくて水着でしたー」的な。たぶんこの角度の疑問は多くの共感を呼ぶのではないでしょうか。
お約束と言ってもいい笑い
コミックス1巻
誰もが最初のパジャマの時点で思ったであろう展開が待ち受けているのも、本作の大きな魅力の1つです。ダチョウ倶楽部にも通じるこの期待を裏切らない感じ…。もはやただのギャグ漫画とは違います。この3人組の中で1番若い設定(25歳)の彼女がこんな扱いになってるなんて想像するだけで笑えてきませんか?
ちなみに本作では決して参考にはなりませんけど「ちゃんと問題が解決された後のアフター」が用意されています。彼女たちも最終的にはしっかり柄パンツを着こなすレベルに到達するんです。そのうえで「オシャレは1日にしてならず」というようなちゃんとしたオチが用意されています。やってることはかなりレベルの高い笑いのように感じました。
最後に
このように面白い作品が実写化されることで注目を浴びるのはとても嬉しく思います。個人的には「キャスト違うんじゃね?」って思う部分もありますけど、まぁそこは置いといて…マンガに関しては非常に面白い作品です。
男の私が読んでいても楽しめるので、女子力を意識したことのある女性ならより一層楽しめるのではないでしょうか。全4巻(+1)完結済みです。興味のある人はぜひ読んでみてください。
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